前日の夜は例によって興奮してあまり眠れなかった。
今度の釣り場は和歌山なので、わたしがみいちゃんの家まで行き、そこからみいちゃんの車で行くことになっていた。
早起きしなければいけなかったから、結果的に睡眠不足だ。
1週間の疲労も蓄積したままである。
みいちゃんの家には6時半くらいに着いた。
荷物を積み替え、出発。
天気はいいあんばいに曇り。
それほど暑くもなく、雨でもない。ラッキーだ。
途中コンビニでおにぎりを買い、一路和歌山雑賀崎を目指す。
みいちゃんが運転し、わたしは助手席でナビゲーター。
みいちゃんの車にはナビも付いていたから、ちょっと迷っただけで(迷うなよ〜)ほどなく到着。

|
雑賀崎の港街の風景は、まるでイタリアのシチリアを思わせるものがありました。
(シチリアに行ったことはないが・・・)
|
今回の釣り場、「雑賀崎親子釣りパーク」は入り江の中にある設備の整った釣り場で、バーベキューコーナーまである。
インターネットであらかじめ調べていたので、今回はみいちゃんが持っているバーベキューコンロ持参である。
楽しみや〜。

|
雑賀崎親子釣りパーク
|
バーベキューの用意は車に残していたのに、今回もずい分の荷物だった。
駐車場から既に多くの人が釣りを始めている釣り場まで、エンコラエンコラ荷物を運ぶ。
ようやく釣竿を手にした時は既に8時半を過ぎていた。
しかし・・・まだここからが大変だった。
なぜなら、わたしは釣竿を買ってそのまま車に積みっぱなしで値札も付いているような状態、みいちゃんは包装を開けていたからわたしよりはマシだが、ただマシというだけで、ふたりとも釣竿、リール、浮き、針等のパーツを手にしたまま先に進まない。
ここでいつもならおじんキラーのわたしが近くのおじさんをたらしこんで(と言うのはちょっと言い方が悪いが)助けてもらうのだが、どういうわけか今回、隣にいたおじさんを射止めたのはみいちゃんだった。
さっさとおじさんに釣竿をセッティングしてもらい、わたしはと言えば、まだその時点でリールをさかさまに竿に付けていた。がぉ〜。
い、いかん・・・パッケージも開けていなかった分、出遅れたよ〜。
みいちゃんのセッティングを終えたおじさんを捕まえて、結局わたしの竿もセッティングしてもらった。
不足の備品があったのだが、おじさんがくれた。
魚釣りする人たちってみんないい人なのかも。(勝手な分析で終わらせる。)
そんなこんなで、準備だけで30分以上が過ぎ、そのうち曇っていた空が晴れてきて、信じられないような暑さになってきた。
帽子は被っていたがひさしがそれほどないものだから、暑さがモロである。
はじめは軍手をはめていたが暑いし、釣針に引っかかったりするのでいつの間にか脱ぎ捨てた。(というか、軍手は釣れたアジを掴むとき手が傷つかないようにするためにはめていたので、アジが釣れなければ、はっきり言えば要らん。)
顔からはダラダラと汗が流れ落ちる。
この前買った、サングラスを持ってきてよかった。サングラスなしじゃ、まぶしくてやってられないだろう。
それにしても釣れない。浮きが全然動かない。
雑賀崎の魚たち、死滅してるのかと思うほど、全く引きがなかった。
お昼近くになってようやくわたしの浮きに微かな反応が!
やった!!
「釣れたーーーっ!」
リールを巻き上げると針先に5センチくらいの魚がピチピチ跳ねていた。
さっきのおじさんが「鰯や〜!!」と叫んだ。
地面まであと10センチというところで、いきなりボチャン。さいなら〜。
鰯は逃亡して行きました。
く、く、くやし〜。
そこからまた静かな時間が続いた・・・。
ようやくみいちゃんの竿に反応が!!
みいちゃん魚をゲットぉ〜!!
しかしその魚も水面ギリギリまで抵抗した甲斐あって、逃亡して行きました。
魚の種類すらわかりません。