リベンジサビキ釣り
 

 

 

日  程      平成16年11月3日(水) 日帰り

費  用      入園料(1日) 500円×2人

           駐車料金 400円

           えさ代 500円×1つ

行  先      和歌山雑賀崎 親子つりパーク

メンバー      みいちゃん 吟遊詩人

            

 

 

前回、悲惨な思いをした親子釣りパークでのサビキ釣り。
このままでは終わらせないと、再度リベンジに出かけることになった。
既にずっと前から、玉網、追加のサビキ針も買い整え、準備万端である。

今回もわたしがみいちゃんの家まで行き、そこからみいちゃんの車で行くことになっていた。
みいちゃんの家には7時に着いた。
荷物を積み替え、出発。
台風も近づいていないし、素晴らしい釣り日和だ。

馬鹿みたいに日焼けした前回に懲りて、わたしは田舎の農作業用の衣料品店で、つばの広い麦藁帽子、手の甲を覆う手甲を買い(もちろんみいちゃんの分も)、顔を覆うために新聞屋からもらった日本手ぬぐいも持参している。

日焼け防止のことばかり考えていたから軍手を忘れてしまった。みいちゃんが家から余分の軍手を持ってきてくれた。

 

釣り場は前回と同じ雑賀崎親子釣りパーク。
一度行ったはずなのに、またちょっと迷ってしまった。

今回の釣りはリベンジと称している以上、釣る気は満々(アジ50匹目標!!)だけど、強烈な日焼けで結果的にファンデーションを買い換えるハメになったり、バーベキューの炭の着火作業でヘトヘトになってしまうのはゴメンだった。

釣り以外の気持はちょっと引き気味だ。

お昼ご飯は、初めからバーベキューはやめて、途中のコンビニで何か買っていこうということになっていたが、結局、わんさか釣れれば午前中で釣りは終わりにして帰る途中で何か食べるか、またボウズだったら(そんなことは考えたくはないが)、粘らずに2時くらいで切り上げて帰りに何か食べようということになった。

釣り場に到着して、日焼け防止のため完全防備に身を包む。
完全に農作業のおばさんと化した。ここでの色恋沙汰は放棄しよう。
みいちゃんにも勧めたが、おしゃれなみいちゃんは断わった。
竿を取り出す。
針を糸に付けねばなるまい。
すっかり忘れている・・・どうつけるんだ??

隣でみいちゃんは早速糸を絡ませていた。(やっぱりな。)

そこに親切なおじさん、登場!!
今回は、当然のことながらおじさんキラーのわたしにまず手を差し伸べてくれた。
おじさんはその後みいちゃんも救助した。
釣り場はいいおじさんたちがいっぱいだ。
この人たちがもっと若くて独身ならなぁ。
無いものねだりはやめよう。

竿を投げるタイミングも程なく回復して、わたしたちは釣りに専念した。

しばらくするとわたしの竿に引きがきた。
アジ、ゲーーーーーットーォ!!
20センチ弱のアジがいきなり釣れた。
わーい♪スーパーで売っているアジそのままだ。
うれし過ぎる!!
今回は魚たちがいるみたいな感じ。

しかしアジが釣れた後は、またしても静かな時間が過ぎていった。
ちょっと飽きてきたとき、またもやわたしの竿に反応が!!

次に釣れたのはそこそこ大きな縞模様の魚。
となりのおじさんに名前を聞いたら「イサギ」という魚で、白身のとても美味しい魚らしい。

イサギとネンブツダイ

それからしばらくは、ふたりとも釣れずじまいで、時間だけが過ぎていった。
全然つれないみいちゃんがくさり始めたとき、やっとみいちゃんの竿にも引きがきた。

「やったぁー!!釣れたぁ〜!」

4、5センチくらいの小さな黒っぽい魚が跳ねていた。
しかし、どれほど小さかろうが、みいちゃんは魚にさわれません。
釣り上げられた魚は、わたしのところにやってきた。軍手をしてわたしが魚をつかむと、針はなんと目の横のところに刺さっていた。

「ぷっ」(こんな釣り方ってアリ?)

痛そうだったが、針の取れた魚はみいちゃんのバケツの中で元気に泳ぎだした。

隣のおじさんに魚の名前を尋ねると、
「ネンブツダイっていうんや。ほら、すぐ足元のところの海にいっぱい泳いでいるやろ。」と岸壁のすぐそばを指差した。
なるほど、さっき釣れたくらいの小さなネンブツダイがたくさん、ピロピロと泳いでいる。
竿投げに失敗してこぼれ落ちる餌のアミエビを待っているのだ。
ネンブツダイたちの計算どおり、わたしもみいちゃんもやたらに投げに失敗して、アミエビを海中に撒いていた。

足元にいっぱいいるネンブツダイを見て、みいちゃんはターゲットを変更したようだ。
今度は岸壁から1、2メートルのところに釣り糸を下ろし、集まってくるネンブツダイを狙っている。
わたしはネンブツダイは食べられそうもないので、あくまでも大物狙いを続けた。

しばらくして、みいちゃんは2匹目をゲットした。

2匹目は背びれに針が刺さっていた。

続いて3匹めも釣り上げた。3匹目はえらで釣った。

才能なのかどうかわからんが、神業であることは確かだ。
みいちゃんは単純に喜んでいる。
わたしは奇妙なところに刺さっている針を外しながら、どのようにして彼らが釣れたのか考えた。

その後、わたしがネンブツダイを2匹釣り(わたしは2匹ともちゃんと口で釣った)、ふたりが釣りに飽き始めたころ、ついにみいちゃんがまともに魚を釣り上げた。

「わぁ、これ、何〜??」

赤茶色の2、3センチのヘンな魚が針の先で躍っている。
隣のおじさんが、

「オコゼや。魚を掴むとき、気ィつけな刺されるで!!」

と注意してくれ、わたしは(こんな小さな魚、掴めるかよ。)と思いながら、指先でつまんで針を外した。

こうしてわたしとみいちゃんは、それぞれ4匹ずつ魚を釣った。
当初の目標値からは大きく外れたが、まあいいや。
とりあえずリベンジは達成されたから。

次回は釣り場を変えてチャレンジするつもり。
大阪湾から和歌山にかけてはずい分いろいろと釣り場があるようなので、これからも楽しみだ。

 

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