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黒塀に犬矢来、格子戸の構え。玄関を入り下足番のおじさんに履物を預け番号札を受け取る。ゆったりとしたロビーの床間には、桜のお軸、お花、香炉のしつらえ。奥の庭を眺めながら暫し待つ。和服姿の仲居さんの案内で大広間(キャパ80名とのこと)のテーブル席に着き
[季節膳]を注文。口取り お造り 天ぷら 焼物 炊き合わせ 和え物 食事 デザート。
会席料理をコンパクトに膳に仕上げてあり、鯛まぐろの造りは活かっており、あしらいの
小花もよかった。若ごぼうや筍の炊き合わせ、春菊としいたけの白和えに春の香りを味わった。旬の食材をたっぷり使い、1品1品に工夫があり丁寧に作っている料理番の思いが伝わってきた。これだけの心遣いはうれしい。価格もリーズナブル、友達にも教えてあげよう。 |
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