


監督:ルネ・クレマン





あのヨットの、トムがフィリップを殺すシーン、今まで波静かな穏やかだった海が、ナイフで刺された
フィリップが悲鳴を上げた瞬間から荒れ狂い怒り出す。人間の心理の変化を見事に描写していると思う。
アラン・ドロンはこの映画の話が来た時、実は最初フィリップ役だったとか・・・あの上品な顔立ちでは 金持ちの息子の方がそう言えばピッタリかもしれない。しかしドロンは台本をみてフィリップがストーリー の中であまりに早く死んでしまうので乗り気になれず、トム役に変えてくれるよう交渉したそうである。 そしてそれが受け入れられこの映画が実現したそうだ。これは昔、やはりドロンファンの友人が本で読み 、それを又聞きしたわけで受け売りであるが納得できる話ではある・・・ いい役者も、いい監督に見出されて初めて花が咲くという事だろうか・・・
