あぁ、バス通勤!

通勤にバスを利用している。そのおかげで毎朝がストレスだ。私の知る限りその路線バスを利用していて文句を言わない人はいない。当バス関係者には気の毒だが本当の話だ。

時刻表があまりにも意味を成していない。なぜ、10分に1本あるはずのバスが30分近く待たされることが全然珍しくなく、やっと来たと思ったら2台、ときには3台も中国の連結バスのごとく、くっついてやってくるのだ。これじゃ、30分に1回しかないのと一緒だ。なんなんだ?これは!

電車と違ってバスの時刻が狂うのは仕方ないとわかっていてもひどすぎると思う。もし、時刻表通りにバスが来たら、それは偶然にも1本か2本もしくは3本前のバスがようやく到着したか、1本後のバスが早く来すぎたかどちらかに違いない。

言いたいことはまだまだある。

もし、時刻表通りに来なくても、自分の乗るべきバスがどのくらいまできているのかがわかればバス停で待つにしてもだいぶんストレスは少ない。そのために私の利用している路線バスでは、乗降の比較的多いバス停には接近表示がつけられているはずだ。ふたつ〜みっつ前のバス停にバスがやってくると表示が出てすぐそこまで来ると「まもなく来ます」と音声付きで教えてくれるのだ。乗降の少ないバス停にはついていないので気の毒だが、この接近表示はかなり役に立つ。

たとえば、一つのバス停に複数の系統のバスが停車する場合だ。目的地に一番近いバス停に止まるA系統のバスと、それより数分歩くくらいのところにあるバス停に止まるB系統のバスがあるとする。どちらにに乗ってもかまわないが、できればA系統に乗りたい。それは、なぜか?せっかく近くに止まるバスがあるのに余分に歩きたくないから、と思うでしょ?確かにそれもある。しかし、私の場合、何といってもB系統で行って目的地に向かって歩いている間に、A系統のバスに抜かれてしまうという屈辱を味わうのがイヤなんである!

その場合、乗り込むバス停にB系統がやってきても、接近表示でA系統がすぐそこまできていることがわかればBをやり過ごしてAを待った方が得策だ。

しかし、しかしだ。私が利用するバス停は、乗降客が非常に多いにもかかわらず、この接近表示が無い!大きな駅前なので近くにバス停が多すぎて、もし、つけてもうまく作動しないのかどうだか理由は知らないけれど、何としても接近表示を実現して欲しい。

私の場合、先ほどの例で言えば、A系統は数が少なく、B系統は結構しょっちゅうやってくる。A系統が全然接近していないのなら迷わずBに乗ってしまうのだが、接近表示がないのでその判断が非常に困難なわけだ。Bに乗って歩いている途中でAに抜かされ悔しい思いをすることがよくある。かといってBをやりすごしてAを待っていると延々やってこない。そのうちBが3本くらい来ては去っていくこともある。そこまで待てば、今さらBに乗るのもくやしいし、いくらなんでもAがそろそろやってくるはずだ。そして、Aを待ち続け、遅刻だ。
一番悲惨なのは、もうこれ以上Aを待てないと見切りをつけ、こんなことなら一番最初に来たBに乗るんだったと思いながら4度目のBに乗ったとき、実はすぐそこまでAが来ていて歩いている途中抜かされ、そして、遅刻!
あ”ぁ”〜!

ここで一つ注意。接近表示があるからといって100%信用するのはイケナイ。たまにこれが故障している。故障の貼り紙があればまだいい。黙って故障しているのを知らずに悲しい思いをすることがあるのだ。もしかしたら故障しているかもしれないと思う控えめな姿勢が大切だ。

この路線バスを利用していない人がこの文章を読んでどれくらい理解していただけるか謎だが、バス通勤には電車通勤とはまた違った苦労があるということはなんとなくおわかりいただけただろうか。

もっといろいろ書こうと思ったけど長くなりすぎるのでまた、そのうち第2弾で書くことにしよう。

(1998.10.25)

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