すっかり秋の１０月に遅い夏休みを使ってツーリングです
トライアンフとベスパのどっちで行くかかなり迷いましたが
荷物の積載や汚れを気にせず、景色や空気を純粋に感じたかったので
ペースは落ちますがベスパに決定！
１０月１２日早朝出発です！
本日の目的地は群馬県のペンション
ちょっと遠いかも・・・
季節的に山へ上がれば紅葉が綺麗なはずなので
上越まで高速で移動して
まずは野沢温泉から志賀高原へ抜ける奥志賀林道をアタック
入口の野沢温泉の町
クネクネと細い道を登ります
この道はスキーシーズンに初心者用迂回コースになってるわけで
途中に横切るメインゲレンデから下界を眺めると
気持ちいい〜！
標高を上げるに連れ葉っぱが色づいてきました
結構綺麗です！
平日というのに紅葉狙いの素人カメラマンがたくさん
路上駐車している車に気を付けながら
抜けた先は奥志賀高原スキー場前
林道をクリアしました
この後は志賀草津道路を抜けて群馬県に入り
尾瀬の入口にある宿を目指します
志賀草津道路（国道２９２号線）の途中で長野県側を振り返ると
笠ヶ岳が見えました
草津温泉側に降りるとすっかり硫黄臭に囲まれて
かなり温泉に立ち寄りたくなりましたが
明るい内にチェックインしたいのでまっすぐペンションに向かいます
が、季節柄結構車が多く宿に着いた頃にはすっかり暗くなってました
どうせ暗くなるなら温泉はいっとけば良かった・・・
ペンションに一人で泊まるってのが初めての経験だったわけで
食事の時間が寂しぃ〜
１０月１３日
お世話になったペンション「風集紀」
天気予報では確か雨だったんだけど降ってない！
ちょっと嬉しい気分で２日目スタートです
本日のルートは奥日光、中禅寺湖を楽しんだ後ひたすら北上
山形経由で仙台にある友達のおうちへ向かいます
中禅寺湖へ向かう金精道路脇の景色です
紅葉真っ盛りと言うには少し早い色づきですが黄色も綺麗で好きです
この道はひたすら登りな訳でペスパ号かなり苦戦しておりましたが
なんとか登り切り、峠のトンネルを抜けると眼下には素敵な景色が広がってました
男体山と中禅寺湖手前の湖
華厳の滝まで見に行こうと思ったけどさすが観光地
人と車がかなり増えてきたので戦場ヶ原と竜頭の滝だけウロウロして
奥鬼怒林道から川治方面へ抜けることにしました
雨がポツポツ・・しばらくして本格的に降ってきました
県道から国道（１２１号線）に乗り五十里湖に沿ってぼけ〜っと走ってると
右コーナーで何年かぶりの転倒！
車の列の最後部でゆっくり走ってたのに何故か吸い込まれるようにバンキングが止まらず・・
あわててバイクを起こしてすぐ先のスペースへバイクを置き、しばらく休憩
何故こけたか全く分からず転倒現場へ歩いて行ってみると路面がツルツル
いくら雨だとはいえこれではこけるでしょってくらいツルツルしてましたよ
綺麗だったのにキズモノに・・・
ちょっとエンジン始動に戸惑ってるとバイクの音が聞こえてきて
「気を付けてね〜」と心の中で声掛けた矢先
そのバイクもあえなく転倒〜
なんか道に問題あるんじゃないの？？
気を取り直して更に北上を続けます
が、一度こけるとなかなか怖いモノで
なおかつ無茶して（攻めてたとか・・）こけた訳じゃないから緊張する〜
なんとか無事田島に入りコンビニで昼食と同時に雨も上がり精神的に復活！
冷静にバイクをチェックすると結構キズが・・
鉄だから錆びるんだろうなぁ
米沢を抜けた辺りから少し晴れ間も出てきて
ツーリング気分も盛り上がってきたぞ〜
長井の辺り、西の方はまだ厚い雲が
本日の目的地である仙台まではもう一息
雨さえ降ってなければお気楽バイクなモンで楽勝です
原付と間違われて無節操に車に抜かれるのさえ我慢できれば・・・
１０月１４日
どうやら天気は回復傾向
このあとは雨の心配が無さそうでいい感じ！
ただ寒気が入ってくるとのことで、このあと北海道まで行く私はビビリ気味
ま、なるようにしかならないので出発〜
本日の目的地は青森県八戸市
なんで八戸かというと
いままで行ったことのない街であることと非常に興味引かれる宿があったから
よく利用するＨＰ「旅の窓口」で青森県エリアを探してたらイカした画像が！
何とも趣のある宿の外観だったので一目惚れで決定〜
ルートは鳴子に始まり栗駒を抜けて雫石、小岩井経由で八戸へ
今日は本格的な紅葉が見れそう
まずは鳴子入口のこけしさんにご挨拶
鳴子温泉周辺はまだまだ色づきは浅く少し不安になりながら山の中へ突入〜
ベスパ号にムチを入れつつ標高を上げてくとスゴイことに！
なんだこの燃える山はぁぁぁ
河原毛温泉の辺りは特にすごくて感動感動！
もう少し近くの宿にしてこの辺をゆっくり廻れば良かったと少〜し後悔
更に標高を上げて見晴らしの良い所で一服
栗駒の山より
しばしの感動の後、あんまりゆっくりもしてられないので
山を下りてルートを北へ
天気は曇りから晴れへ移り変わっていく模様
奥州街道と津軽街道の分岐点である「滝沢別れ」から国道４号線で八戸へ向かう
４号線に入ってからふと西の方を見ると綺麗な山が
たぶん岩手山
さてさてここからは日本一長い国道を流れに任せて走るだけ
で、八戸の街に入るまでは良かったけどそこからが・・・
たぶんすぐに見つけれると思ってた宿が全く見当付かず
薄暗い中少〜し心細くなってきたところで電柱に貼られた宿の看板
矢印通り進んでみると
ありました
新むつ旅館
このたたずまいを画像で見て決めたわけです
本日の宿泊客は私と少年の計二人
夕食のときに女将さんと話して分かったんですが
ココは昔遊郭だったそうで
それ故に袋小路になってる分かりづらい場所にあるようです
更に話をしてると昔映画で使われたことがあるそうな
その映画は「傷だらけの天使」（だったかな？）
原田知世とトヨエツが出てる邦画で、撮影中の写真を見せてもらったら
確かに今ご飯食べてるこの部屋でトヨエツがメシ食ってる・・・ 帰ってからビデオでも探してみよう
＜ビデオで分かったけど僕の泊まった部屋は
映画の中でトヨエツが泊まった部屋でした＞
１０月１５日
純和風旅館で静かに寝れたため朝から快調です
初めて来た土地なので周辺の散策っぽくコース取り
まずは海でも見に行こうかなと
種差海岸での一コマ
海沿いはと〜っても天気が良くていい感じ！
今夜の宿は函館のビジネスホテル
函館の港からはすぐなので本日の走行は実質青森港まで
今から山へ入っていき奥入瀬渓流経由で青森港を目指します
東北の紅葉と言って外せないのが奥入瀬渓流
十和田湖から流れ出るこの川は歩いて散策するとかなり癒される
初めて観光地と知らずに来たときは感動したモノです
今回紅葉には若干早かったものの人が少なくて良かった
奥入瀬渓流、あと２週間もすれば真っ赤でしょうか？
１４時過ぎの東日本フェリーに乗船
ガラガラの函館行きです
到着は１８時前ということで当然暗くなります
寒くなるのが嫌だけど、港から宿まで１０ｋｍも無いから問題なし
函館が近づくと漁り火が見えてきました
イカ漁ですね
夜の赤レンガ倉庫も綺麗かなと寄ってみました
あえてフラッシュ無しで撮りましたが・・・
時間の関係か人がほとんど居ません
写真は撮りやすかったけどちょっと寂しいです
倉庫からホテルまでは１分かからないくらい
西波止場の前にある「ホテルニューハコダテ」です
このホテルもちょっと変わり種で
昔銀行だった建物の中だけを改装して営業してます
シャワーを浴びて綺麗になったところで夕食を食べに函館の街を散策
が、街の中心地へは遠く歩いては行けないので断念
レンガ倉庫エリアの函館ビールレストランでエビと生ビールをいただきました
とそこへピアノの生演奏が！
心地よかったです〜
でせっかくなんでホテルで飲み直し
アイルランドのビール「マーフィーズ」
ホテルで飲み直しと言っても部屋で飲んでた訳じゃあないのだ
なんとこのホテル
フロントがバーのカウンターになってるのだ
ここがフロント
後ろに写ってる人とはこのあとダーツをして遊びました〜
１０月１６日
ちょっと飲み過ぎたのか頭が・・
ホテル外観はこんな感じ
ここまで北上して今日の天気予報は雨・・・
最終日だからまあいいか
朝市でお土産を買っていよいよ最終日スタート
国道５号線でニセコを目指します
この辺りまで来ると何でもない道脇の林も綺麗な紅葉状態
さすが北海道と唸らせてくれる
楽しく走ってるとポツリポツリ
寒さも本物に・・・
すごく寒いけど頑張ってニセコの山を登ってみると
綺麗な景色が見れました
チセヌプリです
なんか赤さが違うような・・・
寒いけど来て良かった！
けどあんまり寒いんでぼちぼち山を下りることに
次に目指すはこの旅の最終到達地である苫小牧東港
最大の目的、ニセコの紅葉を楽しめたので
もう真っ直ぐ港へ！
が、せっかくなんで支笏湖、千歳の紅葉も楽しみながら港へ向かいました
このころにはかなり寒くなってまして
「キノコ汁」の看板にひかれてしまい、とある食堂へ
とりあえず温かい汁だけで良かったんだけどお腹もすいてたから
天麩羅定食を注文
これが意外と美味い！
お腹もいっぱい、身体も温まったのでラストランです
今日はいくらなんでも夜は寒くて走る自信がなかったので
１８時頃港着
ホンマに寒かった〜
２３時の出航までやること無いのがちょっと辛かったけど
ロビーに居ると暖かいので幸せでした（笑）
乗船後お風呂に入って２等寝台で爆睡
人が少ないので静かでよく寝れました
目が覚めたら秋田県の沖くらいだったか？
昨日函館で買ったいくらちゃんをご飯にのせて朝食です
お汁もありますよ
北海道から帰るときは締めくくりによくこうするんですよ
ま、言うなればサザエさんみたいなモンでしょうか
これにて旅気分はおしまい
明日からは日常生活ですよって感じかな〜
敦賀港で２ショット
揺れることもなく無事敦賀着です
ここからは下道で２時間ほど
本格的に日常生活エリアへ戻ります
ま、転倒はあったものの得るモノが多かった旅になりました
またベスパで出かけたいなぁ
おわり
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