09.09.12 BRM912泉佐野600
00
更新するのが翌年1月、
半年位前の事なので、
思い出しつつ記録を残すつもりで書きます。
01
近畿600kmブルベだけは朝7時スタート、
輪行では間に合わないので、
自動車で集合場所へ。
60人超、
600kmというのにスゴイ人数。
ブリーフィングを終え、
7時、
スタート。
大阪府内はいつも通り団子状態。
前を走る方と少し話しつつ走っていたら、
パンクされてスローダウン、
早々に別れてしまった。
淡々とペダルを回し、
雄の山峠を越え和歌山県入り。
紀ノ川を渡るところで「ひなとも」さんがストップ。
『大丈夫!』と言っているので先行、
熊野古道を辿りつつ、
矢田峠へ。
途中今度は「あんのゆう」さん、
パンクを直していた。
峠を越え伊太祁曽のコンビニで休憩する「キャノ」さん発見、
しばし数台で並走し、
海南へ向かう。
9時、
市街のコンビニで一旦休憩、
集団から離脱した。
ここでおにぎりを1個食べる。
前回は海南のこのコンビニが通過チェックやったけど、
今回はノーチェックでOK。
なので皆スルーしていく。
ひなともさんも通過。
02
海南を出発。
市街を抜けると海沿いに登っていき、
トンネルが連続する。
車の通行に気を付けて有田へ。
有田川を渡って国道42号から外れ、
海岸沿いの県道へ。
この辺りで体が重い事に気付く。
ペースが上がらず軽い吐き気。
何度か自販機でストップして水分補給。
とにかく進めるペースで行くしかない。
何とか湯浅で国道42号に復帰した。
田辺に向かうまでの最初の難関、
水越峠へ徐々に勾配がきつくなる。
最後のコンビニでパスタを食べるひなともさん発見、
声をかけつつ先行。
といっても全然登れない。
体調はやはり良くないんか?
とにかく進むしかないのでゆっくり漕ぐ。
すると反対側を下るロードが1台、
『急用が出来たので帰ります〜〜〜〜!』
と過ぎ去っていった。
以前淡路島で御一緒したNさんや。
03
水越トンネルを越え、
長い下りを一気におりて、
11時、
紀伊由良駅そばのコンビニで休憩。
かなりバテた。
少し食べようとするが中々食べ物がノドを通らない。
前をひなともさん通過。
しばらくしてあんのゆうさん到着。
ここまでに4度パンクされたそうや!
それでこの時間にここに来るなんて・・・
ドリンクを補給し、
ひなともさんを追って先に出て行かれた。
さらに少し休んで遅れながらも出発。
ここからは大きな峠も無く、
海沿いのアップダウンを一つ一つ進む。
この体調では完走は辛いか?
とマイナス思考で走りながらも、
前回の400kmの雪辱、
せめてPC1には向かわないと。
04
13時、
みなべに到着。
開き直ったのか寄り道の虫が騒ぎ出す。
補給色として名産の梅干が欲しくなった。
思い立ったら即、
目についた工場即売所に自転車を止めて入った。
「少し食べるのに丁度いい量の梅干はありますか?」
『お土産用なのでどれもたくさん入ってますね』
「自転車なのでようさん要らんのです・・・」
『ちょっと待って・・・試食用のを少し分けてあげる!』
「ありがとう!!!」
なんとタダで梅干ゲット!
しかし、
売り上げには貢献したい、
なので、
梅ソフトを購入、
サッパリして美味でした。
店の方と少し談笑し名残惜しくも出発。
05
おなじようなアップダウンを繰り返し、
大きな街が近づいたと思ったら田辺、
13時45分街中のコンビニであるPC1到着。
ひなともさん・あんのゆうさん・キャノさんが休憩中、
合流して補給。
体調はやや戻ってきたのでもう少し走ることにした。
ひなともさん・あんのゆうさんが先行、
少し休んでキャノさんと出発。
しかしやはり調子は悪く、
すぐに千切れて一人旅となった。
ここまで天気は晴れ時々曇りとまずまず。
しかし天候不順の予報なので、
油断できなかった。
白浜を過ぎた辺りから怪しくなり、
ついに雨。
様子を見るキャノさんと合流、
少し迷ったが靴にレインカバーを付けるだけにして出発、
これが裏目に出て、
椿へ向かう登りの途中で土砂降りにあってしまった。
坂の途中で止まる事も出来ず、
上から下までずぶ濡れになりながら峠を越え、
心をシッカリ折られてしまった。
06
峠を下ったところにある志原海岸の道の駅に何とか到着、
キャノさんと、
なぜかひなともさん!
コンタクトなので雨が降ると見えないため、
大幅にペースダウンしたそうや。
雨が止むのを待ってひなともさんが先行。
実はここで昼飯と思っていたが、
時間が遅くレストランは閉店、
仕方が無いので、
16時、
キャノさんと日置川のコンビニで補給。
雨でテンションはかなり下りつつ、
再スタート。
すぐにキャノさんに離された・・・
やはりここからも緩いアップダウンを繰り返し、
海沿いの道をひたすら走った。
幸い雨は止み、
少しずつ前進する事は出来た。
はるか向こうに串本が見えてきた頃、
ドライブイン「シーサイドサンワ」到着。
するとここにキャノさん。
補給用に練り梅を買っていた。
入れ違いに出発していった。
ここでは梅ドリンク「プラムハニップ」を買うつもりが無い、
少し上等な梅の実入りジュースを飲んで出発。
07
見えるのに串本は中々近づかない。
入り組んだ海岸沿いに走るせいや・・・
そろそろ暗くなってきた。
疲れ果てた頃に串本到着。
ここから半島を走って潮岬を目指す。
しかし半島は高台に道があるので、
最初にキツイ登り坂がある。
気力を振り絞り登る間に日が暮れた。
ここからライトを点けて走るが真っ暗!
気持ちが沈む中黙々と走り、
暗闇の中、
18時40分PC2串本タワー到着。
キャノさんは入れ違いで出発したとの事、
少し休んで後を追う。
串本市街で晩飯の予定なので、
空腹をガマンして走る。
しかし暗い中また雨、
飯だけを考えてひたすら進み、
ようやく串本の市街へ戻った。
去年と同じ魚料理屋「串本」へ行くと誰もいない・・・
電話すると先の回転寿司にいる。
そこへ合流、
ひなともさんとキャノさんの2人がいた。
08
カウンターに座りとりあえず食べる。
足が少し震えている、
ハンガーノックになりかけていたみたい。
おなかが落ちついたらこの先の事を考える。
まずは温泉を探し落ち着いたら、
その先の新宮まで進んでみる。
それから先はその時考える。
で、
出発。
キャノさんが先行し、
ひなともさんとの2人旅に。
しばらくするとまた雨、
これで気持ちは折れた。
小雨なのでそのまま進む。
かなり遅れているので、
もう後ろには誰もいないと思っていたら、
後ろから声を掛けられた。
だれ?
最初に大阪でパンクで離脱された方や!
ポンプが無く修理に手間取りながら、
この時間に追いついてこられたんや。
諦めていた自分達を追い越して、
先に進んで行きました。
09
走りながら、
ひなともさんと色々話し、
雨なので温泉はパス、
新宮へ向かってそこでリタイヤし、
ビジネスホテルに投宿することにした。
引き返すならそこが限界、
先を行くキャノさんに連絡、
待っていた温泉に行ってその旨を伝えた。
キャノさんは雨を温泉で避けて、
止んだあと追い上げる作戦やったけど、
もう気持ちはリタイヤに固まっていたので、
そのまま新宮を目指す事にした。
止めると決めれば、
後はホテルでビールを呑むことを楽しみに走る。
紀伊勝浦を過ぎ登りも頑張り、
22時30分に新宮到着。
スタッフにリタイヤを伝えてホテルを探し、
コンビニでビールを買って投宿。
シャワーを浴びて、
着替えたら乾杯!
明日の事を話しつつ、
睡魔に負けて就寝、
とにかくこれで09ブルベは終わり。
10
翌朝、
サービスの朝食を摂り、
とりあえず串本まで自転車で戻る事にした。
途中入れなかった温泉に入り、
食べれなかった「串本」で刺身定食を食べるためや。
時間に縛られず、
昼間に海を見ながらのんびり走る。
これもまた自転車の楽しみやなぁ・・・
湯川駅で切符を記念に買おうと寄るものの、
駅舎で切符は売ってなかった。
これが心残り。
串本まで無事戻り、
お腹も満足。
自転車を分解し、
ビールを買って各駅停車の旅。
昼過ぎに串本を出て、
途中2度乗り換えて、
泉佐野のスタート地点に戻ると夜。
早い人はすでにゴールしている!
何とも気まずいが車を取りに行かないとアカンので、
ゴールに寄り、
スタッフさんと少し話しつつ、
帰路につきました。
走行距離:1日目約250km・2日目約50km・計300km
走行時間:1日目15時間半・2日目4時間・計19時間半
平均時速:1日目16.13km/h・2日目12.50km/h・計15.38km/h
one point というか反省点
・十分なコンディションを整える
・雨対策が不十分
・このコース中間点でリタイヤすると帰るのが困難
・ただしエスケープルートは比較的多いのは安心
・熊野〜尾鷲間、紀伊長島〜松阪間がエスケープ難しい
update 100116