軽キャンピングカー ・ 軽キャン 旅行記    (JA3DOM,JJ3GVF)

 
 

 


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          軽キャン旅日記  北海道2007

                     ジャンプ15日目へ                   070620〜070805

          <大阪・北海道・大阪 47日間 (総走行距離5300Km)>

          旅人 大和2号 松島さんご夫妻  ゆたか号 西 玄 西 ユキ

 

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第一日目(070620)

行程 自宅〜郵便局〜親戚〜トヨタ〜ヤマダ電機〜道の駅「カリレヤかめおか」〜道の駅「丹波マーケス」〜東舞鶴港            走行距離 128Km

 

いよいよ北海道へ出発、ここ数日は車の改造に明け暮れそれなりの改造も終わった。朝から友人の河合さんが見送り方々差し入れに来て頂き恐縮する。ご近所に留守をする旨の挨拶をして11時に自宅を出発した。先ずは軍資金調達の為郵便局へ、で待つこと一時間やっと資金を確保する。次に親戚に貴重品を預けて家の管理を依頼する。更に車の整備これは長距離を走る為に車のオイル交換でマツダへ 残念休業日、急遽トヨタへ車を持ち込み対応して頂きこれで安心して出発する。高槻まで走った所で記念QSL発行用の用紙をヤマダ電機で購入。この間JA3DPD局が無線で道中の無事を祈ると連絡あり又JN3JSK松島さんも神戸を出発と無線が入る。電機店出発はPM2:00 高槻・亀岡経由で舞鶴へ向う。▽9号線に入り道の駅「ガリレヤ亀岡」で持参のすき焼きで昼食をとり一休みしていると太陽電池車に興味の方がいて設備の説明をする。炎天下で汗だく、熱心に聴いては感心していた。車の運転は相変わらずユキさんと交互運転、道の駅「丹波マーケス」で舞鶴への道筋を確認して走る。東鶴港にはPM6:00到着、松島さんご夫妻は先着していた。「道中よろしくお願いします」の挨拶で50日間(予定)の道中が始まった。8時を過ぎると乗船準備の為車が並び始めた。列に並ぶと車外にでて出会いを楽しむ。宮崎県から来た波江野(ハエノ)JA6NNBさん北海道での釣についてホタテの釣方「エモン掛けを海に沈める」うに・蟹の釣り方「フラダンスのフラを細く裂いて上部に魚を付ける」を聞く ほんまかいな?エモンかけは貝がはさんだ所で引き上げる・フラには「うに」も「蟹」も引っ掛かり逃げられないそうで、そこで引き上げる。試して見よう!乗船案内のスピーカーがなる。三々五々車に帰り乗船準備に掛かる。

 

第二日目(070621)

行程 東舞鶴港〜小樽港 〜小樽港近くの駐車場    走行距離 3Km

昨夜は乗船から船上での一風呂で就寝はAM1時を過ぎていた。朝は心地よい船の振動でお目覚め、天候は梅雨独特のどんよりした一日となった。書き残しの日記を書き午後は船内シアターでの映画鑑賞後船内を散策する。昨年もこのフェリーを利用しているが船内は快適 夕食は船内食を頂いた。小樽港への到着は PM8:45 港の近くの駐車場へここで一泊する。この駐車場は市営で小樽運河に近く昼間は満車となるが夜は8時から朝7時までは無料となっている難点はお手洗いが遠いこと(100m)。今回冷凍庫を車に積んでいて電気は車に搭載の太陽電池でまかなっている。25時間以上太陽が無く(船底の為)バッテリーのみの運転となる。バッテリー上がり?無事に冷凍庫は動いている。更に今晩バッテリーさん頑張って欲しい。(冷凍庫仕様 15L -18℃ 12V−4A)

 

第三日目(070622)

  行程 小樽港駐車場〜宗圓寺五百羅漢像〜道の駅「スペースアップル余市」 走行距離  36Km

起床5時半で朝の散歩に出る。この一年運動不足が祟り又食欲が増え10Kg以上体重が増加した。今回の北海道旅行中に何とか5Kgの体重減を目標に朝の朝散歩を実戦することにした。駐車場から岸壁沿いを歩く、海を見ると水は汚くいい気分の海岸散歩には程遠い。二筋向こう側には小樽運河があり昼間は賑いを見せるがこの時間人影は見えない。この付近は倉庫会社の建屋が多い自転車に乗って職場に向う数人と挨拶を交わす。車に帰ると既にユキさんは寝床の片付けに掛かっていた。7時までに駐車場をでれば駐車料が無料となる為出発を急ぐ。隣の千代さんに異変、疲れからかぎっくり腰。念のため急遽近くの医院で治療する事にした。それでも頑張って駐車場の管理人さんに聞いた朝市に行き買い物、いきのいい鮭をゲットした。この後市場で聞いた医院に向う。治療に時間が掛かる為ユキさんを相手に残して松島さんと「宗員寺五百羅漢」を観光する。各々の羅漢さん表情の違う顔がいい。暫くして治療が終わったとの電話がはいり羅漢さんの観光を終えて帰る。小樽運河は前回回っていてちょっと離れた小樽駅の観光に出かけた。駅は市の玄関口としてはこじんまりした駅であるが結構歴史があるのだろう(昭和9年改築)。駅の見学と買物を済ませ▽5号線を走り次の目的地余市町へ向う。道の駅スペースアップル余市」に車を置き「ニッカの余市工場」の見学と試飲を楽しむ。昼食後道の駅内のシアターで3D映画の観賞に入る。眼鏡をかけての立体映画は想像以上の立体感があり手を出せば届きそうな所までキャラクターが迫ってくる。これは楽しい、これからはメガネなしの立体映画も商用化されるのでは叉テレビも。夕方になって埼玉の小林さんご夫妻が到着された。明日到着の予定が700Kmをすっ飛ばし着いたとのこと。驚き! 早速芝生の上にて宴会・更に車の中で夜遅くまで懇親を深めた。奥さんからは手作りのセーター(手間のかかるもの)を頂き恐縮する。

 

第四日目(070623)

  行程 道の駅「スペースアップル余市」〜旧余市福原漁場〜魚釣公園〜道の駅「名水の郷きょうごく」〜京極キャンプ場         走行距離 67Km

 

朝の散歩は近くの余市川を歩く、この付近は海に近く流れは穏やかである。川沿いに整備された歩道があり近隣の方が散歩を楽しんでいる。海辺へ一旦下り折返し上流に向かうと堤防には名も知らない花々が咲いていて小鳥のさえずりも聞こえる。左手方向にニッカの余市工場が見えている。2Km程歩き橋に出て左に折れると▽5号線に出た。この後余市駅を見学して散歩を切り上げた。朝食を頂き道の駅を出発し(キャンピングカー3台)旧余市福原漁場を観光する。客は私たちのみ、案内人が付いての300円はよかった。市の職員さんと思われる方の不慣れな説明ではあったがニシンが途絶えるまでの繁盛ぶりはその残された建屋・写真からもうかがいしれる。説明が聞きながらの見学は理解しやすくてよい。 この後余市の魚釣公園に立ち寄り糸を垂れるが釣果なし、イカゲソでは砂場釣りは無理ですね。諦めて道の駅「名水の郷きょうごく」に向う。▽5号線を南へやがて羊蹄山が目の前に見えてきた。 京極吹き出し公園方向へ左折れし暫く走ると羊蹄山絶景のポイントがあった。車を降り写真撮影しているとユキさんが道筋で歓声をあげた 何? 見ると道端にワラビがあるある。撮影を止めてワラビ摘みに専念する。およそ10分でスーパーのポリ袋に一杯、戦果を挙げて先行した車の後を追う。 道の駅に着くと合流予定の福士さんが来ていない?先に到着しているはず。暫くして連絡が取れ近くのキャンプ場にいることが分かり合流する。松島さんから前よりお名前、お人柄はお聞きしていたがここで本人を紹介して頂いた。福士さんは青森の凧揚げ大会で優勝経験があり今回のキャンピングに1.5m〔半紙8枚分)の大凧2枚〔2匹とは言わない)・小凧1枚を持参、勇壮な凧揚げを披露して頂いた。このキャンプ場『京極ふきだし公園キャンプ場」は道の駅「名水の郷きょうごく」に隣接していて使用料は1500円也。隣接して温泉もある。車3台をコの字型に組み風除けをしてパーティーが始まる。埼玉の小林さんご夫妻・青森の福士さんご夫妻・そして私達、一寸飲みすぎたかな。宴会後公園内の温泉で汗とアルコールを流す。キャンプ場は土曜日とあってテントの数も多かった。アマチュア無線は21M SSBで余市町では(JA3KGC,JA3CCX,JA3GSMJA2HMDJA1LZ) 

叉京極町では(UA0JJF,JE1AUT,JL3KFI,JK2NWU,JA1HLF)各局と交信、有難うございました。

 

第五日目(070624)

  行程 道の駅「名水の郷きょうごく」〜道の駅「230ルスツ」〜洞爺村キャンプ場〜温泉〜洞爺村キャンプ場                    走行距離 42K

 

喜茂別川沿いに散歩する。朝早くから堤防道で80過ぎのおばあちゃんが赤ふきの束二抱え持ち汗をぬぐっていた。「早くからご苦労さん」と声をかける更にフキとりですか聞くと「大変ですよ、虫の入っているのもあるし」と答える朝からご苦労さん。肝心のふきの食べ方を聞くのを忘れたが塩漬けにして保存するのが一般的らしい。この辺りの川幅はそんなに広く(50m程)はないが水は透き通って流れも早く音も心地よい。鮭の溯上もあるのだろう。カメラとビデオに景色を写して帰路についた。朝食を済ませ車の水汲みを開始する。吹上公園の湧き水噴出量は日本最大とあってあっと言う間に20リッターのカンが一杯になる。小樽へ上陸して3日目で早くもキャンピングカーの水を使い果たしていたがここで一気に補給する。さあ出発(キャンピングカー4台)、途中道の駅「230ルスツ」で食糧の調達をして洞爺湖に着く。キャンプ出来そうな場所を探すが日曜日でキャンプ場は大賑わい。場所は後で考えることにして松島さん持参のカヌーを湖に浮かべる。処女航海は私と二人で乗り込むがこれが不安定、ひっくり返りそうなのをかろうじてささえ岸にたどり着いた。下半身は水を被りずぶ濡れ、原因は空気が少ないと再度ポンプアップするも不安定さは変わらない。一遊びしたところでHO雑誌に載っている温泉「洞爺湖湖畔亭」1000円→無料(雑誌持参)で一浴、屋上の温泉で洞爺湖が一望できるいいホテルである。一休みして再びキャンプ場に戻る。明日は月曜日、賑わっていたキャンプ場は数台の車になっていた。夜は湖畔で宴会が続く対岸の温泉地区から花火があがる。

 

第六日目(070625)

  行程 洞爺湖〜洞爺湖     走行距離 0K

 

無線機の調子が悪い50Mhzを出すと異常発振し太陽電池制御機が誤動作を起こす。又無線機から異音が出る、念のためアンテナ位置を変更するも動作は変わらない。測定器は無いしお手上げ、だましだましの使用となる。昼食が済むと小林さんご夫妻は北海道33観音寺お参りに出発された。入れ替わりに武井さんJH2FYB)ご夫妻が此方に向っている旨連絡が入る。メールによれば余市で差し歯が取れて歯医者にて治療、更に車のバッテリー上がりでJAFを呼んでいて到着が遅れるとの事。PM3時を過ぎてなんとか到着。早速車をコノ字型に並べるが風が強く寒い為更にブルーシートで風除け幕を張る。これでボックス式の宴会場が出来上がり。今日のキャンプに加わるもう一組の佐藤さんご夫妻から「いい蟹が手に入った」との連絡が有り到着を待つ。支度も整い待ちきれず宴会が始まる。卓上には湯豆腐・おからの煮物・あわび・ワラビご飯・更に佐藤さん到着で毛蟹・ズワイガニ・ETCが並ぶ。お酒はビール・酒・焼酎・ワインと盛りだくさん。8人によるパーティは夜遅くまで続いた。

 

第七日目(070626)

  行程 洞爺湖〜道の駅「230ルスツ」〜道の駅「フォーレスト276大滝〜支笏湖モラップキャンプ場     走行距離 82K

   

5時半起床で散歩にでる湖面は波もなく今にも降りそうな空、キャンプ場から「水の駅」を通り▽230号線に出た。暫く歩くと上り坂になりパークゴルフ場の看板、その方向へ登る。小さなゴルフ場があり朝早くから手入れが行われていた。絶景のポイントがあるのではと見渡したがここで行き止まり。あきらめて湖畔に散歩道を移す。今日の散歩時間は1.5時間となった。朝食を頂き片付けに掛かる。武井さんはこれから札幌方面へ向う。私たち3組は(松島さん夫妻・福士さんご夫妻・佐藤さんご夫妻)支笏湖へ出発した。道の駅「230ルスツ」買い物をし、道の駅「フォーレスト276大滝」できのこ汁100円とおにぎりで昼食。支笏湖モラップキャンプ場には14時に到着した。友人の前川さんJH3GTT)の訃報がはいる。ここは電話も通じにくく何度もTELして頂いたようである。取敢えず弔電を依頼する。友人の石田さんJA3DPD局がお供え等一切の段取り、手配をしてくれた。お世話をかけます。長年の友人をなくすのは寂しい。 キャンプ場でのキャンパーは私たち(6)と米国人のヘンリーさん一家。ヘンリーさんは横須賀米軍キャンプ場の兵隊さんで夏季休蝦を利用して自転車旅行中。それもお子さん3人(6才、9才12才)にそれぞれ自転車、200Kmを走破している。泊まりは小さなテントとハンモックである。「奥さんは来ないのですか?」と尋ねると「妻は仕事中、旅行については心配していない」との返事。6歳の子に自転車で国道を走らすとは、今の日本では鬼親と非難される事だろう。夜はファイヤーを囲んでのパーティーが進む。宴会が終わり残り火を見ていると亡くなった友の送り火に思えた。

 

第八日目(070627)

  行程 支笏湖モラップキャンプ場〜丸駒温泉〜支笏湖モラップキャンプ場     走行距離 38K

 

起床がだんだん早くなり5時起きとなった▽276号を歩く8km。霧が出て霧雨に近い。モラップから1kmほど登って下りが長い山道を歩くとやがて千歳方面と苫小牧方面への3叉路に出る。50分程を歩いて帰途に着く暫くして前方から佐藤さんの車が近づいてきた。仕事の為、朝一で札幌へ帰る。昨夜のうちに挨拶を済ませていたが再度別れの挨拶を交わす。キャンプ場に帰り朝食を済ませた所にヘンリーさんが自転車の空気抜けで助けを求めてきた。空気入れ部分が特殊な構造で手持ちの空気入れでは用をたさない。一度はあきらめて千歳までタイヤの交換に連れて行く段取りをする。更にアタックしてボールペンの軸を使う方法でやっと空気入れに成功しほっと一息。大変喜んで頂きTシャツを頂いた、叉6才のお子さんは喜んで大事なお菓子を差出してくれた。気持ちが通じ合う事、こんな嬉しい事はない。お菓子の残りを持ち帰る手から狙っていたカラスガ袋ごと咥えて飛んだ、袋の重みで高くは飛べない。後を追う子供、しばらく競争したが飛び去った。此処のカラスはしたたかである。暫くして4台の自転車はキャンプ場を出発した、道中無事でありますように。昼食後温泉雑誌HO持参で丸駒温泉へ(1000円が半額)、支笏湖の水面と同じ高さの温泉で本日は135cmの深さ。ゆったりと汗を流してキャンプ場に戻る。まもなく「携帯電話が見つからない」とユキさん、私の電話でコールすると何方ですかとの返事、聞けば「丸駒温泉です」。いい湯に浸かり過ぎて気が緩み、あわてて引き取りに再度温泉に向う。キャンピングカーの窓を開けると冷たい湖の風が吹きぬける。夜は昨日同様にキャンプファイヤを囲む 料理は焼肉・ジンギスカン美味しく頂く。

 

第九日目(070628)

  行程 支笏湖モラップキャンプ場〜道の駅「サーモンパーク千歳」〜道の駅「マオイの丘」     走行距離 48K

 

歩き+ジョギングで朝の散歩、昨日歩いた道から更に足を伸ばす。途中自転車歩行者専用道路に出るとあちこちでワラビ見つけた。一掴み摘んで時間を確認、朝食に間に合うように急いで帰る。5日間一緒に過ごした福祉さんご夫妻は食事の後小樽に向われた、楽しいキャンピングを有難う御座いました。この一週間は宴会・・宴会でした。私たちも支笏湖を出発し◇16号線を千歳方向へ向かう。朝の散歩で見つけたワラビのポイントで車を止めてワラビ狩り、千代さん大喜び。途中道の駅「サーモンパーク千歳」でお買い物して一服、此処は自衛隊の基地が近いのか超低空でジェット戦闘機が次から次に飛んでくる。聞くと訓練中で何時もの事と言われた。それにしてもものすごい騒音である。▽337号線を走り道の駅「マオイの丘」に着いた。今日は前川さんの葬儀の日、遠方で何も出来ず昨日と今日は自分流に弔意を無線の停止(連絡用も含め)に決めていた。夕食は早い目に頂き本日は早寝する。

 

第十日目(070629)

  行程 道の駅「マオイの丘」〜メロン城〜いわみざわ公園バラ園〜道の駅「ハウスヤルビ奈良井」〜道の駅「うたしないチロルの湯」    走行距離 138K

 

朝の散歩は道の駅から北の方向へ昨年歩いた道を辿る。アンテナタワーが4本立つアマチュア無線家の前を通るこのアンテナ群は羨ましい限り。朝早い為に声も掛けられず名刺を電機メーターの横にはさんだ。さらに進むと谷間の林に出る。昨年同様に小鳥の囀りがきこえる。突き当りを左折し▽337号線に通じる道を横断して更に進む(西方向へ)。坂道を下ると水田で仕事をいているおじさんがいて声をかける。お名前は荒井さん、話し上手な方でロケーションの説明と道の間隔・方向・呼び方を親切に教えて頂いた。碁盤目の道路間隔は500m叉南北・東西に道がある。帰り際に自家製のトマトを頂いて恐縮する。7時に車に帰ると既に朝ごはんの用意が出来ていて皆さんお待ち、お世話になります。道の駅を出発して先ほどのお礼に荒井さん宅を訪ねるとアットホームなお家で奥さんにもお嫁さんにもお会い出来て楽しい一時と取れ取れのお野菜を頂いた。本当に有難う御座いました。予定を一部変更して夕張の石炭公園・メロン城に向う。石炭公園の入場料は一般一人3100円でびっくり、これでは入場するお客はいなくなる我々も早々に退散。メロン城でその話をすると店員さんも前は安かったと合槌を打っていた。キャンプ場では小物の洗濯が出来る事もあるが洗濯物が日々溜まってくる。ここ夕張でコインランドリーを探すが無い為に通過する岩見沢市のコインランドリーで洗濯と決めた。◇6号線で岩見沢市に入った所で「いわみざわ公園」のバラ園を観光する。無料の大きなバラ園で管理人(庭園管理人)さんの心意気を聞く。「綺麗と喜んで頂くと最高にうれしい」との事、多種のバラは今が盛りと咲いていた。ひととき楽しんでコインランドリーに向うがなかなか行き着かない。結局松島さんと私たちは別のコインランドリーにたどり着いた。 早速に10日分の洗濯、慣れない洗濯機に洗濯物を入れず600円投入で石鹸と水で機械が回りだしユキさんしょんぼり。仕方なく別の洗濯機で今度は洗濯物を先に入れOK!やれやれ、洗濯に時間が掛かり早々に出発する。▽12号線は30Km以上の直線でその長さは日本一、ひたすら北上する。途中道の駅「ハウスヤルビ奈良井」で休憩後道の駅「うたしないチロルの湯」に到着する。となんと小林さんご夫妻の車が、北海道は広くて狭い! 夜になって松島さんのお友達で昔、神戸に居た前原さんJF8VZQ)が大型のキャンピングカーにて駆けつけた。

 

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第十一日目(070630)

  行程 道の駅「うたしないチロルの湯」〜ファーム藤田〜十勝岳温泉〜道の駅「とうま」   走行距離 162K

 

予定は未定、行先を変更して十勝岳へ向う。中富良野のファーム藤田でラベンダー園を観光、花は5分咲きで見頃はもう少し先のようだがそれでも観光客は多い。園内観光中みんなとはぐれた為に一回りして車に戻り21Mを聞くとJA3KGC山内さんが59+で入感していた。ブレイクを入れると55のリポートを頂くが昨年よりかなり弱い。ファーム藤田を出て上富良野から雲に隠れた十勝岳へ向かう。思った通り山の中腹600m付近からガスが出て10m先が見えない、更に登り頂上の十勝登山口駐車場に着く。頂上も視界は10m、温泉ホテル稜雲閣横の崖から谷を覘くと残雪と谷川が辛うじて見えた。ここからの絶景を松島さんご夫妻に味わって頂きたかったのだが自然現象で致し方なし。奥方(千代さんユキさん)を残して2人で登山道に入った、登り口を入った所に「熊出没」と立て札がある。道幅が広く(2.5m)なだらかな登り道様子を見ながら歩く。暫く行くと標識があり「安政火口まで0.6km」とあるすれ違った登山者(腰に鈴を付けている)に様子を聞くと「ガスが晴れるときがあり運が良ければ見えるよ」と励まし?の返事、たかが600mと先に進む。やがて無人の監視カメラが火口に向いている場所に来た標高1400m?ガスが流れていて火口付近は見え隠れする。谷間は残雪に覆われていてその下を流れる水音が聞こえてくる。一瞬のタイミングだが安政火山火口の煙が見えた。片道1.3Kmの登り道既に一時間が過ぎている、ハンディ無線機を持参すればよかったと急いで下山する。車に帰ると奥方は別に心配するでなし・・「お帰り!」のみでした。視界の悪い中十勝を出発する。下山途中の無線連絡が地元の無線局に混信を与えた。相手局にDOMコールサインを「Dデンマーク・Oオスカー。Mメキシコ」とコールすると何とデンマークの人が出たとか!ユキさんと大爆笑、代わったJJ3GVFも通じずユキさん説明に大変、相手局一局のみがコールサインを言っていただいたが・・。白金温泉を過ぎてからは雲の下に出て「不動の滝」に到着、たっぷり給水する。此処から一気に旭川の道の駅「とうま」に向かう。キャンパーの小林さんご夫妻から道の駅{とうま」でお待ちしますとTEL連絡あり3回目のドッキングとなった。本日の交信局は中富良野で21M SSB (JA3KGC,JA3NTE)各局。有難う御座いました。

 

第十二日目(070701)

  行程 道の駅「とうま」〜道の駅「けんぶち」〜祖神の松〜朱鞠内湖   走行距離 89K

 

きり!とした朝の冷たさ今日の温度はかなり低い。Tシャツだけでは寒い為、上から長袖シャツを羽織って散歩に出る。方向を北にとって石狩川に出た広い川幅に対して細い流れが2手に分かれている。向日側の川には朝早いのに釣り人がいて忙しく移動していた、渓流釣のような釣方か? 川筋に沿って堤防を1km程歩き今度は南の方向へ、この辺りは水田が多い。ビニールハウスできゅうり・トマトの栽培農家もあり、更に店舗・工場が進出している。水の量は豊富でかんがい用の水は音を立てて流れている。遠くには大雪山が一望できる平野ロケーション。道の駅に帰り朝食を頂く間に小林さんご夫妻は次のキャンプ場「朱鞠内湖」での再会を約束して33ヶ所参りに出発した。9時松島さん神戸との定時交信が終わり出発、▽40号線を北上する。途中新しく出来た道の駅「けんぶち」で一休みして▽239号線に出る。ネットで調べた祖神の松に向う、案内標識が少なく山の中を右往左往。調査の為に登った山道はよく帰還できたと思う程の道、四駆にしておけば良かったのに後のまつり。結局祖神の松は山上ではなく平地を少し走って階段を登った所に有った。思ったよりも高さが低いが胴回りは大きいエド松の木、樹齢千数百年である。考えてみると我々は何代にも渡りこの松を眺めて来た、いやこの松は何代もの人間を見てきたのだろう。どっしりと構えたこの木を見ていると私は小さいな。この辺りは山の幸、フキ・三つ葉が群生している。おすそ分けをと少々摘んで帰る。キャンプ地朱鞠内湖には3時頃到着、小林さんご夫妻も暫くして到着した。昨年はどんよりとした天気で雨も降っていたが抜群の天気、宴会後湖面から昇る月は水に映り見応えあった。本日の交信局は士別市で21M SSB (JO7FVR)有難う御座いました。

 

第十三日目(070702)

  行程 朱鞠内湖キャンプ場〜美深激流の滝〜高広の滝〜トロッコ王国〜美深アイランドキャンプ場  走行距離 102K

 

朝の朱鞠内湖は雲一つ無い快晴、散歩する指先が痛くなるほど冷えている。相変わらず小林さんご夫妻の立つのは早い今日は留萌へと旅立った。昨夜から松島さんの体調が悪く疲れからの風邪では? 体調に配慮して行程を近くの散策に変更した。▽275→◇49号線で美深激流の滝を観光、2.4Kmを歩く、滝は思ったよりも小さく水も少ない。このあたりには滝が多く暫く走ると「高広の滝」駐車場に出る。ここの滝は高さもあり又夫婦滝で滝らしい滝であった。◇49号線は枝幸町方向、雄武町方向へ伸びていてその分岐点に「トロッコ王国」がある。5Kmの距離の往復で1200円、乗車せず取敢えず駐車場で腹ごしらえ、玉子入り山菜うどんは料理人の手違いで一寸不味い。体力の回復、大事を取って折返し美深町キャンプ場に向う。キャンプ場到着はPM4時、サイトの中はキャンパーで大賑わい。車を駐車スペースに入れキャンプの用意が終わりホット一息、向かい側のホテル兼温泉「美深温泉」で汗を流す。

 

第十四日目(070703)

  行程 終日美深キャンプ場  走行距離 0K

 

美深は天塩川筋に沿う小さい町、ここのキャンプ場は道の駅「美深」・美深温泉に隣接して貸しカヤック、パークゴルフ・簡易スキージャンプ台が併設されている。町営で料金は一人200円と安く30台以上のモービルキャンパーが居た、中には5ヶ月以上ここに滞在しているキャンパーもいる。一ヶ月の長期キャンプ料は3000円で水・お湯付きの為に家へ帰るより安くつくらしい。時間がたっぷりあり電気回りの修理、キャンピングカー電源リレーが接点不良を起こし昨日修理したが叉おかしくなり再度修理に挑戦する。リレーは分解して接点部分の調整を行い昨日配線したオート制御装置を外した。これで改造初期状態に戻った、暫く様子を見ながら使用する。お昼からはパークゴルフに興じる。昨年に続き松島さんがトップ、巻き返しがならず残念。夕食後、明日の計画を一杯頂きながら確認する。明日は稚内のキャンプ場へ向う。

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第十五日目(070704)

  行程 美深キャンプ場〜道の駅「おといねっぷ」~道の駅「なかがわ」〜長沼湖〜稚内キャンプ場  走行距離 205K

 

散歩で天塩川堤防を上流に歩く。この川は結構長く調べると日本で4番目(256Km)との事、この辺りの川幅は30m程度で流量も少なく小川といえる。この川に沿って▽40号線が延びている。朝から雲が低く近くの山も霞んできて今にも泣きそうな天気。堤防を右に折れて国道に出るが行きかう車は少なく北方向に向う車の殆んどがタンクローリー車、燃料を朝の内に届けるのだろう。国道を暫く歩くと遊学館がある。廃校の小学校をそのまま利用していて(小学校の看板もそのまま残されている)庭には薬草が植わっている。館には時間が早く入館出来なかったが庭の薬草を見学した。多種植わっていて各々に種類・名前・効能の書いた立札がある。その種類が多く覚えられそうに無い、こんなものが薬草?と思う物もある。考えてみれば草木は生命の基であり全て必要なもの、一部の例をビデオに録画した。今日は稚内への旅、走行時間が長い為AM9:00に出発する。▽40号線を稚内向けに走る。途中◇118号線で板谷を経由する方向へ走るも通行止め、再び▽40号線に戻る。道の駅「おといねっぷ」、「なかがわ」で休憩後今年6月開館の「ゆめの地創館」に入館する。地下500m(仮想)〜地上50mを体験する50mの展望場からは利尻富士・草原が一望できた。此処は日本原子力研究開発機構が核汚染物の地下廃棄をPRする施設である。見学後施設駐車場で昼食を食べた後、此処から30分、隣接した豊富町大規模草地牧場の100円で飲み放題牛乳を頂く。ビールと違いコップ一杯頂くと十分、何ぼも飲めんもんです。一昨長沼年入った豊富温泉はパスしてパンケ沼・長沼に向かう途中の道は草原の中、風が吹き緑がゆれる爽やかなドライブは幸せを感じる。程なく「幌延ビジターセンター」に着き木道を歩く。青い空と湖、更に草原にそよ風と最高の贅沢気分、北海道はいいな。一息入れてからオロロンラインを北上して夕方稚内に到着した。メイン通り裏通り共にユカタ姿の娘さんが目立つ、聞けば祭りの初日との事で道路規制も敷かれている。取合えず「モダ石油」(会員性でガソリンが安かった)を探して給油し廃棄物の処理を近くのストアーで行う。宿泊地「稚内キャンプ場」は小高い山の上にありカーナビと口コミが無ければ行き着けない場所にあった。既に20台ばかりのキャンパーがいて満車に近い賑わい。空き場所を探し駐車し辺りを見ると偶然か神戸NO、車が4台・奈良1台・姫路1台と関西の車が多い。夜は表で焼きそばと一杯、ご馳走さん。

第十六日目(070705)

  行程 稚内森林公園キャンプ場〜ノシャップ岬〜海産物店~稚内森林公園キャンプ場  走行距離 24K

 

標高300m程の頂上から近いこのキャンプ場は稚内市内より急な坂道を1.5Km程上がった所にある。山を回り込む為に市内の南側が一望でき夜になると町明かりが美しい。朝散歩に出ると霧で10mぐらいの視界、道は一本道迷うことも無いと散歩に出る。暫く行くと前方から人の声、市内からの散歩人が登ってきた。意を強くして急な坂道を下る。2Km程歩いて海岸に出た。ここはコンクリートの船着場で道を隔てて観光客相手の市場(販売店)があった。港で小船を手入れしている人に声をかけた。若々しい体つきで顔の艶もよく「お幾つですか」と尋ねると「77歳」と返事、まだまだバリバリの船乗りさんである。間もなく解禁になる昆布取りの為に船の手入れをしておられる。聞くと昆布はこの港を出たすぐ近くで取れる、勿論天然昆布だが隣接して栽培昆布の業者もいるとの事。稚内の祭りは3日間続き祭り明けの9日からコンブ漁が解禁になり一斉に漁に出る。コンブは若い昆布は若いのがいいという、みやげ物に直販が出来るか尋ねると原則的には漁協を通すがいいですよとのことだった。散歩途中で書き物も無く屋号とTELを石の端に引っかき書をしたが途中寄り道で紛失してしまった。「行きはよいよい帰りはシンドイ」?でキャンプ場への登りはきつい、山はまだ霧の中にあった。朝食後、軽キャン「ゆたか号にて4人で稚内市内の見学に下りる。各町々で祭りの御輿が出ている。担い手のいない所はリヤカーに乗せて引いている。ワショイワッショイからブラスバンドまで多彩である。ノシャップ岬・灯台・コンブ漁師の町を見学し観光客相手の魚屋館で安い!蟹をゲットする。早速この蟹をユキさんが裁くがかなり手間が掛かる。食事ですよ、の声でお昼からビールを片手に乾杯。この蟹皆さんおなかが大きかったのか?沢山残った。午後はゆっくりと休養・・この間久しぶりにアマチュア無線で各局とコンタクトが出来た。夜はご飯炊きと秋刀魚焼きは松島寛さんの手料理となり女調理師は休養でした・・か。本日の交信局は稚内市(稚内森林公園キャンプ場)からで21M SSB 

JR2XDQ,JA9AGL,JR4ONV,JA1QOS,JA0ZN/1,JF9HIP,JA1KK,JI7KKH,JR6MMC)各局と交信する。各局有難う御座いました。

 

第十七日目(070706)

  行程 稚内森林公園キャンプ場〜宗谷岬〜猿払公園キャンプ場  走行距離 69K

 

2日目の散歩は展望台方向へ向う、この辺は山より丘といった方がいい何しろ木が無く草原である。展望台を越えて更に進むと山頂に出た。沢山の通信用タワーが立っている。見るとNTTドコモ・北陸電力・建設省のパラボラアンテナで共に非常用電源も設置されていた。舗装道路はここで終わりここから尾根筋の山道となっている。右手下に自衛隊のレーザー基地を見ながら暫く行くと次の丘に出る。昨日とは打って変わり晴天、ここから眺める利尻富士は障害物も無くその全容がみえる。一休みして更に次の丘へ、道は2つ目の丘を越えた所で途絶えた。散歩には久しぶりに万歩計を付けて歩いた、戻って確認すると12000歩となっていた。一昨日満員だったキャンプ場は昨日、今日とガラガラに空いている。キャンパーは蟹祭りの枝幸町へと出立していった。私たちも残りのキャンパーに挨拶を済ませ出発、宗谷岬から猿払村へ向う。宗谷岬は見通しよく47Km先のサハリン(樺太)が見えていた。丘に登ると風車発電機群が連なって見える。この丘は20m〜200mの丘陵で1万年前の氷河期に形成されたという。放牧された牛・風車のあるオランダ風の建屋「ゲストハウスアルメリア」でアイスクリームを頂く、のどかな風景である。一休みとおやつを頂いた後オホーツク海を左手に▽238号線を走る。この辺り(猿払村)は早くからホタテ養殖が盛んでニシン長者以来の「ホタテ長者」が誕生しているらしい。大きな海を4区分して順番に稚貝を撒いて養殖し4年で回収する。即ち4年物が商品となっている(資料等)。みやげ物はホタテ貝ということで国道沿いにある「猿払漁協ホタテ加工場」直販のお店に入る。奥方が買い物中に工場付近を散策、その貝殻の量にびっくり、大型のブルトーダーがフル回転して貝殻の山を作っていた。この漁協から1Km程走ると道の駅「さるふつ公園」に着く。ここは隣接してホテル・温泉・キャンプ場等があり公園オアシスとなっている。今日の宿「猿払村キャンプ場」には松島さんのお友達、中村さんご夫妻が2日前から逗留中で到着早速に紹介して頂いた。キャンプ場は真新しく炊事場・トイレ共に綺麗で叉料金が200円とお手ごろ価格、キャンパーには有難い。夜は例によって宴会、中村さんは大のお酒好きで楽しい方、話が尽きず夜はふける。

 

第十八日目(070707)

  行程 猿払公園キャンプ場〜エサヌカ原生花園〜ベニヤ原生花園〜クチャラ湖キャンプ場〜ウスタイベ千畳岩〜クチャラ湖キャンプ場  走行距離 97K

国道沿いに近い港(猿払港)を見学して帰る途中、昨年見た2頭の馬か牛か?が健在で草を食んでいる。今回はビデオに取ってきた。話をすると皆さん見たい!との事で案内する。場所は隣接する牧場で乳牛のような白黒の一頭ともう一頭は小型の道産子馬のような感じ、皆さん牛・馬と大賑わい。今回も結論を出さずに引上げる。テントをたたみ3台の車で移動を開始、国道を外れ海岸沿いの道でエサヌカ原生花園を通りベニヤ原生花園へ向う。この道は原生花園に盛土し舗装されていて直線に20Km程あり素晴らしい景色を楽しめる。ベニヤ原生花園の手前でワラビを見つけ早速ワラビ狩り、同行車には「先に行って」とユキさんと2人で雑草の中へ好きです!

原生花園に着くと皆さん既に一回りしてキャンピングカーで一服中、急いで背丈程の草原に敷かれた板道を歩く。海岸沿いにある湿地帯で大きな泉もある。時期がよくエドカンゾウー・アヤメ・他名の知らない花が咲き、緑が美しい。昼食後クッチャラ湖へ、大きな祭り「クッチャラ湖祭り」と江刺の「蟹祭り」が同日との事でクチャラ湖に車を置いて前夜祭の「蟹祭り」に向う。会場は江刺の「ウスタイベ千畳岩キャンプ場」でクッチャラ湖から20Km程、車の規制で近くの駐車場に車を入れる。駐車場に武井さん (洞爺湖で合流) が先着していて再会の握手。ピストン運転の無料バスで会場につく。数日前から会場にいる多田さんが迎えに出て頂いた。前夜祭とはいえ会場には大きな舞台も作られ屋台が会場を取り巻いている。横のキャンプ地には2百台近くのキャンピングカーが駐車し壮観である。ここでの蟹味噌汁は蟹半匹が入り¥100円旨い旨い。蟹祭りの雰囲気を十分に味わいクッチャロ湖に帰った。今日と明日は5台のキャンピングカーのドッキング(中村さんご夫妻・武井さんご夫妻・多田さん・大和2号・ゆたか号)賑やかな一日となった。夕食は昨日に続きジンギスカン鍋・隣のキャンパー差し入れの毛蟹等で大宴会。

 

第十九日目(070708)

  行程 クチャラサイクルキャンプ場終日  走行距離 0K

 

表に出ると霧雨。旅行中始めての雨、今日はコインランドリーと温泉があり濡れてもOKと散歩に出る。雨の為舗装道路を選びクッチャラ湖の取り付け道路から突き当たりを右に折れして浜頓別−豊富線に出るこの時間30分程歩いたが車が1台通ったのみ、道はクッチャラ湖沿いに続く見通しも悪い。更に進むと人、人の姿が見えてきた「「おはようございます」挨拶をして暫く立ち話。このおじさんは毎朝夕この道を散歩していて小雨にも関わらず向こうの山手まで行き帰ってきたという、又この辺は熊が出るので注意しているとの事。一寸心配になったがおじさんのいうその山手まで歩くことにした。雨は霧雨から小雨に変わり空も暗くなって来た。道を上り詰めた所には「任達内酪農」の看板があり丘の向こうには牧場が続いている。此処まで5Kmは歩いたか、結構距離があり帰り着いた時は体中ぐっしょりと濡れていた。ユキさんはお冠むりである。早々に着替えを頂いて温泉に向う。今日はお祭り、朝早くから準備で忙しく車が走り回る。湖畔には続々と車が集まり、出店も立ち並ぶ。10時過ぎには会場も出来上がりイベントが始まった。昼食にはまたまた蟹味噌汁が出る。イベントの楽団演奏・丸太渡り競争・演芸・が進行して「よさ恋おどり」が始まった流石に北海道2位を取った江刺の踊りは迫力があり見ごたえがあった。締めくくりは湖上で花火の打ち上げ、一日お祭りを楽しませて頂いた。会場で昨年お会いした大矢さんご夫妻と再会し大家さんが写された滝の写真を頂いた。

本日の交信局は浜頓別町(クチャロ湖キャンプ場)からで21M SSB (JA3SGR) 局 有難うございました。

 

 

第二十日目(070709)

  行程 クチャラ湖サイクルキャンプ場〜北見神威岬〜北緯45°国際記念広場〜ウスタイベ千畳岩〜枝幸町〜ウスタイベ千畳岩  走行距離 43K

 

潮が引くように静かになったキャンプ場を出て湖畔を歩く、波もなく静かで対岸の森がそのまま写る。湖はこの冬白鳥が大挙飛来して賑わったと聞く。サイクリング道路にはいり暫く行くと分かれ道、更に湖畔の周りを歩くつもりが間違えて浜頓別町内に出てしまった。仕方なく町役場方向へ歩き右折すると左側にエーコープ少し行った右側にホームセンターがあった。キャンピング旅行を続けていると食料品・雑貨・コインランドリー等の店は休憩と補充基地として必要不可欠であり町に入ると店舗の有無を確認するようになっている。北海道は何処の町もよく整備されているこの町も小さいが区画整理されていて中央線のある道路が住宅街にまで続いていた。更に行くと住宅街を出て突き当たりはT字型そこから向うは原野、西部劇映画で見た町を思いうかべた。右に行くと「牧場」との立て札があり、左に取ると再び町に入る。公園内を通るとお年寄りの皆さんラジオ体操中、ちょっと離れて音楽に合わせて朝の体操を済ませた。祭りも終わり合流した皆さん(9人)で朝食の雑煮をお囲みお別れの挨拶をする。中村さんご夫妻は行先?・武井さんご夫妻は豊臣へ・多田さんは次のキャンプ場でご一緒する・大和号、ゆたか号は枝幸へと各々北海道に散っていく。クッチャラ湖から再び▽238号線で南下する。途中北見神威岬〜北緯45°国際記念広場を周り、枝幸町内で買物してキャンプ地「ウスタイベ千畳岩」に到着した。早速海辺に出て水遊び、昆布拾いをする。拾った昆布は岩陰に干す。多田さんが再び合流して更に夜は漁師と民宿を営んでおられる蛯名さんさしいれの(解禁の日のトレトレ)マスのチャンチャン焼きで遅くまで宴会、美味しかった。叉蛯名さんからはこの付近の漁業事情、農村と漁村の関係、生活事情等をお聞きしたが厳しい話でした。

本日の交信局は枝幸町からで21M SSB (JA1OQ,JH4PKQ,JJ1APX/6,JHIUR)各局有難うございました。

 

第二十一日目(070710)

  行程 ウスタイベ千畳岩〜オホーツクミュージアムエサシ〜ホテルニュー幸林〜ウスタベ千畳岩  走行距離 14K

 

海岸線を歩くと潮が引き遠浅になっていた。朝早くから胸までの長靴を履いた女人が海に入り何か採っている。ウニでも採っているのだろうか?声をかけるには遠い、そのまま暫く見ていたが機会が無いまま離れて国道へ出る。潮の引き具合から「今なら昆布が拾えるのでは」と昨日行った岩場の海岸に戻る、思った通り手の届くところに昆布がありゲットする。大量と喜びながら岩場に足を置いた途端にバランスが崩れジャポン!しりもちをつき半身がずぶぬれ、早々に車へ帰るが今回は特にお叱りは無し(生活が掛かっていますからね)水は思っていた程冷たくはなかった。昨夜の蛯名さんが朝から見えられホタテのトレトレを頂く又ユキさんがお願いしていた「浮き玉」も持って来て頂き大喜び、今夜は造りか焼きホタテ。午前中は昨夜に続き蛯名さん多田さんと・私たちの懇親会。午後はお別れして近くのオホーツクミュージアムエサシで枝幸町の歴史展示物を見学後宗谷のビデをみる。更に近くの「ホテルニュー幸林」の温泉で一浴びしてのんびりする。今日は天気が悪く(曇り・霧雨)昆布の乾きが悪い、大和号の屋根上に干しても乾かないので乾燥籠を追加で買い入れ籠乾燥に変えた。夕食は頂きもののホタテ、結局焼きホタテで一杯となった。広いキャンプ場は私たちと他に2台のキャンピングカー、キャンプ場は寂しいかぎり。おまけに寒風が吹くこれが夏とは、早々に我が家に?かえり布団にもぐり込む。

本日の交信局は枝幸町からで21M SSB (JA3SGR)局有難うございました。

 

第二十二日目(070711)

  行程 ウスタイベ千畳岩〜道の駅「マリーアイランド岡島」〜道の駅「おうむ」〜日の出岬〜道の駅「おこっぺ」〜紋別コインランドリー〜道の駅[香りの里たきのうえ」〜滝上キャンプ場(パークゴルフ場)ミュージアム  走行距離 147K

 

朝の散歩は一寸足を伸ばし三笠山に登った。今はシーズンオフで閉鎖されているがリフト乗場があるシーズンにはスキー客で賑う事だろう。山頂迄はウスタイベ千畳岩から往復で約12kmのコース。ここも「熊出没」の立札が有り途中で引返すつもりが悪い癖が出て制御が利かず山頂まで登った。山頂から1.5kmはジョギングで下り途中からは早足で歩く、熊がついて来ないか後ろを振り返りながら。国道には1Km間隔でポストが立ち距離表示がある早足で歩きながら歩数を数えると早足でジャスト1300歩、一歩当りの歩幅は77cmと解った。今朝の散歩は2時間で16500歩となり計算では12.6Km歩いた事になる一寸無理をした。キャンプ場は今日も寒い、時折降る霧雨と風はまるで大阪の冬である。朝の外気温は6℃以下となっていて表に出るには厚手のジャンパーがいる。朝食を終えて昆布を入れた籠を大和2号の後ろに付けキャンプ場を後にする。暫くして大和2号からガス欠(プロパンガス)の連絡が入り充填所を捜す。プロパンガスはガス冷蔵庫と日常の煮焚ものに使用している5Kgボンベを2本積んでいて1本で10日程度使用できるが片方のガス欠は北海道では不安になる。枝幸町で去年充填したガススタンドが見付かり充填するこれで10日間は大丈夫(これとは別に携帯ガスボンベは123本使用する)。▽238号線を道東に向け出発する途中道の駅「マリーアイランド岡島」「おうむ」で休憩し日の出岬を観光して昼食は岬突端の駐車場で頂く。更に東へ、道の駅「おこっぺ」に寄り一休み。洗濯物が溜まってきた為に通る町々でコインダンドリーを探して走る、紋別に有るとの情報で遠回りとなるが早々に向いやっと見つけて10日分の洗濯が済む、やれやれ。不思議なもので洗濯が済むと心の中もリフレッシュしたように気持ちが良いこれはゴミ廃棄でも同じで北海道はゴミ捨てステーションが少なく、廃棄出来るとほっとする。コインランドリーの出発はPM4時、道の駅「香りの里たきのうえ」には5時に到着した。この滝上町は芝桜が有名で6月には全山花一色になりシーズンには全道・本州からの観光客が押寄せる。今晩の宿は武井さんから聞いていた「滝上キャンプ場」内のパークゴルフ場駐車場に決める、此処は建屋の中に自販機置き場があり休憩用の椅子と机が設置されている。場をお借りして鍋物一式持ち込んでの夕食は水煮で一杯、綺麗なトイレもあり武井さんの情報に感謝する。

 

第二十三日目(070712)

  行程 滝上キャンプ場ミュージアム〜層雲峡〜道の駅「おんねゆ温泉」  走行距離 163K

滝上には川沿いに散歩道があり渓流を見ながら散歩出来る。上流に向う途中で滝が3ヶ所あり小さいダムもある滝をよく見ると何と一部コンクリート製?期待を裏切られた思いになった。散歩道が終わった所には観光用の橋・展望台がある。駐車中の車から出てきた青年に声をかけてこの憤懣をぶつけると此処は渓流釣りでも有名で本州からもお客が来るとの事、更に芝桜の観光客向に開発していて自然との調和が取れない開発がされたのでしょうと言われた。「透き通るような水、渓流は自然のままで見たい」北海道に於いても近い期間で人工化が進むのだろうか。朝食の後は駐車場の上にある「香りの里ハーブガーデン」を観光して芝桜で有名な滝上を後にした。Hoo(温泉雑誌)の記事から層雲峡温泉の無料温泉に向う。層雲峡駐車場で昼食後に2MHZを聞くとコンデションが良い。JA8IAF天野さん (札幌)からは「HPを見てますよ」とのお言葉を頂き感激、つたないHPを見て頂き有難うございます。各局と交信を終えて目的の層雲峡「プリンスホテル朝陽亭」で一浴びし「銀河の滝」を観光後▽39号線を東進する。石北峠は標高1200mあり生憎霧で見通しが悪い、時速30Km程度のろのろ運転で峠を越えた。北見市温根湯温泉の道の駅「おんねゆ温泉」には16時30分に到着し近くのキャンプ場を下見するが小雨もあり宿泊地を道の駅「おんねゆ温泉」に決めた。夕食は神戸より運んだ神戸牛のシャブシャブを頂くアルコールも入って幸せ一杯。ユキさんは温根湯温泉に入る為温泉「大江本家」に搬送、大満足で帰ってきた。私はこの間本日の「道中記」を書いている。本日の交信局は上川町からで21M SSB (JH7GNC,JI1TLB,JA8IAF,)各局有難うございました。

 

第二十四日目(070713)

  行程 道の駅「おんねゆ温泉」〜ピアソン記念館〜オホーツクビアファクトリー〜北見ハッカ記念館〜川湯温泉御苑ほてる〜砂川温泉駐車場  走行距離 139K

 

此処温根湯温泉は▽39号線沿いで北見市街から約30kmの位置にあり大型温泉旅館が2軒の温泉町である。バブル絶頂期には旅館も多く歓楽街も栄えたとのことであるが今はメインストリートも閉鎖された店が大半で寂れた感がある。温根湯町は温泉宿のあるこの一角に家が集中していてここから一寸歩くと典型的な農村となる。ロケーションは山と山の間に挟まれた幅4km足らずの平地で山沿いに川があり国道は川と平行して細長く北見市へ続いている。田には黄金色の小麦畑と玉葱畑、少々のジャガイモ畑がある。国道をさけてたんぼ道に折れると2車線の一本道が真直ぐに続く、気分は最高である。暫く行くと大型のトラクターが玉葱畑に薬剤を噴霧している玉葱に薬剤が要るのかな?雨が降った後で水補給とは思えない。切が着かない道を途中で右折れして川を渡り丘の上に出る、この辺りも畑が続き温泉観光客相手と思われるゴルフ場があった。さらに右に折れて丘を歩き道の駅に帰った。仕掛け時計が9時を知らす5体の人形が館から出て合流し楽器を奏でる演奏が終わると元の館に帰っていくこの仕掛け時計は国内最大との事で良く出来ていて楽しい。道の駅は広く他に「木工細工展示館」や「実習館」があり大型観光バスもひっきりなしに来る。仕掛け時計を見学して出発、▽39号線を北見市内に向う。地図に出ている「ピアソン記念館」を見学した北見市がまだ「野付牛」と言われていた時代にアメリカ人宣教師G.P.ピアソン夫妻が住まいした館で北海道遺産になっている。この館はウイリアム・メレル・ヴォーリズ氏の設計メンソレータムの元経営者との事で身近にかんじた。ここの館主に地ビールの「オホーツクビアファクトリー」を教えて頂いて直行する。久しぶりにレストランでの昼食はいいですね、運転中の為に地ビールをチョット味見するだけ美味しい!夕食用に購入する。この後北見の一大産業で当時世界の70%の生産量を誇った(今は生産0)「ハッカ工場跡の館」を見学する。館長の安部さんは大の阪神フアン、後日阪神グッズを送る約束をした。北見市の観光を終え▽39号線、▽243号線で美幌峠から屈斜路湖に向う。今日の宿泊予定の「和琴半島キャンプ場」は車の乗り入れが出来ない為に先ずは川湯温泉へ「御苑ホテル」(Hooで無料)で一浴して途中で見つけた「砂湯温泉」の駐車場を宿とした。夕食は北見で入手した地ビールで乾杯し食後は屈斜路湖半の砂川温泉足湯でゆっくり暖まり就寝。

 

第二十五日目(070714)

  行程 屈斜路湖砂湯パーキング〜川湯パーク牧場〜硫黄山〜摩周湖温泉まつり〜摩周湖水郷公園  走行距離 36K

 

ここの地名「弟子屈町」を(てしかがちょう)を私はデシクツちょうと読んでいた。昨年もここに来ているのに気がつかなかったが松島さんからのご指摘を頂き又標識のローマジで確認した。薄学の私には特に北海道の地名は読みにくい。朝の散歩は屈斜路湖に沿って右手に湖を見ながら歩く、白樺とエド松の林の中を舗装された2車線の道が続く、途中ユキさんが「白樺の木は沢山見るが葉を近くで見たい」といっていたのを思い出し手に届く白樺の葉を採取した。この道は脇へそれる道も無く行けども行けども同じ道が続く、帰り時間から途中折返しとなった。帰ると砂湯パーキング前の足湯に朝早く浸かりに行った松島さん足が滑って全身浴で大変だったとの事、ひと事では御座いません。9時を過ぎると観光バスが入り足湯は賑やかになってきた出発準備も整い硫黄山に向う。途中乗馬場「摩周湖乗馬トレッキング」がありユキさんの希望で生まれて始めての乗馬を体験した。松島さんはビデオ係り、寄添った子馬が千代さんに擦寄るため乗馬中きゃきゃと声を出している。30分程の乗馬であるが馬はとぼとぼ歩いているようで何か申し訳ない気がした。一昨年に見そびれた硫黄山に着いた、蒸気の煙が多いが想像していたより臭いは少ない。噴出口はあちこちにあり火山を見ているのと同じでその噴出口には硫黄が山積している。硫黄山を観光後付属の売店2階のミュージアムに入る。硫黄の塊の展示と開発の歴史展示があり思ったとおり硫黄を商売にした人がいた。北見市のハッカ作り・ここの硫黄開発、僻地での事業者の苦労が想像できるがこれを乗り越えた人、富を築いた人がいる。山の歴史は意外と浅く500年〜2000年で形成されたらしい。硫黄はマッチ・絶縁物(電線の碍子等)等に使用され鉄道まで敷かれて事業した山は掘りつくされ叉代替品の登場で廃坑となった。硫黄山から摩周湖は近いが昨年も登っていて今回はパスすることとなった、情報によれば摩周湖温泉祭りとのことで宿泊は「摩周湖温泉水郷公園」にして温泉前夜祭の広場を観光する、ユキさん千代さんは関西のおばさんを発揮してバザーの買物を楽しんでいた。駐車場に入ってからゆたか号電気系統の修理となる、ソーラーパネルからバッテリーヘの充電と非常時にダイナモからからバッテリーへ供給する構造でダイナモからのヒューズが溶断した為にヒューズの交換を行った。車には非常用としてテスター・半田ごて・その他工具一式を積んでいるルンペン旅行の必需品である。

 

第二十六日目(070715)

  行程 摩周湖水郷公園駐車場〜開陽台展望台〜中標津トーヨーグランドホテル〜標津町の北方領土資料館〜根付半島〜道の駅「すわん44ねむろ」  走行距離 204K

 

霧雨が降りこちらに来て初めて散歩を中止した残念だが明日から頑張ろう。道の駅「摩周湖」から川を隔てて「水郷公園」がある。街中を流れる釧路川の公園で藁葺の水車小屋・池等が造られ憩いの場となっている。ここの駐車場には綺麗なトイレがありキャンパーは「道の駅」とこの「水郷公園駐車場」を利用している。前回(昨年)来たときは駐車場に手洗いの水道も完備していて流石に「水郷公園」と感心していたが今回手洗い用の水道栓が撤去されていた。話によると節度無いキャンパーの使用が原因とか、残念である。駐車していたキャンパーは朝9時頃には皆各地へと旅立って行き駐車場はガランとしてくる私たちも支度を終え出発した。▽243号線、◇150号線を走り中標津にある開陽台展望台に着いた生憎の天候で見通しが悪い。陸での地球の丸さが実感出来る展望台との事だ、真下には北海道遺産の防風林があるこの防風林は田畑を風雪から守る為に作られたものでここから見ると田畑を四角に囲んでいる様子がよくわかる。水平線は小雨で見えないが晴れた日には海まで見えるらしい。この近くに「クテクンの滝」がある丘を降りて「ミルクロード」を走る。道路は直線で丘を越えながらの下り、道最高のドライブコースである。途中左山側へ折れ暫く行くと舗装道路がなくなり道も狭くなる大和2を残して探検車ゆたか号は未舗装の道を更に進むと対向車に出会った。「滝まで遠いですか?」と尋ねると「滝には装備をしていないと行けないよ」と言われる装備とは「ロープと山登り一式」(手に負えません)すごすご退散する。中標津町に入り雑誌「Hoo」にある「トーヨーグランドホテル」へ、カーナビは便利で間違いなく目的場に案内してくれる。ホテルの温泉で昼食前の一浴となる贅沢です。昼食後は▽272号線を通り標津町の「北方領土資料館」を見学した。一息入れて海岸沿い▽244号線を走り根付半島に向う根付半島のドライブは「トドワラ」の異様な景色・白く枯れた立木(蝦夷松の枯れ木で80年〜150年)・100m幅程の陸についた道・原生花園・湿地帯と感動を与えてくれる。通行止めのパーキング場から1Kmあまり原生花園を歩くと今盛りの浜茄子・エゾカンゾー・カキツバタ・名前の知らない種々の花々、背丈程の花が続く、天国とはこんな所では・・松島さん曰く「先は無の世界だよ」。先端まで行くと遥か先の海からトドワラの枯れ木の連なりが見える往復で3Km近く徒歩観光して車に帰ったのはPM4時、ここでの宿泊は浜風が強く寒くて無理と判断し、距離はあるが90km先の根室を宿泊地と決めた。▽244、▽243、▽44号線を走り宿泊先の道の駅「スワン44根室」到着はPM6:30となった。なんと道の駅には中村さんご夫妻の車があり再会にびっくり、再会を喜ぶ。

 

第二十七日目(070716)

  行程 道の駅「すわん44ねむろ」〜春国岱ネイチャーセンター〜北方原生花園〜納沙布岬〜霧多布〜道の駅「厚岸グルメパーク」  走行距離 175K

 

道の駅の後ろ側は風蓮湖4Km程根室側に「春国岱厚生野鳥公園」がある。中州のような所へ橋が掛かっていてカモメが欄干といわず道路まで所狭ましと群れていた。あまりの多さに気後れがして漁帰りの漁師さんに「向うに行けますか?」と聞くと「行けますよ」といい更に「去年の台風で木道は途中で壊れています」と教えてくれた。気を取り直して橋に近づくとバタバタと羽音をたて通り道は空けてくれる、狭い両欄干のカモメは飛立ちもせず侵入者の挙動を監視している。橋を渡り中州?に出ると小さな駐車場があり「根室10景 春国岱」の立て札があった。ここが木道の始まりで沖まで伸びて更に風連湖を形成する島?中州?へ木道の橋が続く。右に太平洋左に風蓮湖、向こう側の中州にはトドワラ(枯れ松)が見える。木道の下は浜茄子・草が茂り海水も流れるようだ。200m程行ったところで通行止となった、台風による被害で途中から通行出来なくなっているが補修が待たれる。散歩から帰り朝食をとっていると「お先に出発します」と中村さんご夫婦、見送る私たちを置いて一足先に出発された。▽44号線で根室市へ向う、途中春国岱のネイチャーセンターを見学して根室市を通過、納沙布岬の「根室10景北方原生花園」に到着した。入口に柵があり「扉を閉めて下さい 馬が逃げ出さない為」と立札がある。馬を飼って原生花園が守れるのかなと思いながら木道に入ると道いっぱいにあるある馬の糞、うまく()さばきながら散策する。あやめは多いが既に最盛期は過ぎていてカメラを持った人も「チョット元気がないな」と残念そう。コヒーブレイクを駐車場で済ませてしばし走ると北海道東端の納沙布岬についた。灯台に近い店に入ると美味しい蟹味噌汁を振舞ってくれるここで昼食にしましょう、商売上手です。食事後真正面に見える水晶島とこの海(漁船が国境侵犯でだ捕される海域は目と鼻の先にある)を眺め「北方資料館」を見学した、帰してほしい北方領土です。地物の昆布も仕入れ霧多布岬へ向う、お箱をひっくり返したような霧多布の台地は風が強く寒い。早々に「霧多布温泉ゆうゆ」にはいる、「ぐる得」パスポートで牛乳1本付き有難う。霧多布岬キャンプ場は風が強く寒い為に泊まりを厚岸に変更する、時間がおそくせっかくの海岸線を通らず再び▽44号線を急ぎ到着はPM6時を過ぎていた。道の駅「厚岸グルメパーク」には途中連絡の取れた中村さんご夫妻が先着していて夜の食事は道の駅内のレストランで海鮮焼きをご馳走になり宴会、更に車に帰って2次会となる。本日の交信局は根室市納沙布岬からで21M SSB (JS1MBH)局有難うございました。

 

 

第二十八日目(070717)

  行程 道の駅「厚岸グルメパーク」〜セキネップ展望台〜漁師村〜来止臥〜和商市場〜道の駅「阿寒丹頂の里」 走行距離 110K

 

散歩は欠かさず続いている。霧の中を道の駅「厚岸グルメパーク」から根室本線の陸橋を通り街中を突き当りまで歩く、左折れして暫く歩くと厚岸大橋。霧で見えない向こう岸に渡り更に進むと小高い山が左手にある。登りかけるとカラスが騒ぐし上は靄って見えない、機先を削がれ道を変えて左手に廻ると厚岸漁港があり「大規模ホタテの養殖場開発地」の立て札があった。厚岸大橋を渡るとき向側は島と思って来たが途中の標識に左は霧多布とあり??車に帰って地図を見ると厚岸湖に掛かる大橋で向側も陸続き即ち湾で納得する。私たちの出発時間は何時もながらゆっくりで中村さんご夫妻は早ばやと阿寒湖に向けて出発された。今日は釧路辺りの観光を予定して▽44号線を走り途中から◇142号線の海側を走る。途中「セキネップ展望台」で昆布の天日干しをした、つかの間の晴天だが石の上での乾燥は早く即に終えた。断崖の上を走る道は所々で海岸に下りる道に出会う、思い切ってわき道に入るがガスがでて見通しが悪い。ユキさんが怖がるがなんとか道を下りきると人家は4〜5軒の小さな漁村に出た。海岸線に出ると台風の影響で荒い波が打ち寄せている浜辺を見ると大きな昆布が打ち上げられている早々に昆布拾い一級品の昆布をゲットする。一方ユキさんはガラス製の浮き球を発見、早速漁師のおじさん富田さんにお願いし念願の浮き球を2個も戴き大感激する。車に帰ってからも「海岸に下りて良かった」と喜んでいた。水が底をついた為に無料キャンプ場「来止臥」で補給する立札には「生水の飲用禁止」が書かれていた。ここは崖淵で絶景の場所と思われるが残念なことに靄があり視界が10m、時折靄の隙間から海が見えた。▽44号線に戻り釧路市に入る雑誌に出ていた「和商市場」に入るが観光客相手の出店という感じで早々に引き上げる。▽240号線を走り今夜の宿泊地道の駅『阿寒丹頂の里」へ向う山側に入るに従って霧も晴れ雨も止んだ海岸線とは違い到着したときは晴天になっていた。道の駅の向側は温泉になっていて食事の後ゆっくり一浴び今日も幸せ。本日の交信局は釧路市からで21M 

SSB (JA5VWI,JH4XFZ/1,JA2BLK,JH1TAR,JA1NOB)局有難うございました。

 

第二十九日目(070718)

  行程 道の駅「阿寒丹頂の里」〜鶴居村〜釧路湿原展望台〜道の駅「しらぬか恋問〜音別町いこいの森 走行距離 122K

 

道の駅の近くには「タンチョウー観察センター」温泉「赤ベレー」「北緯43度美術館」野営場等が一ブロックにある。又1km程の位置に航空用の無線基地があるおそらく釧路空港に関連した設備と思われるが種類は解らない。道東に来てから天候が悪いカラット晴れた日は少く今日も朝から霧雨の天気だが道の駅周辺を歩いた。ユキさんの希望で鶴居村の温泉に向う、途中草原で対の鶴に出会い車を止めて暫し観察するがやがて鶴は恥ずかしいのか草地の向うへ。2年前に泊まった鶴居村温泉「温泉ホテルタイト」の温泉は藻 炭酸泉で43度の出湯かけ流しで最高である。お湯に入と全身ぬるぬる疲れがとれる一浴びしてからホテルで昼食を頂き皆さん大満足。休憩後「釧路湿原展望台」へ、ここの木道を散歩する。1廻り2.5Kmでゆっくり釧路湿原を見学した。走路は再び釧路へ帰り今度は▽38号線を南に走り道の駅「しらぬか恋問」で一服する。道の駅の後ろは海岸で台風の影響か非常に波が荒い。海岸に出ると吹きさらしの中お酒を片手に鍋を囲んでいる人がいた少々のアルコールと鍋では体が冷えて持たないのでは?いらぬ詮索である。予定していた馬主来(ぱしゅらい)キャンプ場は全くの海辺で寒く泊まるには不向き、音別町の「音別町憩いの森」へ走る。海岸線から20Km足らずの道のりを山側に入ると一気に天気が良くなったここでも海岸側と内陸の天候の違いに驚く。このキャンプ場は静かで設備も良く今後この辺りでは利用したい所である、但し熊の出る山の中で寂しすぎる本日のお客様は大和2号・ゆたか号のみこの時期は無料となっている。キャンプ場内には樹齢約320年のハルニレの木や推定150年のエンジュ(マメ科)の大木がありなまえの知らない大型の鳥もいる。夕食は先に覚えたチャンチャン焼きで宴会。本日の交信局は鶴居村からで21M  SSB (JF3DOK,JE1COG/1)局有難うございました。

 

第三十日目(070719)

  行程 音別町憩いのもり〜暮別町「ぶどう工房槲館〜道の駅「忠類」 走行距離 125K

 

散歩は音別川沿いの道を本流方向へ歩く、夜中に降った雨上がりの道はガスがでてくる。小さな山越えをするがこの辺りは「熊出没」の看板があり両側が山でうっそうとしている流石に気味が悪く大きな声で歌でもない声を発して歩く。暫く続けると声が出なくなり今度は口笛を吹きながら歩くその口笛も唇が乾きかすれてくる頃、折返しの行程にはいる。道行く車は殆ど無く6時を過ぎた頃から本流方向への車が時々走るようになった。本流には仕事場があるのだろうか、ワンボックスカーに4〜5人乗った車が多い。山中の帰り道は以外と早く感じるが雨上がりのこんな日は帰り着いてやれやれ。キャンプ場は水が使えてほっとする買い貯めた食料の洗い・次の食料の下ごしらえ・飲料水の補給等、準備を整えての出発は10時を過ぎていた。▽38号線に戻り豊頃町から道道62号線、途中で昼食場所を探し「カシュニリゾート」へ向う。近くに「ぶどう工房槲館」があり駐車場で昼食をとる、ここはチーズの製造工場で販売もしているいろいろと試食の上購入する。店員さんが「この前で映画撮影が行われました」と云う、見れば高峰秀子と池部良の映画ポスター看板が立っていた。◇15号線に出るのに松島さんと途中ではぐれ別道で虫類村に向う。連絡用の無線機の調子が悪くFMで1Kmも走ると聴こえないと、JN3JSK局から連絡あり急遽144MのSSBに切り替えた。道の駅「忠類」でアンテナを外して道通テストを行うが異常が見からなかった。原因は? 夜になって小雨が降りだした。本格的に雨に遭ったのは北海道へ来て始めてである。天気予報では明日も雨らしい。本日の交信局は釧路市(音別町)からで21M  SSB (JA3CCX,JL7PEO)局、虫類町(JR1NGU)局有難うございました。

 

第三十一日目(070720)

  行程 道の駅「忠類」〜道の駅「なかさつない」〜道の駅「虫類」 走行距離 57K

 

朝から小雨がふり続いている。5時起きの散歩は中止で7時まで就寝した、流石に習慣で5時前には目が覚めて表の様子を見ると駐車場には隣の大和2号をふくめて4台の車が泊まったようだ。キャンパー仲間では「虫類はいい所」と聞いていたが意外と車は少ない雨のせいだろうか。朝食後ゆたか号は20Km先の中札村にあるコインランドリーに向う、一週間分の洗濯物が溜まりコインランドリーを探していたが隣村にあるとの情報を得て。昨日不調の無線機の状態を確認する為に大和2号には虫類での待機を依頼した。▽236号線を北に向け走ると道の駅「なかさつない」に着いた、整備された道の駅で「虫類」と遜色はない。コインランドリーの場所を教えて頂いて無事に到着する。コインランドリーでの洗濯時間を利用して道の駅「なかさつない」近くのスーパー・100円ショップで小型の液晶時計を購入した。車の無線機デスプレイの上に取付けたが100円でこんな時計が買えるとは時代が変わりました。心配した無線機のテストは約20Kmはなれての呼出しを実施し145MHZではFM,SSB共に感度良好で異常は無かった昨日の不調原因は不明のままである。再び「虫類」に帰り行程を検討の結果雨が降ること、又松島さんの体調もいまいちの為にもう一泊する事にした。時間が出来道の駅に隣接している「忠類ナウマン象記念館」に入館した。この虫類町で発掘された(発見1969年7月)ナウマン象の化石を基にした実物大の骨格復元が展示している。完全な一頭の化石が出るのは珍しく国内では初めてとの事である。この道の駅の周辺には他にパークゴルフ場・温泉ホテル・カキツバタ花園等がありゆっくりと楽しめる。車を道の駅近くのキャンプ場に移したがここにはキャンパーが多い、無料のキャンピング場であり虫類町は確かにいい所である。残念な事にお手洗い場が遠く叉小雨が降る為Uターンし今夜も道の駅泊と決めた。

本日の交信局は中札内村からで21M SSB JR3RJH局、有難うございました。

 

第三十二日目(070721)

  行程 道の駅「虫類」〜道の駅「コスモール大樹」〜100人浜オートキャンプ場〜襟裳岬〜道の駅「三石」〜森林公園緑のふるさと温泉キャンプ場 走行距離 179K

 

二日続きの雨で今日も散歩が出来ず体がうずうずする。雨中の行程、私たちゆたか号は襟裳岬経由(▽236−▽336−道道34)、大和2号は▽236号線経由で道の駅「三石」に向け出発する。天候は大荒れで特に海岸沿いの◇34号線は2m以上の大波で車に飛沫が飛んでくる、その上に霧で視界が悪く運転も大変。この荒波で昆布が流れつく、多数の漁師さんは海に入り昆布を拾っている。腰以上水に浸かり紐の付いたヒッカケを昆布目掛けて投げ引き寄せる高波に身体は流されて命がけである。付近は昆布を満載した軽自動車が走り回っている。一方場所が変わると荒波乗りを楽しむサーファーがあちらこちらに集まっていた、北海道にもサーファーがいるんだ。休憩の為海岸沿いからちょっと入った所の「100人浜オートキャンプ場」のパークゴルフ場に入る。雨にも関わらず沢山の人がいた、「何の集まりですか」と訊ねると「婦人会でパークゴルフの会」との事大荒れの中ご苦労さんです。休憩後再び海岸沿いの道を走り襟裳岬に着いた。昨日のテレビでは襟裳岬で遊ぶアダラシを放映していたが岬は風雨が強く車から出るのも大変、こちらがアザラシ(雨ザラシ)だ。一寸先が見えずずぶ濡れになりながら岬の建屋に入ったが残念なことに何も見えず早々に退散した。それでも近くの店屋を回って地の昆布を買い入れて岬を後にした。海岸沿いを更に走り車を止めるポイントを探しやっと名も知れない漁港を見つけ駐車、暖かい車内食お昼を頂いた。海岸線を走るゆたか号と山越えを走る大和2は連絡が取れ始めまもなく待ち合わせ予定の道の駅「三石」で無事ドッキングする。道の駅は海辺で風が強くよこなぐりの雨が当る為に急遽近くのキャンプ場「森林公園緑のふるさと温泉キャンプ場」に場所を移した。キャンプ場は無料で利用出来近くには温泉もありいい場所である。小雨になった中で大和2号のテントを出して夕食を楽しんだ。

本日の交信局は襟裳岬からで21M SSB JA3KGC局、有難うございました。

 

第三十三日目(070722)

  行程 森林公園緑のふるさと温泉キャンプ場〜道の駅「サラブレッドロード新冠」〜道の駅「むかわ四季の館」〜苫小牧フェリー乗り場〜苫小牧錦公園 走行距離 115K

 

朝起きると久しぶりに雨が止んでいてホットする。ここ3日間は小雨続きで拾い昆布の乾きが悪くぼちぼちカビが生える頃と心配である。車の後ろにぶら下げて袋をかけているので濡れることは無いが恐る恐る袋を開けて見ると異常なし、今日中に乾燥してしまいたい。キャンプ場を後にして苫小牧・室蘭方面へ向けて出発、▽235号線、道の駅「サラブレッドロード新冠」でレコード館を見学、千代さんユキさんはたっぷりと買物を済ませる。道の駅「むかわ四季の館」では鵡川でとれるシシャモが激減した歴史と捕獲制限等の資料が展示されている。因みに本州で販売しているシシャモは本当のシシャモが極少といわれている。昼食は苫小牧のフェリー乗り場駐車場で頂く。ここは太平洋フェリーの苫小牧―名古屋航路他で大型のフェリーが停泊していた。キャンプ場偵察の為、錦公園の奥にあるオートキャンプ場を見学予定で苫小牧錦公園に到着、公園は綺麗でトイレあり水がある。近くに温泉がありオートキャンプ場を見る前に本日の宿泊場所はここに決まった。温泉に入る前にオートキャンプ場を見たが有料で最低3150円流石に綺麗。温泉はナトリューム温泉で源泉が53℃,黄土色のいい温泉、ゆっくり頂きました。夜は最後の神戸牛の焼肉で一杯。ご馳走さんでした。今回はキャンピングカーに冷凍庫を積載して来た、2台の冷凍庫のお陰で食材がバライティに富、お付きのまかないさんのお手料理(失礼しました)は最高です。

 

第三十四日目(070723)

  行程 苫小牧錦公園〜三段滝〜道の駅「ルスツ230」〜道の駅「真狩フラワーセンター」〜道の駅「ニセコビュープラザ」〜神仙沼〜道の駅「らんこし・ふるさとのむら」 走行距離 160K

 

3日ぶりの散歩日和と外に出る。何と視界が20m程の霧の中にいた公園の中には私たち2台の車のみである。散歩は昨日行ったキャンプ場の手前で左に折れ錦大沼に出る。沼の淵には歩道が出来ていて3.5Km周遊コース、昼間歩けば最高の散歩道だが早朝で霧が深く一人歩きはなんとなく心細い、熊が出そうな雰囲気である。昨日公園の管理人さんから聞いた話ではここら辺で熊が出たとの事、熊に合ったら後向きに逃げずに後ずさりして逃げるのが良いらしい。北海道での散歩は命がけである。錦大沼周辺は大きな公園でキャンプ場・パークゴルフ・カヌー・総合広場等がある。・オートキャンプ場もこの公園と一体化している。沼とは反対側には小川があって乗馬場もある。流石に北海道の市民の森、羨ましい限りである。散歩もおわり朝食を頂いて後、カーナビを道の駅「ニセコビュープラザ」にセットして▽36号線を走り白老からは道道86号線にはいる。砂利の敷き詰めている場所を探し一休みして拾い昆布の天日干をする。やっと製品が完成し袋詰めにした。峠越えをして三段滝で観光、美味しいサクランボを安くゲットする。看板の三段滝を見に行ったが流石に水は綺麗、滝かな?の感じ。道の駅「ルスツ230」、「真狩フラワーセンター」、「ニセコビュープラザ」で休憩を取り道動66号線パノラマラインに入る。途中のキャンプ場を2ヶ所見るも宿泊地にはいまいち。頂上の神仙沼を観光して駐車場で夕食の支度中急に霧が出て10m以下の視界となりあわてて下山する事にした。▽5号線に出て道の駅「らんこし・ふるさとの丘」着、山頂を見ると(神仙沼付近)雲で覆われているここは水もあり本日の宿と決める。夕食はお好み焼きパーティ、千葉県からのキャンパーも加わり賑やかに乾杯。

本日の交信局は伊達市からで21M SSB JA3NTE局、有難うございました。

 

 

第三十五日目(070724)

  行程 道の駅「らんこし・するさとの丘」〜道の駅「黒松内」〜黒松内手作り加工センター「トウ・ヴェール」〜長万部公園 走行距離 77K

 

今朝も霧が多い、道の駅の後側はパークゴルフ場とキャンプ村になっている。散歩コースがあり周遊コースを歩くが30分も掛からず一周してしまった。霧の中、国道に出て散歩の続き、山に囲まれた1Km幅ほどの丘に▽5号線が走っている。脇道にそれてしばらく行くと突き当たりは山となった。折り返して帰りに道を尋ねると下に行っても上に行っても道は無いとの返事、諦めて再度キュンプ場周辺を歩く。この辺は主に米作で所々にジャガイモ畑もあった。道端にはワラビが生えていて摘み始めたがここの所ワラビも食べ飽きた、生活の足しにもと思いつつ放棄した。道の駅は珍しく水が使える為にキャンパーにとっては有難い昨年に比べると表で水の使える所は減っている。節水して大切に使いたい。昨日お会いしたキャンパーは早朝に発った、私たちも定刻の朝食を済ませ水を補給して出発する。▽5号線を南に道の駅「黒松内」に着く、この道の駅は大きく裏にパークゴルフ場がある。昨年はここで始めてのパークゴルフを体験した又無線インターネットも公ではないが使用可能である。黒松内での観光場所は少なく近くの黒松内手作り加工センター「トウ・ヴェール」でハム・ソウセージの加工場を見学後する。更に唯一?の観光場所「歌才森林公園ブナセンター」を散策する。ブナ林はここが最北端でこの地の天然記念物となっている。管理棟の駐車場で昼食後「二股ラジュム温泉」に向う。この温泉は石灰華ドームが有り泉質は茶褐色で今まで見たことの無い温泉。湯花が浮き流れた温泉が積層して茶色の石が形成されているこの種の温泉湯華は珍しくアメリカの国立イエローストン公園のマンモス温泉郡とここの二ヶ所のみとの事、入泉料は1000円と高いが十分満足をした。この温泉に住みついたキツネがいて人を恐れず歩き回っていた何でも子狐もいて客から頂き物を持って帰るらしい。温泉上がりで一杯を行きたい所を我慢して長万部町の「長万部公園」に向う。公園は整備が行き届き綺麗な公園である泊まりはこの公園と決まる。夜は公園内のテーブルでの野菜たっぷりカレー風味の鍋で乾杯、今日も幸せ

本日の交信局は黒松内町から21M SSB (JN4DJT,JA1GHU,JE9WJF,JE9AUW)各局、有難うございました。

 

第三十六日目(070725)

  行程 長万部公園〜ピリカキャンプ場〜今金町牛馬品評会〜八雲町スーパー〜道の駅「YOU・遊・もり」〜緑とロックの広場キャンプ場〜道の駅「YOU・遊・もり」 走行距離 158K

 

すっきりした朝になったこんな朝は久し振り、5時で早くも太陽は水平線から10度近く上がって行く手にある。帽子を深くかぶって一筋の道を歩く30分も歩くと陸橋があり渡ると▽5号線に突き当たった。突き当りには突堤があるが幸い手作りの梯子があり突堤を越えて海岸に出る。今引き潮か遠浅の砂浜が続いている、突堤の際は流れ着いたゴミが山積に、まるでゴミ捨場のようだ。ゴミはどこから来たのか解らないが人の捨てたもの地球の海はゴミだらけ・・水は透き通り潮の引いた砂浜は歩きやすく気持ちがいい。海岸線を2Km程歩いて再び町へ入る、朝の散歩でひと回り出来そうな小さな町だが帰りついた長万部公園は大変気持ちのいい公園だ。水場があり・トイレが綺麗で公園内を小川が流れている。キャンプ場の使用料は600円となっているが無料で宿泊できたキャンパーにはうれしい限り。カーナビの行先を道の駅「YOU・遊・もり」にセットして出発▽5号線から230号線へ今金町の「美利河ダムサイト」を観光して「オオシブンナイ」の滝を見に行くが迷子に。地元の方、梅村征一さん直子さんに道を尋ねた所「小さな滝で水も少ないよ」とのお話、「ここから八雲町へ出られますか」と訊ねると親切に道を教えて頂いたその道案内の的確なこと、「土地が開いているから引っ越してきて」と直子さんお礼を言って帰りかけるとトレトレのキュウリを頂いた。本当に御世話になりました楽しい出会いを有難うございました。道は再び▽230号線に入り今金町内に入るとなにやらイベントが在りそうな賑わい近づくと牛馬の品評会が行われていた。そっと覗いて見ると2〜3頭づつ真ん中の審査場へ引き出され評価を受けている。牛・馬共に美人の美男の基準があるらしい。札幌で品評会1位・2位の馬も見た・・?素人には解らないが流石に綺麗にドレスアップされていた。道の駅「YOU・遊・もり」には夕方到着し昨年お会いした泉南の広田さんご夫妻(ベンツの君)と一年ぶりに再会懇親した。今回は娘さん・孫さんを連れて5人旅、お爺ちゃん頑張っています。大和2ゆたか号はこの近くのキャンプ場「緑とロックの広場」に向う。谷あいの道は北海道では珍らしく細い道、やっと小さなダム下のキャンプ場に辿り着く、キャンプ場には大理石の大ステージが有り電源も装備されていたロックは音楽のロックと山肌の岩に由来するのだろう山奥にどうしてこんな施設が?立札には「熊・マムシに注意」塾学生を連れた一組の団体が野営の準備中で23日前に熊が出たとの話、泊まるには寂し過ぎる為、夕食を頂いて退散、道の駅「YOU・ゆう・もり」に引き返した。

 

第三十七日目(070726)

  行程 道の駅「YOU・遊・もり」〜東大沼キャンプ場 走行距離 29K

 

▽5号線は車の交通が多く又道の駅が少ない事で「YOU・遊・もり」は一晩中賑やかであった。トイレは男性側はチョット貧弱、本来の目的には十分だがオートキャンパーが利用するにはイマイチかな(身勝手な言い分)。散歩でJR森駅近くから浜に出る、この時間は潮が引いている。浜辺で落穂ひろいのような仕草で海草を拾っているおばさんに出会った。「何を拾っているんですか」と聞くと「藻ずくを拾っています」と、一緒に藻ずくを探し「此れですか?」「違います」それではこれと、よく似た海草を摘み上げたがいづれも違った。「難しいですね」と声をかけて失礼する。昨夜一杯機嫌で書いていたパソコン日記が突然消えてガックリしそのままになっていた。書直しを朝食後行うが昨日書いた内容とはかなり違うように思う一日のみの消失でよかった。ぼちぼち他のメディアに記録した方が無難のようである。書直しに時間が掛かり松島さんご夫妻に待って頂き出発が遅くなってしまった。車で森町を一周し食材調達後大沼公園のキャンプ場へ、思ったよりも近く20Km足らず昼前に到着した。この駐車場にはテントキャンパーとは別に私たちと同様のキャンピングカーが多い、車から離れた所でキャンパーの方と立話中に別の方から「車を離れるときは必ず施錠」をと注意を受けた、23日前に隣の人と話中に貴重品を盗まれた人がいるとの事、慌てて車に戻った。走行距離も短く到着が早かったことで近くの立派なグランド「トルナーレ」(プロサッカーも練習できる)に隣接する施設「ユートピア」の温泉で一浴しゆったりした一日となった。今日のキャンプ場は快晴で風があり大阪で言えば清々しい秋の風。3時過ぎに大阪の永田さんご夫妻(通称ターシーマーム)が合流再会を喜び夜は遅くまでパーティ、永田さんご主人(ターシー)の楽しいお話を聞く。話されるご主人をみる真喜子さんマーム)のうれしそうな顔、いいご夫婦です。お互いに信頼して労わって共に末永く・・こんな思いです。

 

第三十八日目(070727)

  行程 東大沼キャンプ場〜道の駅「なとわ・えさん」〜恵山〜道の駅「なとわ・えさん」 走行距離 107K

 

朝、起きて表に出ると広田さんご夫妻の車が近くに泊まっていた。聞けば昨夜11時過ぎに函館を出て一気に走ってきたと言う、元気元気。今日は道の駅「なとわ・えさん」で昆布購入10時待ち合わせの為、早めの出発となった。永田さんご夫妻・広田さんご家族に見送って頂き恐縮する。昨年走った道を恵山に向け走るがこんな道走ったかな、こんなトンネルあったかなー・といささか記憶に乏しい。道の駅では久しぶりに21MHZのコンデションが良く10局あまりとコンタクト出来た、道の駅でのスタンプ押しが忙しい。午後になって近くの活火山「恵山」へ登る。途中道の駅で聞いた足湯を捜して廃業したホテルの庭先を歩くと豪華な彫刻が傾き、絨毯の切れ端が泥に埋もれている。これはバブルの遺跡である、残念なことに足湯は見つからなかった。頂上付近の駐車場に車を止めて徒歩で散策にでる。煙の上っている所には硫黄が噴出していて山崩れ防止の柵があちこちに施されている。頂上で600m程度だが海から一気に上がる為、道中の景色も見ものであった。道の駅に帰り寛いでいると軽キャンの改造車が横に止り声を掛けて頂いた。中を拝見すると今まで見た軽バン車では最高の改造をしていた。ゆたか号と同じく畳敷きで入れ物も工夫され、ノレンも掛けている、叉「布団干しも出来るよ」と引出し式の板を引っ張り出した、皆さん工夫をされています。道の駅「なとわ・えさん」は海辺にありキャンプ場も隣接している昨年は雨で2日間逗留した、今日は晴天で気持がいい。「ごめんなさい」とキャンパーが訪ねてきた。「お久しぶりです前に蒜山(岡山)でお会いしました」お顔に見覚えがあるが蒜山の事はすっかり忘れていた。思い出した!4月山陰旅行の時に、何とこの方(金田さんご夫妻)4月に九州を出て本州を回りそのまま北海道を旅している。ゆたか号を見て懐かしくお声掛けしたとの事、「よく分かりましたね」「太陽電池搭載の軽バンは忘れません」とのお言葉、有難う御座います。私たちは山陰旅行から一旦自宅へ帰り北海道へはリセットして来ている為にお会いしたのは遠い昔の感覚、そのまま旅を続けていられるとは。しかし縁とは不思議ものしばし懇親してお互いの道中の無事を祈りつつお別れした。松島さんご夫妻との最後の日となった。明日は函館迄ご一緒し、お互いの目的地に向う。夕食は鍋を囲んで「ここまで無事に旅行が出来たことに感謝」の乾杯に始まり今回旅行の思い出を語り合い夜遅くまで話が続いた。お世話になりました。 本日の交信局は函館市日の浜町から21M SSB

 (JA3EUB,JA1BUQ,JA2KGH,JE3MYO,JH3FUD,JA3BKP,JG2PVL,JJ3INK,JE9EYW,JH1REP,JA3RJH)

各局、有難うございました。

 

第三十九日目(070728)

  行程 道の駅「なとわ・えさん」〜函館〜大間〜道の駅「よこはま」〜道の駅「とわだ」 走行距離 205K

 

朝4時ごろ「本日の昆布採りは中止です」と町内アナウンスが聞こえた。其れから暫くして雷と大粒の雨が降ってきた。屋根をたたく雨脚は強く朝から予定していた散歩と「水無温泉」での入浴は中止して函館へ向う。函館に着いても猛烈な雨、道路の下水があふれ出て川の様になっている。20〜30cmの深い道を50mも走ると車のスピードがガクと落ちる、一瞬ヒヤリ。やっと脱出し函館港の近くにあるコインランドリーに到着、やれやれ。洗濯中に北海道最後の給油をして「北連」の北海道地図を入手、この地図は重宝する。洗濯も終わり北海道最後になる昼食を戴いてから荷物を積み替え(道中預かって頂いた荷物)、いよいよお別れのときが来た。大和2松島さん千代さんゆたか号の私・ユキさんの北海道39日間、楽しいキャンピング旅行を終えた。今回もぶら下がり旅行をさせて頂きお世話をお掛けしました。厚くお礼申し上げます。・・函館から大間迄フェリーで1時間40分、ついに北海道を離れて本州に上陸、下北半島を南下する。▽279号線で野辺地からは▽4号線をはしる、道の駅「よこはま」で一服して運転手をチェンジ(ユキさんたかさん)一気に道の駅「とわだ」に到着した。この間140Km を約3Hで走った。下北半島を南下中JA3DO塩崎さんと21MHZ SSBで繋がる。車のイグニッションノイズが高くS9のノイズが出ているがそれを越えて聞こえて来た。コンデションは良好である。道の駅「とわだ」は大きくて綺麗な道の駅だ、ごみ箱も設置されている。営業時間を聞くと朝6時から夜9時迄との事である。本州第一日目の宿は道の駅「とわだ」になった。

本日の交信局は函館市日の浜町から21M SSB  JA3DO 局 有難う御座いました。

 

第四十日目(070729)

  行程 道の駅「とわだ」〜道の駅「なんごう」〜道の駅「石神の丘」〜道の駅「石鳥谷」〜花巻温泉〜道の駅「三本木」 走行距離 300K

 

早朝7時頃から21.360MHZで出ますとJA3DO塩崎さんから連絡があり受信機の火を入れる。RS57でFBに入感しているが各局とFBに話中のため呼び出しを中止した。今日は一気に南下したい為早々に朝食をとる、走行距離を計算すると300Kmに近い自然と出発時間が早まった。8時前には▽4号線を南向けて出発し途中道の駅「なんごう」(青森県)に立ち寄るも時間が早く開店前、トイレ休憩のみとなる。道の駅「石神の丘」(岩手県)は5周年目のイベントが盛大に行われていた。本職の司会者も出て道の駅は大賑わい、ここで「ちりめんキュウリ」なるものを味わった。コーヒの友にもってこいで、此れをかじる度にコーヒの香りが戻って来るとの事である。試食をしたが普通のキュウリより水分が少ない感じであった、地場産のブルーベリーが美味しそうで試食後叔母さんに送る。道の駅「石鳥谷」(岩手県)での昼食は久し振りに和風レストランで天ザルを頂くここの天ザルは美味しい、サービスでお漬物があり食べ放題トマトの漬物には驚いた。道の駅から10Km程で花巻温泉があり、地の人の推選で「紅葉館」にて一浴し疲れをとる、いいホテル温泉でした。運転手をチェンジしながら更に南下、途中100均に寄ったりで道の駅[三本木](宮城県)には6時過ぎに到着した。降り始めた雨が本降りとなった、早速車にセットした雨傘を開く。ユキさんは夕食の支度に忙しい、ガスに火が入り枝豆が出来上がる。突然隣に止まった車の方からお声が掛かった、車に軒カサを出した為珍しかったのだろう「北海道を回っての帰りです」と話すと珍しそうに車を見られていたがさっと店屋に入り「栄養ドリンク」4本を「どうぞ」といって車を出した。お名前も聞けずで残念、本当に有難う御座いました。ひょっとして「みすぼらしい車で40日間もルンペン旅行、いい年なのに可哀そうに」と思われたのかな。それにしても人情に触れた思いでうれしい一日となった。

 

第四十一目(070730)

  行程 道の駅「三本木」〜伊達市青果場〜道の駅「安達」〜道の駅「湯の香しおばら」〜道の駅「にしなすの」 走行距離 262K

 

昨夜らいの雨が止んだ、散歩にと起きかけるとユキさんも「今日も長距離走るから」と早起きする。昨夜の強雨で5,6人のライダー(単車)はテント泊をあきらめて売店軒下での仮眠となった。皆さんお疲れさん。左側に駐車されていた方笹目さんと朝の挨拶、ご一家(ご夫妻と娘さんご夫妻、お孫さん)は横浜から盛岡へ墓参りの途中で車2台での旅、笹目さんは車関係のジャーナリストで車に詳しく燃費について色々と教えて頂いた。新プリウスは乗り方によったら40Km/Lの燃費で走れるらしい我が家の旧プリウスでもかなりの燃費が期待出来そう、教えて頂いた方法で挑戦してみよう。京都に親戚の方が居られるとの事でしたのでお出かけの際は是非お声がけ下さいとお誘いした。ご一家は見送る中ゆたか号の走ってきた道、▽4号線を盛岡方面へと出立された。私たちも出発準備の傍らJN3JSK局との7MHZスケジュールタイムに呼びかけるも応答なし、混信の多い中CQを出すと各局から呼んでいただいて数局とコンタクトが出来た。今日は宮城県大崎市から栃木県塩原市迄走る。▽4号線を南下、伊達市にくると桃の売っている店が多い、関西では桃といえば和歌山の「あらかわの桃」か岡山の「白桃」と名前がでるがお土産にと「伊達市青果市場」で土産用に地元産の桃をゲットする。国道は道の駅が少なくやっとたどり着いた道の駅「安達」で昼食をとる。福島県白河市からは4号線を離れて那須高原へのコース、うわさの那須リドート地を通るが流石に雰囲気のある店、店が連なっている。高原を下がった所にあるスーパーに入りマグロのトロを買入今夜は此れで一杯と決める。当初予定していた道の駅「湯の香しおばら」は落ち着かない為、道の駅「にしなすの」に錨を下ろす。

本日の交信局は宮城県大崎市から7M SSB  JE1OOU,JH7UCD,JA1XEP 各局 有難う御座いました。

 

第四十二目(070731)

  行程 道の駅「にしなすの」〜日光東照宮他〜中善寺湖〜華厳の滝〜鬼怒川温泉〜道の駅「思川」 走行距離 188K

 

夜半に降った雨も上がり絶好の観光日和となった、青森の大間〜道の駅「にしなすの」栃木県迄は一日の走行距離が各々300Km近くあり只、走るだけのものだったがやっと目的地が射程圏内に入った。今日は念願がかない日光観光の一日となった、ことわだに「日光見るまで結構言うな」の通り東照宮・二荒山神社・日光廟(徳川家光)等を見てそのスケール・色彩・繊細さに圧倒された。午後はいろは坂(48曲がり)を上り中禅寺湖へ、遊覧ボート発着所の駐車場で昼食を取り一休みする。帰りは華厳の滝によるが靄がでてきた、駐車場に車をおいて物見台の階段を降りる。靄の間に見える滝は水量の多さ、音、共に迫力があった。せっかくここまで来たら鬼怒川温泉で一浴びとハンドルを切る。タクシーの運転手さんから公営の「鬼怒川温泉公園岩風呂」を聞き尋ねるが残念なことに定休日、近くの温泉ホテル元湯「星のや」さんで貸切り?のかけ流し温泉(500円)ああーさっぱりした。温泉を出ると4時をすぎていた。帰りは再び日光を通過して▽121号線を南下する。見事な杉並木、日光への参道は20Km近い距離と思われる。昔の人はこの大杉の下を籠で・叉行李弁当を振り分けに背負い、そんな光景が目に浮かぶ。カーナビを頼りに▽293号線を通り更に県道を通って▽50号線の道の駅「思川」に到着した。7時を過ぎて到着したが早速夕食の支度、献立は枝豆の残り・インスタントラーメンと質素なもの。今回旅行で沢山の道の駅を利用してきたが「思川」は最大規模である。駐車場は広くスーパーがあるが残念なことにゴミステーションは無く外用のベンチ等も無い、大型車の駐車が多くまるで運送会社のトラックターミナルのような感じ、暫くして小型車の駐車場も大型貨物車であふれていた。

第四十三目(070801)

  行程 道の駅「思川」〜高智さん宅〜偕楽園〜道の駅「あずの里いちはら」 走行距離 224K

 

北海道へ出発の前からご招待を受けていた水戸市の高智さん宅をお尋ねする為▽50号線を東に向けて出発する。栃木市から水戸市のへ80Kmを一気に走る、カーナビの予告通り11時過ぎに到着した。高智さんとは小豆島への旅行中ホテルでお会いし、ホタル観光の際叔母がお世話になった親切な方。お話しているとたまたま叔母と高智さんのお母さんと生年月日が同じで親近感が深まりお付合いが始まった。軽キャンによる北海道旅行の話が出て近くを通るときは是非お立寄り下さいとご招待を頂く。厚かましくもお尋ねすることになり本日を迎えた。高智さん宅は閑静な住宅街の素晴らしいお家でご主人共々暖かく迎えて頂いた。旅行に出てから個人宅をお尋ねするのは始めてでほっとひと息、暖かいお持て成しに旅の疲れが吹き飛んだ。お忙しい中で偕楽園の観光にもご案内頂き楽しいひと時はあっというまに過ぎてしまった。高智さんご夫妻、お世話をかけました本当に有難う御座いました。お見送りを頂く中、明日行く湘南に出来るだけ近づく為に明るいうちにと出発した。今度は南方向へ一気に千葉県市原市にある道の駅「あずの里いちはら」に向う。当初▽6号線で南下するが途中から住宅の中を通ったり堤防の上を走ったりで何処をどう走ったのかチンプンカンプン。その上暗くなり道路標識も見にくくナビの指示通り走るがナビも同じところをぐるぐる、食事もとらず走り続けてやっとたどり着く、到着は9時半を過ぎていた(北海道では走るのにこんな苦労は無かったとボヤク)。今日の蒸し暑さは厳しい走った後のエンジンの真上は暑く窓を開けっ放しで扇風機を回し冷えるのを待つ更に水に濡らしたタオルで全身を拭くが熱気はおさまらない。その上「道の駅」前の路上で酔っ払いの喧嘩が始まった。こんな寝苦しい日は始めて、今日の就寝は1時近くになった。

 

第四十四目(070802)

  行程 道の駅「あずの里いちはら」〜アクアライン「海のほたる」〜湘南海水浴場「海の家湘南」〜湘南ホテル 走行距離 101K

 

市原市〜湘南への道はアクアライン経由で走る。テレビ等で批判のある(ハマコー)道路を通って見ようと思い昨夜の泊まりはアクアラインに近い道の駅「あずの里いちはら」にした。湘南までの距離は90Km足らず、ドライバーはユキさん担当となった。有料2400円の道路は龍宮城に行くがごとく海の真ん中へ5Km程走る。やがて海に浮かぶ「海ほたる」へ、気分は大型船の中に入っていくような感じ、中は5階建てのビルでデッキ付近には植物も植えられているここは太平洋から東京湾への入り口だ。朝食はレストラン食?(サンドイッチとコーヒ)食事後今度はトンネルを10Km程走り対岸へ。ここから▽16号線、▽1号線を経由しての道は渋滞に巻きこまれ4時間近くかかって到着した。久しぶりに合えるのを楽しみにしていたユキさん泰弘(息子)の元気な姿に一安心。それにしても茶バツで短パン、仕事とはいえ変身に驚く。「江ノ島に連れて行ってやるわ」と遠来の客?をねぎらってくれて近くの江ノ島海岸を案内してくれる。流石に歴史の場所で狭い島に懐かしい店、神社、寺がひしめき合っていた。江ノ島神社では安いお賽銭でこちら勝手なお願いをし、江ノ島展望台からは湘南海岸を眺めた。朝まで雨だったとのことで湘南海岸での人出はテレビで見る様なごった返しでは無かったが夏を待ちくたびれた海水浴客が海を楽しんでいる。展望台近くの店屋に案内してくれて親子3人で頂いたシラス丼は美味しかった!日本一の湘南海水浴場は昼の顔と夜の顔があり昼間の海水浴客相手の店店が夜になるとバー・ディスコに変身し海岸中にビートの聞いた音楽が流れている。遅くまで泳ぐ客・サーフィン・花火・若いカップルの姿があった。湘南海岸の夕日と雰囲気を味わった後、手配してくれた湘南近くのホテルへ向った。

 

第四十五目(070803)

  行程 湘南ホテル〜鎌倉〜道の駅『箱根峠」 走行距離 75K

 

久し振りに屋根のあるお家に寝た、冷房も適度に効いていて快適な目覚めとなった。朝食は和洋食のバイキングたっぷり頂いて暑い湘南の町に出た。車で30分鎌倉駅に到着、駅前の指導員のおじさんに駐車場の場所と駅前の見所を聞き、近くの駐車場へ車を入れる何と30分300円高い! 駅前の「小町通」商店街を歩くが好みの店は無い、二筋向こうの鳥居のある道に出て散策する。鎌倉彫のお店を覘くと早速ユキさん物色を始め鎌倉彫のホークを買い求めた。更に散策するが鶴岡八幡宮へはお参りせず駐車場へ戻る。車を長谷寺へ回して駐車料金を見るとここも駅前同様料金、ちょっと離れるが1時間300円の駐車場に車を預ける。長谷寺で木造では日本最大の(9.18m)十一面観音像を拝観する。又洞窟が有り石壁に彫られた仏像も拝観する、観光ルートになっているのか外国人観光客が多い。北海道では夏を忘れていたが此方に来てから現実に引き戻された、昨日に引き続き蒸し暑くアイスキャンデーを頬張ってしばし身体を冷やす。見たい所は沢山あるが鎌倉に来たら先ず「大仏さん」と坂を登りやっと辿りついた流石に大きい。20円をお供えして大仏さんの中に入り、見ると銅作りの繋ぎ合わせ部分がよく解る所々に緑錆が発生していて補修がいるな・・と余計なことを、昔の技術でよく出来ている。観光地図を見ていると沢山の見所があるがユキさんはバテ気味の為、鎌倉観光を終える。本日はどこか涼しい所で泊まりたいと道の駅を探すと有りました道の駅「箱根峠」。車は再び湘南海岸を通りそっと仕事場を覗いて箱根への道中に入った。▽134号線で海岸線を走り▽1号線に入ると横から昼食の催促があり国道筋のレストランで昼食と休憩をとる。ドライバーを交代して更に南下、カーナビは何故か旧1号線を案内し結局細い旧道を箱根に向った。車は少ないが流石に坂道は軽バンにはキツイ、エンジンがうなり声をあげながら山道を登っている。窓からの風が急に冷たい風に変わった下界とは気候が変わり靄と小雨、芦ノ湖の横を通り道の駅「箱根峠」に着いた。下界とは打って変って靄が出て風はきつく寒いここは標高800m近くある。7月31日から8月7日迄芦ノ湖祭りが行われていて花火大会がある「湖面は真下に見えるので花火を見に来る人が多い」と地元のキャンパー。夜になって楽しみにしていた花火大会、残念なことに靄が出てきて「音は聞こえど光は見えぬ」トホホ。小さな道の駅で泊まりは隣のキャンパーとトラック一台となった。

 

第四十六目(070804)

  行程 道の駅「箱根峠」〜道の駅「富士」〜道の駅「宇津の谷」〜道の駅「川根」〜道の駅「くんま水車の里」 走行距離 214K

 

昨夜は雨風が強く時々車が揺さぶられる。朝になって雨が止んだものの風は強く靄っていて視界は10m前後となった。京都へ行くと言って自転車でこの箱根を登って来た学生、休む所も無く朝方まで歩いたとの事、これから下りに入るがこの靄では車に跳ねられるよと警告、表示灯を見やすい所につけるようアドバイスした。聞くと京都に行く計画にしては全然走行日程を立てておらず行き当たりばったりのようで、先が思いやられる2人連れであった、事故が無ければいいが・・。箱根を下ると真夏の太陽が待っていた▽1号線道の駅「富士」で隣に止まった車のご夫妻がゆたか号を熱心に見ていた。奥さんが2年後に退職して車による旅行が夢らしい。この車が気に入ったようで夢の実現に一役かったかな。冷房設備の無い(夜クーラーは使えない)車での泊まりは先ず環境のいい所をと地図をみる、中部の山岳地帯を経由すればいいのだが湘南を過ぎてから里心もつき最短距離で涼しい所を捜す。結局大井川を上り道の駅「川湯」で一浴、相変わらずの人出で駐車場は満杯、温泉場も人で溢れていた。隣の人に「今日は多いですね」と声をかけると「今日は未だ少ないですよ」と言われた。温泉上がりにかき氷を食べて熱気をさげる。今日の宿泊地は山奥の道の駅「くんま水車の里」と決め向う。途中、毎年取り寄せているお茶の製造工場に寄りこの目で国産茶を確認した。流石に出された一服のお茶は最高に美味しかった。ここからの山越えは小型車〔大型車通行止)が辛うじて通れる山道で杉林の山越、昼でもライトを点けないと見えない位。やっと山越えを終わると道は天竜川沿いに、途中からその支線の川をさかのぼった。綺麗な川のあちこちで海水浴客が水遊びをしていた。地名「熊(くんま)にある小さな道の駅「くんま水車の里」についた。ここでの泊まりはゆたか号のみコンロを出して冷蔵庫の在庫減らしが始まった。ビールもひえひえで最高。それにしても今まで見た道の駅ではもっとも小さいトイレも男女共用でした。

 

第四十七目(070805)

  行程 道の駅「くんまの里」〜豊川市喫茶店〜道の駅「関宿」〜道の駅「いが」〜自宅(枚方市) 走行距離 259K

朝、声をかけて頂いた方は地元の人で「よくまあこんな田舎に立ち寄りましたね」と、何しろ地図で見ても山に囲まれた谷沿いの部落で地名も「熊(くんま)」熊が出てもおかしくない所であった。ここからの脱出も又大変、昨日走った道同様に車幅位の山道の峠越え、対向車が来たらアウト、やっと抜け出して豊川市(愛知県)へ下りてきた。豊川市の喫茶店で朝食中隣のご老人が声をかけて来られた。お話をしているとカバンから菓子を出してどうぞお召し上がり下さいと言われ遠慮していると「この菓子は宮内庁ご用達だよ、貴方が食べないなら何方かに上げて下さい」と余計な心遣いをさせてしまった。この方、水野道太郎さんのお話を聞いていると80才の御年で俳句をたしなまれていて昔は作詞も手がけたと話された。「今年は歌会初めの歌に応募したい」と入選するといいですね。「下手な日記ですが北海道の旅行記が出来ましたら送りますので読んで下さい」と約束してお別れした。本日の宿泊地も涼しい所を探して信州方向を検討したが結局道の駅「くんま」から大阪まで約300Kmを走り帰宅することとした。豊川からは▽1号線、名古屋からは▽230号線更に▽1号線を経由する。道の駅「関宿」で昼食をとっているとハム、JM2VVH局か山田さんからお声がけが有り、ハム談義、道の駅を中心にCWにてサービスをされていた。相棒のJQ2KPJ中島さんと共に。道中最後の道の駅「いが」で一服して信楽方面へ▽307号線にて帰宅した。・・

 

長期間の旅は最後あっけなく終わった。先ずは道中の無事に感謝、留守中いろいろお世話ご心配をお掛けした方に感謝とお礼、今回旅行を計画・先導して頂いた松島さん千代さんに感謝します。旅行中色々な出来事があった、ご縁での出会いは最高に楽しいことだった叉沢山の見聞は旅ならではのこと家では得られない体験が出来た。書きたい事を書けるような文才があればとつくづく思う。

 

                  北海道47日間  終

 

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