08.12.13 五條・明日香 #1
奈良県五條市・明日香村
00
09ブルベ(認定型長距離自転車走行会)に向けて、
少し走っておかないとイカンのと、
前から気になる五條を散策することを併せて、
一路南に向かった。
01
10時に出発し奈良自転車道を南下。
自転車道とは言え専用ではなく、
自動車を優先している気がする。
大和高田から国道24号線に入り、
葛城・御所と進むと葛城山が綺麗な色でそびえていた。
五條へ向かうところに少し長いアップダウンがあり、
一気に下ると五條市街入り。
いつもの本陣交差点の手前、
「商励会」という路地のような道に古い店舗が並ぶ通りを歩く。
昭和にタイムスリップしたような錯覚。
吉野川岸まで続いてた。
02
国道168号を渡り、
本日の目的地「新町」へ。
紀州街道沿いに約400年前に出来た町で、
古い家が数多く残る。
観光地化していると思って覚悟していったけど、
意外に静か。
1階の格子と2階の化粧窓と、
またまた「うだつ」を持つ新旧の建物があちこちに点在する。
いつもブルベで慌しく通り過ぎる直ぐ横に、
こんな空間があったことに驚いた。
新町通りを歩いてまず内部を一般公開している、
「まちなみ伝承館」へ。
受付に人がいる気配やけど、
出てこないので中に入る。
(無料です)
ギャラリーのようやけど展示は無く、
どちらかといえば建物そのものが見れれば良いので好都合、
戸を開け閉めしたり探索させていただいた。
100m西に梅ドリンクを飲める店があると書いてあるので向かうと、
なんと牛乳屋。
しかも店先に茹でたコンニャクが売ってある。
人がいないのでインターホンで呼び、
梅ドリンクとコンニャクをお願いした。
暖かいので店の前にあるベンチに腰掛けて待っていると、
近所の子供が4・5人コンニャクを買いに来た。
ご主人が元気良く子供たちに「宣伝してや!」と話し掛けていた。
梅ドリンクはサッパリしていて美味。
コンニャクは辛すぎずいい味付け。
ここはブルベでの寄り道ポイントにもってこいやな。
さらに西に進むと景色に似合わない高架が見えてくる。
「五新鉄道」の跡で、
五條から新宮まで結ぶ鉄道が中途断念された名残。
吉野川の手前で寸断されたその姿はもの悲しい。
新町の外れで引き返し、
さらに路地を散策してボロボロの建物の、
「餅商一ツ橋」をのぞく。
店先に饅頭が並んでいたので1個購入。
後の楽しみに取っておいた。
03
商励会を戻り、
24号を横断して駅前の商店街(アーケードなし)を走る。
全体的に古く昭和の雰囲気。
古びたいい感じの銭湯があったけど、
多分閉鎖してた・・・
24号線を東にすすみ、
次の目的地「アトム食堂」へ。
中に入るとオバちゃんはちゃんと覚えてくれてて、
「今日はレース(ブルベの事)なの?」
と聞いてくれる。
粕汁があれば完璧やったけどここには無く、
焼肉定食を注文し、
待っている間スジと豆腐のおでんをいただいた。
焼肉定食は鉄板に乗ったかなりのボリューム。
ステーキ丼も捨てがたいが、
これもアリやな。
全部しっかりいただきました。
食後のコーヒーをご馳走になり、
『また2月14日に来ます!』
と店を後にした。
04
ここからはブルベコース。
住川ローソンを曲がって工業団地を抜ける。
ここのアップダウンは意外とキツイ。
吉野口まで里山のゆったりした道をいいペースで走る。
国道をくぐり吉野口駅の近く、
柳屋で「柿の葉寿司」をお土産に購入。
ここはブルベ途中で気になっていたので、
初めて買ってみた。
帰ってから食べよう。
高取で国道169号へ。
交通量が多いので、
途中からある旧道を飛鳥駅前まで走る。
明日香は高松塚を過ぎたところでコースアウト、
無人販売機のミカンが美味そう・・・
途中意外なところに「亀石」があることに気付く。
ブルベでは近くを走っているのに・・・
山沿いの観光用散策路を走る。
飛鳥寺など旧跡が多く古い民家も多いので、
走ってて楽しい。
1ヶ所4分待ちの対面道路があるので、
ブルベでの寄り道はある意味ギャンブルかも。
05
目の前に香具山が見えてくると、
最後の寄り道ポイント「みるく工房」西井牧場、
古代のチーズ「蘇(そ)」を売る店で、
ここでは当然ソフトクリーム。
大和茶ソフトはお茶の味がしっかりとして寒いが美味かった。
ここからは自転車道に戻り、
橿原〜大和高田〜広陵〜斑鳩と走って日没までに帰宅。
家で餅商一ツ橋の饅頭をいただきました。
餡の色が赤味がかってあっさり味でした。
走行距離:85.84km
走行時間:6時間40分
平均時速:12.87km/h
update 08.05.04