09.11.23 琵琶湖一周(ビワイチ認定) '09
滋賀県
00
ふとしたところから自転車で琵琶湖一周した事を、
認定してくれるシステムが発足したことを知りました。
http://www.biwako1.jp/
認定時に入手可能なステッカーが、
年ごとに代わると聞き、
早速登録し、
寒くなる前に決行することにしました。
01
朝。
JR大津駅到着。
天気は昨日の雨が嘘のように晴れ。
天候で大違いなので嬉しい限り。
駅前で自転車を組み立てていると、
外国人のお兄さんがやって来て、
輪行バッグを指差し、
「これはどこで買ったの?」
らしき事を英語で聞かれた。
『サイクルショップ』
「どこ?」
上手く説明できない・・・
『ここではない』
これで話は終わってしまった。
もう少し英語が話せればなぁ・・・
駅そばのコンビニで朝飯と水を補給し出発。
認定には数ヶ所あるのチェックポイントから、
最低4ヶ所周らないといけない。
チェック方法は現地にあるQRコードを携帯電話で読み取り、
出てきた問題の回答を送信する事で行われる。
という事で、
9時、
まずは1ヶ所目大津港の琵琶湖汽船乗り場。
問題は簡単、
すぐに送信してチェック完了。
国道を北上開始。
02
いつもは堅田〜和邇〜蓬莱〜志賀と進んで、
サイクルロードへ入っていたけど、
整備が進んでいるのか、
あちこちにサイクルロードの案内板がある。
試しに今回は蓬莱駅からそれてみた。
静かで湖岸を望めて快適な道路が続いている。
路面は良くは無いが、
雰囲気は悪くないと思う。
ほどなく10時半頃志賀駅に到着。
駅前案内書にQRコード発見。
すぐに解答送付。
これで2ヶ所目。
さらに進み、
JR比良駅を過ぎたところ、
おはぎの店「駅長さん」到着。
03
前回(夏)来た時に、
名前の由来を教えてもらえなかったので、
今回は少しでも教えてもらおうとのぞくと、
年配のお母さんがおられた。
おはぎときな粉餅を頼み、
食べながら店の名前の由来を聞く。
「駅」とは鉄道ではなくリフトで、
何年か前に廃止された、
比良山頂へのリフトの駅の駅長さんが、
お母さんの旦那さん(故人)やったとの事。
ご本人は山頂へ向かう途中の、
売店の売り子さんやったそうです。
スキー場・リフト等が廃止になった後、
麓で店を再開する事になり、
店の名前を考えるのに、
病床(癌だったそうです)のご主人が、
いくつかあった候補の中で、
この名前にだけ反応されたので、
「駅長さん」になったそうです。
04
名残惜しいのですが、
11月は日が短いのでお別れを告げ出発。
比良〜小松間は、
国道を避けJRの高架下を通り、
北小松は集落を抜けて高島市入り。
琵琶湖上に鳥居が見えてくると、
11時過ぎ、
次なる目的地「白ひげ食堂」到着。
祭日でも営業しているのは嬉しい。
中に入り早速おでんと豚汁ラーメンを注文。
やはり美味い。
体も温まりさらに進む。
次は道の駅新旭風車村やけど、
湖岸は単調で退屈なのでパス。
高島から国道旧道を北上する事にした。
安曇川〜新旭〜今津と、
エンジ色のベンガラ(紅殻・弁柄)が塗られた、
古い町並みを残す道をのんびり走り、
12時半、
3つめのチェック、
今津の琵琶湖周航の歌資料館に到着。
QRコードアクセスで無事完了。
観光案内を見ると、
昭和初期に活動していた、
ヴォーリスの建築が近くにある事が分かり、
ついでに見に行く事に。
近江八幡ほどではないですが、
大切に保存・運用されているようです。
05
チェックを無事済ませ、
旧道をさらに北へ。
市街の外れにある「松田餅店」で大福を購入。
携帯食としてカバンに入れて出発。
湖岸を旧道を選んでさらに進み、
旧マキノ町へ。
この辺りだけさっきまで雨が降っていたようで、
路面がウェット。
泥除けをつけているので問題なく進む。
マキノの市街の外れまで進み、
13時11分、
「吉田酒造」到着。
特別本醸造の「ひやおろし」4合瓶購入。
ザックに入れて出発。
荷物が重くなってきた。
06
ここからは山と湖に囲まれた湖岸をツーリング。
時々走る自動車に気を付けて走る。
時間的にも暖かく快適に進むことが出来ました。
西浅井に入り琵琶湖としばしお別れ、
湖北までは山間を進みます。
途中JR永原駅で4つ目のチェック。
問題の回答は近くにあると思い、
楽勝やと望んだが、
ここだけはどこにも無い・・・
散々さがした挙句、
駅員さんに聞く。
答をご存知でしたので回答終了、
どうやらHPには載っているらしい・・・って分からんやん!
これで4つ完了なので、
認定申請の条件をクリア。
でもかなりのタイムロスなんで、
急いで出発。
トンネルを越えて西浅井の塩原、
旧道を通りトンネルをパス。
木の本から湖北へ抜けて琵琶湖と再会し、
15時、
湖北水鳥ステーション到着。
まだ15時されど15時、
11月下旬なので日没が早い、
美味しいものがここにはたくさんあるけど、
5つ目のチェックを済ませて出発。
07
湖岸をしばらく走ると、
そのまま長浜市街へ入る。
湖北をパスした分ここで寄り道。
まずは「辻岡豆腐店」に田楽豆腐。
2年前に来た時にやってないと言われたが、
本当か確認したかった。
ご主人がおられたので聞くと、
やはり田楽だけはやめたそうでした。
気を取り直してつぎは「長浜茶真」のホワイト餃子。
持ち帰り・・・売り切れ、
焼き・・・20分待ち。
途中で電話すれば良いらしいので、
ここは次回攻略やな。
で、
最後の望み、
「carry room」へ。
少し迷ったけど何とか到着。
キーマカリーをゆったりした空間でいただく。
空腹にチカラが入ってくる感じ、
元気が出てきました。
長浜を出る頃には16時を回ってて、
夕日が綺麗ものの、
黄昏が近づく事に恐怖を覚えはじめます。
しかし景色はイイ!
写真を撮ってしまうんですよね。
08
16時20分、
長浜ドーム近くの道の駅「近江母の郷」で、
6つ目のチェック。
とおもったらQRコードがない!?
店員さんに聞いたら、
風で飛んでいったらしい・・・
これではチェックできひん。
仕方なく出発。
17時、
彦根到着。
もうすっかり日が暮れたので、
ライト点灯。
彦根から夜間走行なんて先が思いやられる。
旧道を選んで安全に走る。
暮れても湖岸はイイ、
暗闇で写真を撮るも、
真っ暗で何だか分からん。
彦根新海で湖岸道路に戻り、
後ろからガンガン走る自動車との戦いが始まった。
ここから先はあと50〜60km残っていたと思うのですが、
車に気を付けて走っていたこと以外は覚えてないです。
近江八幡にもチェックポイントがあったのですが、
湖岸道路からそれるのでパスして進むことにしました。
19時前に、
マイアミ浜と琵琶湖大橋が見えたときはホッとしましたが、
意外とその先の、
近江大橋までが入り江を辿るので遠い。
大津の街明かりが見えるのに、
近づかないもどかしさを持ちながら進んでました。
09
近江大橋を過ぎると市街地、
車さえ気をつければ問題なし。
20時、
瀬田唐橋到着。
写真を撮るも真っ暗。
あとはウイニングラン!?
慎重に走って20時20分、
JR大津駅到着。
ゴールのチェックが無いのが物足りないが、
とにかくビワイチ完了です。
10
翌日事務局に送金、
後日完走証とステッカーが送られてきました。
ステッカーは毎年変わるそうなので、
来年も走ってみようと思います。
走行距離:189km
走行時間:11時間20分
平均時速:16.68km/h
update 10.01.17