2日目
 

 

朝起きると、顔が脹れていた。

朝風呂に入り、しばらくすると少しマシになったが・・・。

お母さんはわたしの顔を見て、「どうしたん〜?!」と驚いていた。あなたの鼾のせいですよ。

朝ごはんを食べ(昨夜あれだけ食べたのに、また朝からこんなに食べてしまう自分の胃袋が怖い。)、チェックアウトは10時まででよかったが、鳥取に行って砂丘を見たりする予定だったので、早めにチェックアウトした。

ホテルのロビーの売店で少しお土産を買ったが、お土産の種類が余りなかったので、昨日お昼を食べた食堂の向かいにあった土産物屋に寄って不足分を買った。

お母さんは近所の人にいつもいろいろもらってばかりだから、お返ししないといけないとのことで、またしても両手に持ちきれないほどの土産の菓子を買っていた。

車でよかったよ〜、1泊2日の旅行なのに荷物でトランクがいっぱいだなんて信じられない。

湯村温泉を後に、地図で道を確認しながら適当に鳥取を目指す。

 

 

ラッキーなことに大して道に迷うことなく、鳥取砂丘に着いた。

砂丘センターの展望台から道の向こうの砂丘を見たが、ガラスが汚れていてイマイチだった。

それでそこからロープウェーに乗り、実際に砂丘に行くことにした。

ロープウェーは2人乗りで、2人して足をぶらぶらさせながら空中から砂丘を見たりしているうちに砂丘の入り口に着いた。

ロープウェーに乗った人には無料で長靴を貸してくれるサービスがあり、そこで長靴に履き替え、コインロッカーに靴を入れるついでに手荷物もロッカーに押し込み、カメラだけを持って手ぶらで砂丘に行った。

後から考えると手ぶらで行ったことが正解だった。

あの砂地の上り坂をとてもじゃないが荷物なんて持って上がれない。

普段余り歩かないお母さんも砂丘の山の頂上に行きたくて、一生懸命上っていた。

たまに霧雨が降るような天候だったので、砂が適度に湿り、歩きやすくなっていたのもラッキーだった。

砂丘のてっぺんまでくると、日本海が一望!!。

どこまでも海が広がっていて、素晴らしい眺め。

ふと横を見ると、砂丘の上から2人の若者が、じゃれあいながら転げ落ちて行った。若いなぁ。

 

 
どこまでも続く砂丘と海

 

 

行きはよいよい、帰りはこわい〜♪

調子に乗ってどんどん砂丘の奥深くまでやってきたものの、帰りも同じ距離を歩くことを忘れていた。ひぇ〜。

息も絶え絶えに戻ってくると、入り口近くでラクダが数頭繋がれていた。

月の砂漠じゃないけれど、ラクダに揺られて砂丘見物が出来るというわけで、1回1,800円。

あまりにもボッタクリのせいか、誰もラクダに乗る人はいなくて、ラクダと一緒に写真を撮るのは100円なので、みんな写真ばかり撮っていた。

ラクダは肉体労働なしの、モデル張りの有様で、どのラクダも砂地に座り込んでのんびりを決め込んでいた。

う〜ん・・・仕事はこうありたいもんや。

お昼は砂丘センターの食堂で、なんだかの賞を獲得したとかいう触れ込みの定食を食べた。(定食の名前はアルツで思い出せない。)

和食で手の込んだおかずがいろいろ、これで1,000円は安いと思う。

 

 
右下の汁物は豆乳で作られている

 
 

昼食の後、駐車場に戻ろうとセンターを出ると、店頭で梨を売っていた。

出荷するにはちょっと形が悪かったりするような梨なので、見場は悪いが、味は変わらないのにものすごく安い。

1箱22個くらい入って1,000円だったので、即決で買った。

砂丘を後にして、センターからほど遠からぬ、以前に鳥取に来たときに連れて行ってもらった町営の温泉に向かった。

少し道に迷いながらやっと到着したのに・・・定休日・・・(ーー;)

 
 

どうしてもどこかの温泉に入りたくて、鳥取から湯村温泉に向かう。

湯村温泉からなら、帰りは養父を通って和田山から播但道で中国自動車道の福崎インターチェンジで合流している。

全然下調べはしてなかったけど、きっと湯村温泉も宿泊客でなくても入れる温泉があるはず。

予感的中、湯村温泉に着くと、昔からの源泉の湯を利用した銭湯「薬師湯」を見つけ、入ることができた。

う〜ん・・・見た目は完全に銭湯だけど・・・。

でも湯村の町は温泉町っていうたたずまいで、なかなか風情があります。

今度来るときはここでのんびりしたいなぁ。

温泉に浸かった後は、あとはひたすら帰るのみ。

家に着いたら夕方、日の入り前ギリギリでした。

 

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