朝顔の花の色は何色?


長男が小学校一年生のときに使った教材のアサガオの花を毎年育てている。
朝顔は自家受粉なので、遺伝子的に変化は無いはずだ。
このまま育てつづけて、全く同じものを息子が大人になったときに手渡してやろうと思っている。
(この話を夫に言うと、なんとまぁ気の長い話だとあきれられた。笑)
それで、毎年毎年同じ朝顔を見ることになるのだが、今年、気まぐれに写真を撮った。
始まりの色
OM4Ti タムロン90mmマクロ(52BB)1/125 f4 -2/3 KODAK E100VS


現像から返ってきたフィルムを見ると、青いはずの朝顔が紫に写っている。
肉眼ではこの花は真っ青なのだ。
このフィルムE100VSは、アジサイの青をほぼ記憶どうりに写してくれたフィルムなのに、 今回は全然色が違うので驚いた。 私には同じように青く見えていても違う波長の光が出ているということかもしれない。
この写真を撮ったのは、だいたい朝なのだけれど、正確な時刻はメモしてなかったので、 再度時刻を確認して、太陽の色温度の変化を意識して撮ったのが次の写真。
E100VS
OM4Ti タムロン90mmマクロ(52BB)1/125 f2.5 -1/3 KODAK E100VS


やっぱり紫色。 真夏(8月)の太陽がしっかり照る時間帯(9時)で、日差しだけを避けて撮影してこの感じ。
それでは今度はフィルムを変えてみようということで、フジフィルムのRDP3をつかって、 別の日同じ時間帯にとってみた。
RDP3
OM4Ti タムロン90mmマクロ(52BB)1/180 f2.5 +-0 Fuji RDP3


このフィルムでも紫になった。しかも今度は黒紫色。正直汚い色。
写真的にはもっと光を多くして飛ばし気味にしないとだめって感じがする。
色の再現性はどちらも全然肉眼とは違う。
ということで、我家の朝顔を青く見るには、 種から育てて自分の目で見るしかないのかもしれません。
やっぱり毎年育てて息子に種を手渡さなくちゃ、と言うことですね。(笑)
ついでに画像処理ソフトで、レベル補正をRGBの赤だけに施し青くしてみました。(↓)
うそいろ
完全にうそ色。本物の方がずっと綺麗。
花の写真は難しいです。

2004.10.28.


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