お菓子レシピ 


チョコクリームシュー
(直径4cmのもの約10個分※注 180℃約25分) 
※注・・・生地の寸法(4cm)は焼きあがったものではなく、絞り出した生地の大きさです)
ここではちょっと珍しいバターを使わないシュー皮の作り方をご紹介します。
どこのおうちにも必ずあるサラダ油を使って作ります。

材料
 シュー生地
  薄力粉                   30g
  強力粉                   20g
  全卵                     Mサイズ2個(約90g)
  
  サラダ油                  50cc
  牛乳                    100cc
  塩                      1g(小さじ1)
 

 チョコカスタードクリーム

  牛乳                     250cc
  砂糖                     50g
  卵黄                     3個分
  コーンスターチ               25g
  チョコレート(製菓用)           20g(製菓用が無ければ、普通のスイートチョコレートでも可)
  好みの洋酒(ブランデーなど)     少々
  
  飾り用パウダーシュガー         少々

●準備
   ・薄力粉(シュー生地用)・コーンスターチ用(クリーム用)は別々に2〜3回ふるっておく。
   ・卵・牛乳は使う30分まえに冷蔵庫からだし、室温にもどしておく。
   ・天板にオーブン用シートを敷いておく。
   ・しぼりだし袋に口金(丸型)をつけておく。
   ・オーブンを180℃に温めておく。(予熱)
   ・ふきんを水でぬらし、絞っておく。
   ・製菓用チョコ(または市販のスイートチョコレート=板チョコなど)を包丁などで細かく刻んでおく。

●作り方
   1.(シュー生地を作る)
     鍋に牛乳・サラダ油・塩を入れ、強めの中火にかけ、木べらで混ぜる。
   2.鍋の周りが沸騰し始め、全体が沸騰してふき上がってきたら、すぐ火から降ろし、すぐに小麦粉を1度に入れる。
   3.木べらで小麦粉が見えなくなるまでよくかき混ぜる、つぎに鍋を再び中火にかけてしっかり鍋底から20〜30秒
     手早くかき混ぜる。
   4.さらに火から降ろし、ぬれぶきんにのせ、木べらで約1分かき混ぜ少し生地の温度を下げる。
   5.溶き卵1個分を1度に加えて木べらで混ぜる。ここで注意するポイントは、生地の温度が高いので卵を少しづつ加
     えると卵が固まりやすいので1度に加えるようにすること。ただし、生地が温かいうちに混ぜ合わせないと卵が混ざ
     らなくなるのでこのことにも注意する。
   6.しっかり混ざったら残りの溶き卵の半量を加え、木べらで全体をしっかり混ぜ合わせる。
   7.生地の固さをみながら残りの溶き卵を少しずつ様子を見ながら加えていく。木べらで生地をたっぷりすくって落として
     みると、ゆっくり落ちる感じで、木べらに残っている生地が三角に垂れ下がるくらいのやわらかさが良い。
   8.直径10mmの丸口金をつけた絞り出し袋に、ゴムべらで生地をすくって入れる。
   9.オーブン用シートを敷いた天板に生地を絞り出す。口金の先を天板に垂直にし、くるくる回さないで一気に直径4cm
     のドーム型に絞り出す。絞り終りは口金の先を小さく回して生地を切る。間隔は3〜4cm開けて絞り出すようにする。
   10.先端が角になっているので、水をつけた指先で押さえて同じ高さに揃える。さらに霧吹きで霧を全体に吹いておく。
   11.180度に温めておいたオーブンに天板をのせ、約25分焼く。12〜15分経つとほんの少し色づいて膨らんでくる。
   12.さらに約13〜15分経つと焼き色がついてくる。が、割れ目のところは白く、まだ中までしっかり火が通っていないので
      オーブンの扉は絶対に開けないこと。ここで開けるとしぼんでしまうので注意してくださいね。
   13.ここでオーブンの扉を開けたいところですが、さらに余熱で5〜15分焼く(オーブン庫内におく)。
   14.全体に色づいたらオーブンから出して金網などの上にのせて冷ます。
   15.
(チョコカスタードクリームを作る)
      ボウルに卵黄・ふるったコーンスターチ・砂糖を入れ、泡だて器で混ぜる。キレイに混ざったら牛乳を少しづつ加え、滑
      らかにのばす。
   16.15を1度茶こしなどで鍋にこし入れる。強火の中火にかけ、絶えず木ベらで底から混ぜながら煮る。かき混ぜている
      うちにとろみがついてくるので、ぷくっと泡が立つくらいになれば火から下ろす。
   17.煮上げたばかりのカスタードクリームに刻んでおいた製菓用チョコ(または板チョコなど・・・)を加え、木べらで混ぜて
      溶かす。
   18.すぐにバットなどに移し、表面が乾いて膜ができないようラップをクリームの表面にぴったりかけて室温で完全に冷
     ます。
   19. 完全に冷めたら好みの洋酒(ブランデーなど)を加える。
   20.
(クリームを詰める)
     シュー皮を平らなところに置き、上部1/3くらいのところをパンきりナイフなどで切る。
   21. しぼりだし袋にクリームを入れ(シュー生地を入れるのと同じ要領で)、クリームをシュー生地にしぼりだす。
   22. シュー生地の上下を軽く合わせ、上から粉砂糖を茶こしでふりかける。
     
●コツ
   その1 作り方3で、小麦粉を加えたらもち状になるまでしっかり練る。
   その2 作り方5のところにも書きましたが、卵を加える場合、最初に加える卵は少しずつ加えるのではなく、1度に加え、
        卵が熱凝固するのを防ぐようにするのがコツ。

   その3 作り方7で、生地の最終の柔らかさとしては生地が木べらからたらたらと流れ落ちるのでは柔らかすぎです。作り
        方のところにも書いた通り、木べらですくったときに流れ落ちず、木べらから生地が三角形に垂れている、くらいの
        状態がベスト!
   その4 作り方13で、生地が焼けたらすぐに扉を開けずに、しばらくオーブンの中に入れておく。急激な温度変化はせっか
        く膨らんだシュー皮がしぼんでしまう原因となるので注意してね。
   その5 生地に加える卵はMサイズ2個、となっていますが、必ず全部使い切らないといけない、ということではありません。
        シュー生地の作り方7番を参考にして、ちょうど良い堅さになれば、その時点で卵が余っていても加えないように。
        生地が柔らかすぎれば、シュー皮がダレて、キレイに膨らまなくなります。
   その6 カスタードクリームの堅さの目安はとろみがついてきてちょっとゆるいかな、という程度で火から下ろします。冷め
        たら(熱い時よりも)堅くなります。     
         

●応用編
   ・生クリームを泡立てカスタードクリームと一緒に詰めるとダブルシュークリームなども出来ます。お好みでアレンジしてみ
    てくださいね♪


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