紅葉真っ盛りの東北、北海道へ行ってきました
食欲の秋と地域性がマッチングしてしまいました
うに、イクラ、牡蠣、カニ、etc
ほとんどの山が広葉樹だけのため全体が紅葉してて綺麗でした
遅〜い夏休み(と言っても夏それなりに休んだんですけど)で初めての秋の北海道
最初はおニューのぷるぷる君でと思ってましたが週間予報の気温を見てると・・・
110,000kmを超えてタイミングベルトを変えないと
と思ってるだけのロードスターにキャリアを付けて10月7日2:00に兵庫の実家を出発!
予定は出来るだけ下道で青森まで北上、函館へ渡り北海道で5泊して小樽からフェリーで新潟へ
そこからまた下道で滋賀へ戻るという何kmになるか分からない一人旅です
まずは予定通り北陸道の敦賀I.Cから高速へ
今後の長丁場を意識して控えめに新潟西I.Cに到着
ここで時計は10:00ころ、昼食予定の山形県河北町まで3時間ほど
良いペースですすみそうです
いつも寄る「一寸亭」で冷たい肉ソバ大盛りを注文
平日なのでさすがに人が少ない
ゆっくり食べれて美味しかったです
その後乳頭温泉へ浸かりたいと思いドンドン北上します
なんとか明るいうちに着いて紅葉を見たいと思いましたが、温泉エリアに着いたのは18:00
辺りは真っ暗、有名な「鶴の湯」は17:00で終わってしまうのを知ってたので更に奥へ
そこには「蟹湯」という温泉宿があり、フロントへ日帰り入浴の旨伝えたところ
「17:30で終わりです、どこもそうですよ」との無情なお言葉・・・
今日はなんとしても風呂に入りたいと地図を見てると田沢湖温泉の国民宿舎が遅くまでやってるらしい
行ってみると優しそうなおじさんが快く受付をしてくれて嬉しかった〜
シートに座りっぱなしだった身体をゆっくり伸ばし気持ちよかったです
今夜の寝所に決めた十和田湖まではここから3時間ほど
どこかの駐車場でテント張って寝ようかなと・・・
ところが今まで降ったり止んだりだった雨が本降りになり十和田湖では豪雨に
テントどころじゃないなぁ、車中泊かなぁと思案してましたが
しっかりした部屋になってる十和田湖の展望台の扉が開いてたのでシュラフ広げて寝ちゃいました
しかし駐車場に車が入るたび緊張感が走り
とっとと朝になってくれ〜って気持ちでとりあえず浅い眠りで午前5時
目覚めと同時に撤収し、トイレに行こうと駐車場を歩いてると今日一番目の観光客が展望台へ
ふ〜っ、きわどかった!
10月8日
どうやら雨は止んだよう、朝一の奥入瀬へ向かうもののいまいち紅葉してないぞ?
奥入瀬川沿いの道を走ってもそんなに色づいた様子もない

残〜念!ちょっと早かったみたい
こんなことなら夜中のフェリーで函館へ向かえば良かった・・・
青森港へ向かうべく八甲田越えをしてると空は晴れてき、周りの木々が黄色や赤に!
これは綺麗ッスよ、朝早いのと平日なので車が少なくて気持ちいい紅葉巡りが出来ました

なんとか救われた気分です
9:10発のフェリーに乗ろうと8:30ころ港着

チケットを買いに行くとなんとキャンセル待ち!ええ〜っ、平日やのに・・・
コレを逃すと次は昼過ぎの便、それだと函館着が夕方になってしまうので祈る
が、乗れました
一番後ろにオマケのように・・・(小さい車で良かった)

函館に着いてさっそくハセストへ!焼き鳥弁当の塩味を注文(前回はタレだったモンで)
函館山へ車で登って、てっぺんで食べました
タレの方が好きかも・・・・・
さて、今夜の宿泊予定地ニセコへ向かいます
が、忘れてはいけないラッキーさんとこのバーガー
2個買って出発です
八雲の辺りでトワイライトエキスプレスとすれ違いました
う〜ん、あれなら列車の旅も悪くはないなぁ
途中で薄暗くなってきたけど、どうせ寝るだけなのでゆっくり途中で温泉です
寄ったのは昆布温泉にある「鯉川温泉旅館」
冬に何度か立ち寄ったことのあるお気に入りの湯です
さすがに貸し切り
一人でゆ〜ったりお湯に浸かりました
旭が丘公園キャンプ場で大阪の人と少し話をしながら晩ご飯です
函館で買ったイクラ食べました、痛風注意です
さて寝ようかなとテントに入ったとたん雨が降ってきました
明日の朝にはやんでいてもらいたいものです
10月9日
まだ雨が降ってました、とりあえずお手洗いに外へ出ると羊蹄山方向は晴れてる
しかもすぐ上には虹が・・・、どうも雨と晴れの狭間にいるようでした
霧雨の中ベットリ濡れたテントを撤収し、早い目の出発
晴れて無くてパッとしなかったけどワイススキー場には鮮やかな赤
北海道紅葉ツーリング出だし好調ってところでしょうか
富良野へ向かうのですが、途中の千歳空港でお買い物
ビジネス客や小ぎれいな観光客が舞う中で小汚い(笑)旅人が向かった先は「北菓楼」!

ここのジャンボパイシューってのが美味いんですよ
さらに昆布焼酎(これもまた美味、昆布の香りがタマランです)もゲットし千歳を後にしました
夕張、桂沢湖経由で富良野へ
ようやく雨の心配が無くなってきたのでオープンにしました
ほどよい気温と紅葉と青い空のなか気分良く富良野に到着
ミーハー丸出しで麓郷へ!

今回の探しモノは「廃材の家」、がなんなく発見

この辺りの紅葉もバッチリ見頃でしたよ
さらに綺麗を求めて十勝岳へ上がってみましたが、ここはさすがに終わってました
さすが冠雪してる山だけのことはありました
気が付くともう夕方の時刻、思い出したように雨が降ってきました
雨&十勝川温泉に入りたかったので今夜は帯広のビジネスホテルの予定
昨年泊まったホテルに電話すると満室、ビジホのリストを片手に電話かけまくるも何処も満室
なんだなんだ?秋の平日にこんなことがあるのか??と悩んでも事態は変わらないので
明日の距離を稼いでおこうと釧路まで行くことに決定
なんとなく勘だが釧路なら空き部屋があるだろう
で、釧路到着21:00
メジャーどころ数件に電話するとなんと満室!う〜ん、アンビリーバボー!
久々にウロウロ足で空室探しです
そんな中ようやく見つけた1泊3,800円の宿「パークホテル」

値段だけのことはある部屋でしたが静かに深い眠りにつけました
各種電気製品の充電もすませて、おやすみなさい
10月10日
なんとか雨は上がってるぞ〜、天気予報では今日からしばらく晴れが続くらしい
さっそく和商市場へ

実家へ送るカニを買った店でどんぶり作りました、しめて1,500円です
すっかり満足し、カキめし弁当を買うべく厚岸へ海沿いルートで向かいます
昆布森を通るルートは結構なワインディングになってまして
直線病にかかりかけてたロードスター君のタイヤは悲鳴を上げることに・・・
はぁ〜、すっきりした!
厚岸に着くとカキ祭りの看板がやたら目につく
もちろん目当ての弁当は買いましたが、さらに祭り会場の子野日公園へ向かう
やってました「かきまつり」
ここで焼きカキを注文600円也
デカイ&美味い!

なんて言うのか半生なカキ、5個食べたらおなかが一杯になりました
マジで痛風大丈夫かな?薬飲んどこっと
ちょっと気になってた標津のサーモンパークへ
標津川を遡上する自然の鮭が見れる施設です
最近降りしきる雨のせいですっかり濁ってた川の水ですが

頑張ってここまで帰ってきた鮭が見れました
見れるのは良いのだが、コレを一網打尽にしてしまうシステム
理解は出来るが鮭の気持ちになると少し可愛そうかなぁと・・・
本日のメインである知床五湖へ向かいます
ここら辺に来て本格的な晴れ模様
知床岳のてっぺんまで見えております!
知床五湖の駐車場でエンジンを掛けっぱなしのバスを横目に遊歩道へ入りました
環境保護のためにとこんなバスやタクシーだけが入れる
規制道路を増やしていく日本の道路政策に疑問を感じます
遊歩道を歩き始めて少しの不安が・・・
熊の出没率が非常に高いところなのに鈴も何も持ってない!
なんかヤバそうです
とりあえず車のキーをジャラジャラいわせながら歩いてしまう自分が少し可愛かったりもします(笑)
何でこんな所に湖が?と思うと同時に絵になる!

特に五湖にはひかれるモノがありました
熊の恐怖(ちょっと大げさ、でもホント)のなか約1時間かけて廻りました
気持ちの良いお散歩でした
さて向かうは今夜の宿泊予定地、屈斜路湖畔の砂湯キャンプ場
遠く斜里の街から屈斜路湖方面を見ると暗雲が・・・
とりあえずキャンプ場近くの川湯温泉に入りたい湯があるので向かいます
うん、なんとか天気はいけそう(間違いなく曇ってるけど・・・)
川湯でいつも寄る200円風呂に入りました
ここはPH2という強烈な酸性です、髪の毛には絶対かけれません
ついでに書いておくと秋田県八幡平近くの玉川温泉はPH1で蚊に刺された後さえもヒリヒリです
駐車場の出入りで2回車の底を擦りつつ、いよいよキャンプ場へ
着いてみるとクローズド・・・
でも張ってる人がいたので少〜し離れた湖畔沿いへテントを張りました
で、自炊の準備に炊事場へ向かうと水が出ない、というか蛇口そのものが撤去されてまして・・
「そこまでするのね」とか思いましたが、仕方ないので近くのトイレで支度を
そうこうしてる内に空には強烈な星空が!こんなにたくさんの星見たのは久しぶりッス

でも風は強いのね&空気がひんやりしてきたのでおやすみなさいです
10月11日
なんか曇ってるぞ(って、目覚めは天気が気になるモンなんですよ!)
今日は移動距離を押さえてウロウロしようと思ってます
さっそく美幌峠へ
時間が早いのと季節柄誰もいません

この景色独り占め〜って思いましたけど、少しはヒト気がないと寂しいモノです観光地は!

途中何の変哲もない所に突然現れる素敵な景色を楽しみつつ摩周湖へ
何故かここへ来るときは晴れる・・・・・
阿寒湖経由でオンネトーへ向かう途中で鹿の直撃を食らいそうに!
鹿ってデカイっすよ、角も巨大でした
あんなのにこんな車でぶつかったらどうなることやら、しかもオープンで
鹿も可哀想だし、お互い気を付けようね〜
オンネトーは予想通りの人人人!
曜日なんて関係ないって感じで観光バスが・・
皆さんが居るところは通り過ぎてキャンプ場方面へ
一時熊出没と火山活動のため閉鎖されてたはずなのに
1泊250円という昔のまま価格で復活してました
キャンプ場駐車場から2分ほど歩くとヒト気の少ないオンネトー湖が見れます
そこから足寄方面へ抜ける林道があり、過去にバイクでは難なく通行できたのですが
「この車で行けるかなぁ?」
強烈な振動でした、荷物に入ってるパソコンとナビと車そのものが心配〜!
なんとかダートが終わり舗装路に乗ったとたん放心しました
しかしこの道が大正解!山肌がすっごい綺麗!!

持ってきてた銀塩カメラでもいっぱい写真撮りました
ちょっとウロウロしすぎて足寄湖のあたりで息切れ状態、疲れてきました
北海道の畑の旬を食べたいと思い、スーパーでジャガイモとタマネギとにんじんをゲット
早い目のチェックインを目指し然別湖畔へ向かいます
充分に明るいうちに着いた然別湖北岸野営場
ここも営業終了、しかも誰もいない・・・
またもや襲いかかる熊の恐怖
「近くに温泉もないし」と自分の中で納得し糠平湖畔へ移動
鹿追峠を越え糠平温泉のホテルで立ち寄り湯
「糠平グランドなんとか?」ってホテルだったと思いますが

ココの露天が素晴らしい!なんかこの宿に泊まりたくなってしまいました
良い気持ちで糠平野営場へ
がしかし、ココも営業終了&誰もいない・・・・
「まあでも温泉街も近いから熊も出ないはず」とテント設営にかかります
しかし暗くなるとやっぱり怖くなってきて焚き火の準備にかかる
連日の雨のせいでしょうか?まったく火が起こらず
火起こしが下手とかいうレベルではない
焚き火は諦めてMDにスピーカー繋いで音楽をならすことにしました
どうせ虫も鳴いてないし(ん?なんでだろ、虫がいないのか?)人工的な音をならしちゃいました
で、怖さを紛らわしながらクリームシチュー&アサリの酒蒸しが無事完成

ひっそりと暖かいシチューをいただきました
このキャンプ場から少し下ったところに絵になりそうな公園があったなぁ
明日写真を撮りに行くとして、今日はおやすみなさい
10月12日
晴れです、晴れです!
さっそく気になってた公園へ車で行きます

大きな木の下へ車を持って行きお写真を!
少し暖まりたかったので幌加温泉のタダ風呂へ向かいましたが、何故か湯船が破壊されてました
原因、理由は分かりませんが残念です
昔は何十kmものダート道だった(今は綺麗な舗装路です)三国峠を越え層雲峡へ
紅葉ポイントだけに楽しみにしていたんですが、すっかり終わってたようで・・・
しかし旭川へ近づくにつれて山肌が良い色に
今日は3連休初日の休日、対向車が異常に多い
みなさん山へ向かってお出かけみたいです
旭川をショートカットして美瑛方面へ向かう
本当はなるべくストレートに小樽へ向かうつもりでしたが
せっかく美瑛を通るんだからと、少し寄り道を
のつもりがすっかりハマってしまいまして・・・

やっぱり綺麗です!
その後、札幌のロードスターつながりの”とよきちさん”からメールが到着
日本海側増毛の少し南、岩尾温泉の「夕陽荘」のお風呂がステキとのこと
小樽へ向かってたものの急ぎの用事がある訳では無いので行くことにしました
海沿いぺったりにあると思ってたのですが、結構な崖の上にセリ立つようにたたずんだ温泉

確かにステキなロケーション!
更に夕陽の時間帯だったため入浴中に燃えるような太陽が
と思ってましたが海に落ちる前に雲に隠れてしまいました
う〜ん、いつかリベンジを!
小樽でお気に入りの回転寿司屋で夕食を済まし
とよきちさんに声をかけられ、札幌でのロードスタークラブのミーティングに寄せてもらいました
なんだかんだウダウダ喋ってるとあっという間に2時間ほどが過ぎお開き
こんな遠い地で楽しい団欒のひとときを過ごせました
ロードスターって不思議な乗り物です(笑)
最後の夜なので小樽か札幌のビジネスホテルにでも泊まろうとも考えましたが
明日の晴れの天気予報と、初日の霧雨だったニセコをもう一度見たい思いから
遅くなるけどニセコへテントを張りに行くことに
1:30ころニセコに着いたもののこんな時間にキャンプ場でゴソゴソやってると迷惑だろうなぁ
ってことで誰もいない駐車場の芝の上でテントを張ることに
昆布温泉の入り口にある駐車場に決めたんですが屋根を発見したのでその下で寝ました
10月13日
今日は乗船の日
7:00にはニセコを発たなければならず、日の出と共に起床
テントの外に出ると空が真っ赤に染まってる
コレはひょっとすると綺麗なニセコが見れるのでは?
山を登りだしてすぐ朝陽を背負った羊蹄山がたたずんでいるのが目に映った

お〜、コレコレ!
さらにチセヌプリへ登っていき倶知安の街を見下ろす
う〜ん、寒いけど気持ちいい!
かなり冷え込んでましたがオープンで走りました
小樽の三角市場でまたもやイクラ、さらに毛ガニをゲットし港へ移動

乗船手続きを済ませ上船待ちのパーキングへ
車高が低いので普通じゃないところへ乗船
混まないうちにと乗船後すぐにお風呂へ入りに行ったのですが
その間に船は岸壁を離れてしまってました
失敗失敗、岸から離れる瞬間のしみじみした雰囲気が好きだったのに・・・
また来るよ〜ん、あんまり変わらないでね〜!
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