流し撮りをしてみよう!


夜、列車が入線してくる写真を撮ったとき、もう何が何だか分からなくなったり、、、フラッシュ炊いて怒られたり、なんかゴチャゴチャしてまとまりがない写真になったとき・・・。この「技」を使いましょう。
そう、今回の特集は「流し撮り」です。
113.jpg 流し撮りとは、左の写真(金魚さん提供)のように、列車と同じ速度、方向でカメラを振り、背景を流して撮る手法です。。。

まず最初に・・・

・流し撮りをするとき、主に心構えが二つありますので、それぞれ心で思うといいでしょう。まず、「流さなければならない」場合。コンクールなどに出す、暗すぎる、電柱が鬱陶しいなど・・・。二つ目は「流れてしまった」。普通はコレが多く、撮った後パソコンに入れて「これいけてる!!」と思う場合です。
どちらも専門的なことを必要としないので、気軽に出来ると思います。
さぁ、写真を格好良く見せよう!

1900y.jpg
(↑西日本さん提供、電柱があまり鬱陶しくならなかった例)

第一段階(基本の練習)

つい2〜3年前までは、フィルムカメラが主流で、練習なんてしていると上達するまでにフィルムがいくつあっても足りなかったのですが、現在とても性能が良いデジカメが普及し、以前フィルム一眼レフを対象としていましたが、今回のリニューアールでデジカメを対象とします。
そうなると、駅に行くしかないのですが、その前に少し・・・。
お使いのデジカメの、シャッターを押して撮れるまでの時間、連写機能をしたときのロスタイム、液晶の大きさなど、理解しておく必要があるでしょう。
また、どんなデジカメでも光量が簡単に調節出来ると思いますので、気持ち明るめに設定しておくことをお勧めします。

第二段階(実践的な練習1)
一般的に最近のデジカメは、光量が少し暗くなりがちで、昼間でも結構流れてしまうようですが、故意に流してみましょう。
やっぱり流しのめっかといえば、光量が少なくなった夜。フツーに撮っても流れてしまうのです。
しかし、追うのが少しでも遅いと下のようになったり、ガタガタと震えるとグチャグチャになりますので、何が何だか分からない写真を量産してしまう結果となりそうです。しかし、その写真達は削除せず置いておいて下さい。立派な「光りの芸術」です。
ページ的(図鑑的)に使えなくなりましたが、人々の目を楽しませるには十分です。

失敗の例。適度に離れた方が追いやすいようです。
晴れた夕方、駅のホームの反対側に到着する列車を追ってみましょう。私が以前使っていたポンコツデジカメでもそれなりの写真が撮れました。

成功の例。短編成なら、全ての車両が流れます。この場合、適度に線路から離れ、曇り空で光量が少なかったので、自然に流れたようです。流れていない場合より、画面に締まりが出ます。車両を側面から一両ずつ流して、図鑑として公開している方もいらっしゃいます。流し撮りは前面方から流す場合と側面法から流す場合とでは、印象は大きく違ってくるでしょうから、使い分けが大切です。

第三段階(カメラの機能を使ってみよう)

以下は私が以前使っていた某C社の一眼レフカメラです。一眼デジカメを持つような方ならこんな機能はサラッと使いこなしてしまうでしょうから、読み飛ばして頂いても結構です。
で、流す場合シャッター速度を遅くすれば、必然的に流れます。図のような形になっていて、AV(シャッター優先モード)につまみを持っていきます。

zu.jpg すると、図2のような画面になります。これが出たら、シャッターボタンの横についているツマミでシャッタースピードを調節します。
zu2.jpg 例えば図2の画面に1500と表示されていれば、1500分の1でシャッターが降りると言うことです。逆に2”と表示されていれば2秒間シャッターは開きっぱなしということになります。シャッターが開いていると言うことは、その間ずっとフィルムに記録されているということになります。つまり、列車が通過するとき、10秒間シャッターを開けておくと、その列車のヘッドライトが線路上に10秒ぶんツーっと光跡として残ることになります。しかしこの機能は記録されます。次回撮ったときもそうなるので、しっかり確認しておきましょう。

よくありそうなQ&A

Q シャッタースピードはどのぐらいが良いのですか?

A 今までの経験上60分の1ぐらいがちょうど良いと思います。 速すぎると、スピーディーな写真になりますが、難易度が上がります。

Q 電車との距離はどのぐらいが?

A 駅の場合、反対側のホームを走る列車ぐらいがちょうどいいと思います。近いとそれなりの迫力があります。

Q デジカメでも撮れますか?

A 難しい操作がないので簡単に撮れますが、予期せぬ結果を生むこともあります。

Q ピントはどうすれば良いのですか?

A 基本的にオートでOKです。撮るときに置きピンをしておき撮影すれば大抵大丈夫です。

Q フラッシュはたいてもいいんですか?

A フラッシュをたくのは運転士さんに迷惑になるので止めて下さい。これは絶対に守って下さい。また、例えフラッシュを使っても、変な写真になります。

Q フイルムはどんなのを使ったら良いのですか?

A 普段使っている物で結構です。 ただ夜の写真はASA800位を使うと良いと思います。


流し撮りは何にでも応用可
基本的に流し撮りは一定速度で走る列車が一番簡単で、不規則に動き回る動物が一番難しいと言えるでしょう。
しかし練習と運があれば、何でも流し撮りが出来ます。さあ、色んなところに行きましょう。

南紀白浜に飛行機が着陸するところを流しで捕らえました。飛行機が流せるのは、離着陸の速度が速いとき、また、加減速が速いのも飛行機の特徴で、追う速度も調整が要ります。
離着陸が同時に行われた瞬間を捕らえる。
飛行機などもそうですが、追うのを練習すればビデオ撮影にも応用出来ます。
イルカショーの見せ場を流しで撮影。ずっと迫力が生まれる。
あざらしを流しで。動物、特に水の中で行動するほ乳類などは撮影に適している。
魚はちょこちょこして難しいので、行動を先々予見してシャッターを押そう。なるべく連写モードを使う良いうに。