10.05.29-30 BRM529静岡400
00
今回のブルベは静岡。
遠征でスタートも早いので前日入り。
仕事を昼から休み、
新幹線輪行で浜松経由、
現地入りは前日夕方。
いつも利用する愛野のビジネスホテルの周りには、
飲食店が少ないので、
スーパーで適当に食べるものを買ってきて、
部屋呑み。
ほどほどにビールと酎ハイをあけて就寝しました。
01
当日、
4時30分起床。
ホテルの朝食は7時からなので、
部屋でパンをかじる。
窓を開けて天気と気温を確認。
少し肌寒い曇り。
装備を整えて出発。
2kmほど自走してスタート地点到着。
リストに記名してブルベカードを受け取る。
と、
受付には近畿の雨の女王Mさん!
近畿勢は自分以外に知人が4人エントリーしてました。
そして昨年一緒に時間切れDNFをした、
Sさんと1年ぶりに再会しました。
ブリーフィングと車検を済ませ、
午前6時スタート。
今年はエコパ(愛野にあるサッカースタジアム)に寄らず、
まっすぐ袋井市街に向かうコースに変わってます。
02
郊外に出た辺りで、
Sさんと合流、
22kmほど走りPC(チェックポイント)1到着。
1時間程度では差はそれほど開かないので、
ここにはたくさんのブルベライダーがいました。
軽く食べて出発。
地元ライダーのSさんと、
色々話しながら天竜川をさかのぼって行きます。
ルートが交通量の少ない道に変わってましたので、
快適に進めました。
ただ、
さっきまで雨が降っていたようで、
路面はウェットでした。
03
川幅が狭くなり、
山間部に入っていきます。
里山の風景が何とものんびりして良いです。
佐久間に着く頃には晴れてきて、
汗ばんできたのでウエアを1枚脱ぎ、
さらに進みます。
この辺りから登り基調になり、
Sさんが先行します。
自転車通勤を復活されたので、
調子が良さそうです。
対して自分は、
日頃の寝不足が効いているのと、
装備を持ちすぎた自転車が重いので、
(元々重い自転車である事は気にしません)
少しでも登りが続くと、
ペースがみるみる落ちてきました。
04
愛知県東栄町入り。
中設楽で待っていただいたSさんと合流し、
工事による迂回路へ。
徐々に道は細くなり、
峠への登りに入ります。
一旦ストップしたSさんを残して先行、
途中鈴鹿から参加されている方と並び、
話しながら進みました。
山林を縫うように高度をあげる感じは、
近畿の引牛越の短い版のようです。
ピークを越えると快適な林道の長い下り。
一気に設楽の集落に到着。
ようやく100km地点です。
05
ちょうど昼前。
少し思案の末ラーメン屋で食事をする事に。
チャーハンとのセットで満腹。
ついでにボトルの水も補給させていただき出発。
設楽は8の字に走る今回のルート中の重複部分で、
夜中にもう一度通る事になります。
田峯まで一気に下った後、
復路と別れて足助に向かう峠へ登ります。
ここは勾配はそれほどでもないけど・・・
長い。
重い自転車で走ると、
ジワジワ脚に効いてくる。
登りでSさんとの差が開きます。
何とかピークを越えて長い下り。
一気に足助の香嵐渓に到着。
コーラで一服して出発。
フラットな交通量の多い道を進み、
14時50分頃、
PC2豊田のコンビニ着。
PC間なんと120km!
長かった!
06
PC2にはスタッフさんがいたので、
(チェックは全てレシートなので無し)
談笑しながら小休止。
まだまだ登りは続くので、
補給をしっかりとって出発。
豊田の郊外の県道を進み、
緩い登り勾配のヘアピンカーブが続く戸越峠を越え、
陶器の街の瀬戸へ。
すでにSさんとの差が広がり、
待ってもらうことが増えてきました。
07
瀬戸を抜けると岐阜県境の峠道に入ります。
6パーセント勾配の綴れ織りカーブが続き、
Sさんとの距離が広がります。
気が付くと見えなくなってしまいました。
時々待っていただき、
見えると走り出される。
絶好調のようです。
これはこの先自分が足を引っ張るな…
岐阜県土岐に入り合流したときに、
別行動を取りたいことを伝え、
快く応じていただきました。
190km地点、
一人旅の始まりです。
08
しばし休んで出発。
まずはゆっくり走って回復することが目標。
走り始めてすぐに、
日本一の狛犬の看板。
迷わず写真に撮る。
多分これのことやろう。
次第に下り始め、
スピードに乗ってきたところで、
警察がたくさん路上にいて止められる。
事故の影響で道路にオイルが散乱しているとの事。
歩道に回避するように指示されたが、
歩道もオイルが流れてた・・・
瑞浪郊外に向かい長い下り。
距離も200kmを越えた。
下りきったところでSさんに追いつく。
が、
小休止のためにコンビニに入ったので、
一瞬の再会の後また別れる。
恵那への登りに備えて、
ウインナーとウイダーで補給完了。
09
さて、
PC3まであと20km。
郊外へ抜けつつ段々高度が上がり、
いきなり目の前に10%勾配の登坂車線付き直線の坂。
半分登って迷わず押す。
ここは回復優先。
登りきって自転車にまたがると、
もう一度登坂車線!!
山の中でもないのにこれは辛い。
2つめをクリアして、
高原の緩いアップダウンを抜けると、
国道418号線にでる。
(この頃日没)
一瞬国道を走って道の駅「らっせいみさと」を右折、
軽く登って長く下り、
恵那市街へそのまま突入。
今年から変更になったPC3恵那のコンビニに到着。
225km。
多分19時45分頃着でした。
10
Sさんも補給中で、
他にも参加者が4・5人。
少し迷ったが、
気温も下がらないうちに仮眠をとる事にした。
寝坊でタイムアウトは嫌なので、
ライト用の電池を購入してレシートを確保。
コンビニに置いてある無料の広告を何枚か拝借し、
丸めてお腹と背中に詰め、
駐車場の前で横になり15分目を閉じる・・・
目覚めると意外とスッキリしていた!
しかし、
寝返りを打った時に外していた眼鏡を踏んでしまい、
パキっという音がして割れてしまった・・・
ヒビが入った程度で予備もあるので、
しばらくそのままで行く事にした。
クラムチャウダーを飲んで補給、
コーラをホルダーに入れて20時30分出発。
45分休憩は少し長かったかも。
11
恵那から岩村までは、
昨年とはルートが異なり、
ダムへの急登を避けて迂回。
街灯のない暗い道を抜け、
国道に入ってすぐに木の実峠。
登坂車線のある登りやけど、
野生動物が出そうなんで押せず、
必死で登りピークのトンネルを越す。
後は長い下り、
ジャージを着てライトを3灯つけて一気に通過。
下り切ったところで一服。
自販機でコーラを買い、
バス停のベンチに座りパンをかじる。
12
設楽までは1本道、
睡気は無いので問題なく進む。
愛知県豊田市に戻ってきた。
途中、
車が通ると音楽に聞こえる舗装をした、
「メロディートンネル」
通過。
(川手トンネルが正式名称)
運良く対向車があり、
「どんぐりコロコロ」
を聞く事が出来た。
稲武の公衆便所で一服。
ここは木のベンチがあり、
去年仮眠しようとしたが、
寒くて出来なかった思い出の場所。
今日は寒くない。
眠くもないので出発。
休憩中に1台参加者の方が通過したが、
すぐ先の自販機でストップしていたのでパス。
最後尾ではないということか・・・
何となく安心。
集落を抜け、
急に長い下り坂、
目の前を小動物が横切りヒヤリとする。
イノシシの子供か何かか?
下りきると雨がパラパラ。
止むと判断してそのまま進み、
0時40分、
二度目の設楽到着。
280kmです。
13
設楽には畳敷きの無料休憩所があり、
毎年利用しています。
今回も先を考えてもう一度仮眠する事に。
誰もいないと思って中に入ると一人寝てました。
静かに15分畳に横になっていると、
1時にその方は出発されました。
(後で聞いたらSさんでした)
1時過ぎに起きて準備。
この先にコンビニがあるけど、
止まらずに行く事にし、
ここで時間をかけて準備をする事にした。
残りのパンをかじりホットミルクティーで温まり、
汗でぬれたジャージを脱いで、
ゴアテックスのジャケットを羽織る。
眼鏡も新しいのに交換して、
コーラを1本装備後、
1時15分出発。
14
出発してすぐ長い下り、
田峯の交差点を右折してしばらく走り、
往路との分岐を左折、
国道257号線をさらに進む。
ここからは新城市。
過去2回、
道を間違えたり時間切れだったりで、
この道は初めて走る。
下りと聞いてたがそれほどの勾配では無い気がする。
豊川という川に沿って淡々と進んでいく。
と、
左の草むらが動く。
また何か動物がいたようや・・・
一人で走っているとこういう時不安になる。
設楽で雨が少し降っていたけど、
ここまで来ると雲が切れ、
月が出た。
満月に近いのでとても明るい。
静かで幻想的なツーリングを、
少しの間楽しむ事が出来た。
しかし気を抜いたのか、
飲んだ後の水のボトルを、
ホルダーに掛け損じて落し、
取りに戻るはめになった・・・
15
道幅が広くなり、
車もちらほら走る。
飯田線が見えてくるとこの辺りは長篠。
合戦で有名なところです。
踏切で飯田線を越え、
進路を西に。
下り基調なのに結構脚が疲れている。
PC4が間に合ってっもその次が難しいかな・・・
せめて浜名湖は見ておかんとな・・・
ぼんやりそんな事を考えてました。
惰性で漕ぐように322km、
PC4新城のコンビニ到着。
3時、
クローズの30分前でした。
ここにもスタッフさんが1人、
参加者が4・5人。
仮眠をしている方が1人・・・Sさんや。
あせらずゆっくり休み、
ミニカップラーメンとおにぎりをしっかり食べる。
スタッフさんに、
後ろを走っている方がDNFされたと聞く。
これで最後尾確定。
16
トイレを済ませ、
コーラを装備し、
Sさんなど他の参加者の方を見送り、
スタッフさんと話し、
クローズの3時28分に出発。
次のPC5まで50km、
間に合わないやろうな・・・という低いテンションでスタート。
すぐに低めの峠、
宇利峠に向かいます。
途中スタッフカーに追い越され、
声援をいただきました。
少し元気が戻ります。
緩やかに登りつつ、
東名高速を越えたところでヘアピンの登り。
ここを越えると静岡県浜松市です。
休憩直後なので問題なくパス、
後の下りを快適に進みました。
何となく回復した気がします。
勾配もおさまり、
三ヶ日へ向かう途中に、
2台の参加者発見。
追いつくと1台はSさん!
二人旅復活です。
つかず離れずの距離を保って進む事にしました。
そして夜が明け、
明るくなってきた!
17
もうひとりの方も同じようなペース、
最後尾集団を3人で形成しつつ進みます。
と、
目の前に大きな湖。
「浜名湖や!」
写真に撮ろうとしたが、
違うそうです。
猪鼻湖という奥浜名湖でした。
(Sさんに教わりました)
3km程湖岸を走り、
トンネルを抜けると念願の浜名湖到着!
迷わず写真撮影。
湖岸を気持ちよく走り
鷲津駅を過ぎると、
2008年の名古屋200kmコースに入り、
新居〜弁天島まで国道1号線を行きます。
久しぶりで懐かしい道でしたが、
早朝の為ウナギ屋はすべてしまってます・・・
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弁天島を過ぎると国道から外れ、
海沿いにそれます。
地図からは読み取れないルートですが、
地元ライダーのSさんと一緒なのでスムーズです。
(一人やとここで時間がかかったやろうな)
国道1号を避けてひたすらまっすぐに東へ進みます。
砂浜に近いのでまわりの畑はすべて砂地、
土が無いので収穫できる作物の種類が少ないと、
Sさんに教えていただきました。
巡行19km/hで疲れないようしっかりコントロールしていただき、
(時々飛び出しては疲れて戻ってましたが)
6時半、
370kmのPC5浜松中田島のコンビニ到着。
貯金は30分。
ゴールの実感が湧いてきました。
もう一人の方は、
眠いながらも元気そうです。
トイレを済ませ、
フランクフルトと野菜ジュースで最後の補給、
暑くなってきそうなので、
コーラのハーフペットボトルを装備して、
6時45分出発。
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海沿いから国道150号バイパスへ入り、
遠州大橋で天竜川を渡る。
河口近くなので海まで見渡せるいい景色!
風車が回っていたのは多分ここだったと思います。
渡った所で料金所。
箱に10円投入。
バイパスが無くなるまで走ったら
国道150号本線へ。
路肩にゴミが多く交通量も多いので、
気を緩めず進む。
だんだん暑くなってきた。
7kmほど進んで国道と別れ、
最後の登り、
エコパ峠へ向かいます。
といってものどかな田園風景の中しばらく流すので、
気分はおだやかです。
山が迫って登り〜下り〜トンネル〜登りで、
愛野のサッカースタジアムエコパに到着。
あとは駅前まで下り、
線路沿いに2km戻れば、
ゴール!
26時間43分、
3人同時にゴールしました。
久々の400kmゴールに舞い上がり、
カードを出すのを忘れて慌ててチェック、
メダルを申請して無事終了!
差し入れのカレーうどんをいただき、
撤収のさなか、
ゴールの余韻に浸ってました。
帰りの輪行の事をしばし忘れて・・・
走行時間:26時間43分
走行距離:402.9km(キューシート)407.1km(サイコン)
平均時速:15.08km/h(キ)15.23km/h(サ)
one point
・遠征で天候が読めなかったので、装備を重くしたため、前半でバテました。
・実際は寒くなく、雨もほんの少しでしたので、快適に走ることは出来たと思います。
・15分でしたが、仮眠は効果的でした。眠いと判断も鈍りますから。
・最後は比較的フラットだったのが、良かったのかもしれません。
update 100606