駅前に昨日から新しく和菓子屋がオープンした。スーパーに行く途中の駅前の立地に、定価の2割引のオープン価格のせいもあってか、いつ見ても店頭は長蛇の列。
あまりいつも並んでいるのでついついわたしも並びたくなる。
新しくオープンしたお店だから誰もその店の味をしらないハズなのに、どうしてみんな並んでいるのかな?
その疑問は並び始めてすぐに解けた。
とにかく客の捌きが遅いのだ。
初老の店員がカウンターのこちらまで出張ってきていて客の注文を取っている。熱意は買おう、おやじよ。しかしそのメモはなんだ〜?単なる白いメモにいちいち「みたらし」だの「おはぎ」だの「豆大福」だのって書くなよ。
専用の注文伝票作れ〜!いちいち客の名前まで訊くな!!
そしておやじの言うことには、「ご注文を受けてから新しいものをお作りしています」だって〜?!つまりほとんどの商品は品切れなのだ。慢性的に品不足のため、注文販売みたいになっている。
カウンターの向こうの厨房では10人くらいの老若男女の店員がひしめき合いながらいろいろな甘いもんを作っている。まるでマクドナルドなのだ。
マクドナルドと違う点は、店員のすべての動きが非効率的なこと。
これでは店の前にお客が並ぶのもうなづける。
わたしも結局20分近く並んで「豆大福」を買ったけれど、それは「よもぎ大福」「草餅」「福餅」「芋ようかん」がなかったから。家に帰っておやつに食べたけど、あれだけ並んで買うほどのものでもなかった。たぶん1週間以内であの客の列はなくなるだろうと思う。
群集心理に踊らされた1日だった。