05.09.23 八甲田 田代平〜奥入瀬渓流
国道103号蔦温泉近く
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勤め先で恒例の旅行があり、
今年は東北地方に行く事になった。
コースをもらったのでいつもの癖で、
どこかで自転車に乗れるか考えてしまった。
2泊3日で青森から仙台への強行軍、
3日目は300km以上の車移動やから駄目。
1・2日目は何とかなりそうや!
ということで折り畳み持参で出発することにした。
01
当日、
無事飛行機に自転車を積み込んで青森空港着。
天気はあいにくの雨。
午後から止みそうなので、
期待して午前中は観光。
天候さえよければ八甲田山に登って、
百名山も1つ制覇しときたい。
が、
なんと山頂は雨と霧で最悪のコンディションや。
雪中行軍像まではいったものの、
ロープーウェイは中止、
八甲田山麓までもたどり着けん。
これでは自転車も危ういもんやと、
バスのガイドと運転手に相談、
少し下った田代平からなら何とか霧も晴れてるから行けるらしい。
そこで降ろしてもらうことにしてバスで出発。
02
雪中行軍像から30分ほどで田代平駐車場に到着。
雨も止み霧も無くなったので、
バスから自転車を降ろしてもらい組み立て。
出発するところを見たいといわれて14時45分慌てて出発。
すぐにバスに追い越されたが、
窓から結構写真を撮ってもらったんで気分は悪くない。
一瞬でバスが視界から消え、
肌寒い山中を車に追い越されつつ進む。
14時55分(高度計545m)、
交差点を左折して国道394号線を進む。
道は山を巻くように登り始める。
さっきまでの肌寒さも嘘みたいに汗が噴出した。
標識ではあと6kmは登りが続く。
たまに来る自動車以外は何も無い。
と、
なんと歩いている人がおる?
追い越し際に挨拶。
年配の女性でリュックを背負っている。
お互い様やけどどこへ行くんやろな?
先で2人のハイカーを追い越して、
15時25分(700m)、
谷地温泉入り口にて国道103号線に合流。
03
ここからは下り坂が続く。
小さいフレーム・タイヤなのでスピードに気をつける。
しかし爽快。
ジェットコースターのように次々にカーブを通過する。
MTBやったらもっとおもろいんやけど・・・
15時40分(400m)、
蔦温泉に到着。
谷地温泉から奥入瀬温泉までの中間点位。
このペースやと16時には着くな。
さらに下りを爆走して15時54分(160m)、
出会い橋に到着。
出会い橋
散策路があるのでゴールは近い。
と思ったらいきなり信号と橋。
宿のある焼山(145m)に到着した。
16時ちょうどに奥入瀬渓流グランドホテルに着いた。
フロントに聞くとまだ皆は到着していない。
携帯をかけると、
余った時間で十和田湖に行き、
奥入瀬渓流を散策しているらしい。
十和田湖まで14km、
途中で会うか?
出発や。
04
国道102号線を奥入瀬川沿いに進む。
道は軽く登っているがまあまあ快適。
川沿いに散策路らしきものはあるけど、
歩いている人はいない。
レンタサイクルで戻ってくる人が2・3人、
車の通行量は多い。
気がつくと天気はすっかり良くなって、
晴れ間まで差してるくらいや。
うす曇のせいか、
渓流が綺麗とは思えない。
そうなると道も単調に感じてくる。
16時25分(210m)、
石ケ戸(いしけど)休憩所に到着した。
単純に考えて観光で14kmを歩く訳が無い。
十和田湖の周りを散策してバスで戻ってくるはず。
と考えるとあと10kmはキツイ。
ここで休憩して引き返すか。
05
石ケ戸の売店にはうれしいことに地ビールが売っている。
速攻購入一気に呑む。
夕方やから結構肌寒い。
気持ちよくなったんで渓流を見に川原へ降りる。
ここは川幅が広く流れも穏やかや。
石ケ戸の渓流
駐車スペースもあったので人も多い。
防水性の登山靴を履いていたので川の中州へと歩いて渡る。
天気は良くないが景色は悪くなかった。
16時40分石ケ戸出発。
帰りは軽い下りやから少し楽に進み、
約20分でホテルに到着、
まだ本隊は来ていないので、
張り紙にある「足湯」に行くことにした。
歩いていこうとしたら結構遠いらしい。
また自転車で行く。
どうやらさっき山から下りてきた道の途中にあったヤツみたいや。
川向のもうひとつのホテルの駐車場に足湯はあった。
足湯
靴を脱いで浸かる。
10分くらいボーッとしていると、
疲れが抜けた気がした。
日が暮れる前にもう一度ホテルに戻ると、
もう着いた後やった。
大浴場で汗を流した後に呑む、
晩飯でのビールが楽しみや。
one point
今回のルートはバスでのデポが前提やから、
アクセスルートもほとんどナシ。
谷地温泉から八甲田方面の、
酸ヶ湯(すかゆ)温泉への国道103号線は冬季通行止め。
蔦温泉方面にはバスが出ているが、
未確認情報。
(青森駅から酸ヶ湯温泉へはJRバスが出ている)
焼山にはバスターミナルがあり、
八甲田市街へバスが運行されている。