涙のワケは...

5才の娘、いまだに夜中に起きて泣き出すことがある。
大抵は「怖い夢を見た」、もしくは「ふと気付くと(彼女はいつも寝ながら足で私の所在を確かめている)隣にお母さんがいない」などが理由なのだが、昨日は初めて聞くワケがあった。

娘は、おねしょをほとんどしない。今でもたびたびお布団を濡らすお兄ちゃんとは違って、寝ていてもオシッコがしたくなったらちゃんと起きてきてトイレに行くのだ。
昨日もやはり一人で起きて、トイレに入ったのはいいのだけれど、トイレの中で泣き声がする。
どうしたのかと見に行き、
「どうしたん?怖い夢見たん?」と聞くと、
「違う!」
「お母さんいてへんかったら淋しかったん?」
「違う!」
なんだか怒っているような口調だ。
「ほんなら、なんで泣いてんの?」
「だってなー、ずっと寝ときたいのに、オシッコがしたくなってトイレに行かなあかんから泣いてんの!」

な〜るほど、そういうことかぁ。
確かに私もすごく眠たくて起きあがりたくないのに、尿意をもよおして、さんざ我慢したあげく、やっぱり気持ちよく寝るにはいったん起きて、事を済まさなければどうにもしようがないと、泣く泣くトイレに行くことがある。
(ただし、本当には泣かない。)

でも、泣き出すくらいつらくても、ちゃんと夜中に起きてトイレに行くのはとっても偉いよ。
お布団が濡れてから、あわてて飛び起きて、それから「あ〜!最悪!」と嘆くお兄ちゃんよりず〜〜っとエライ!
だって夜中にお布団濡れたら、お母さんまで大変なんだよ。
でも、泣かなくてもいいように、寝る前にあんまりお茶とかジュース、飲むのやめようね。

(2001.5.6)


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