09.04.18 BRM418静岡400km
00
<試走>
4月17日金曜日。
仕事を午前中で切り上げ、
着替えて出発。
新大阪まで自走して、
こだまに乗り浜松へ。
丁度近くを今回のコースが通っているので、
試走を兼ねて少し走る事にした。
スタートする前に、
せっかくなので浜松のうなぎを食べようと、
市街をウロウロし、
飛び込んだ店は、
やっぱり高かったです。
(でも美味かった!)
適当に東に走り、
国道150号に合流、
そのままゴールまでのルートをトレースして、
愛野駅前のビジネスホテルに投宿しました。
01
<スタート〜PC1浜松市天竜区>
朝4時過ぎ起床。
パンと野菜ジュースで朝食を摂り、
着替える。
装備は、
パールイズミの半袖サイクルシャツ
モンベルのソフトシェル(フルジップ)
モンベルの軽量ウインドブレーカー
ナイロン製山用パンツ
パールイズミの厚手のパッド入りインナーパンツ
モンベルのヒザサポーター
山用靴下
ゴアテックスのローカットトレッキングシューズ
コンビニで氷を買ってキャメルバッグに詰め、
スタート地点まで自走。
受付を済ませ、
5時半ブリーフィング。
近畿からの参加者は他に3名は確認できました。
6時スタート。
重いランドナー(ツーリング車)で参加しているので、
ペースは遅い、
集団の最後尾をマイペースに走ることに。
PC1の天竜川沿いのコンビニまで約30km、
最初はまだまだ元気なので、
はぐれる事も無く到着、
そこにまだ結構参加者がいました。
次のPC2まで約120km、
コンビニも少ないので、
エネルギーゼリーとちくわを補給して出発しました。
02
<PC1〜愛知県中設楽>
この区間はかなり長く、
峠も越えるので、
まずは途中の100km地点である中設楽が目標。
出発してしばらくは、
天竜川岸を走ります。
ダム湖の水面は静かで、
山や橋を映し出してとても綺麗でした。
途中分岐して山間部を佐久間に向かい、
佐久間ダム下流で天竜川と別れ、
支流の大千瀬川沿いに進んでいきます。
まだ午前中でしたが、
天気もいいせいか眠い。
遠征ホテル泊まりでブルベに参加すると、
どうも眠れないのかもしれない・・・
この辺りから愛知県に入り、
東栄町を抜けて設楽町へ。
ジワジワ登り坂を進み、
最初の峠の堤石トンネルを抜けると一気に下り、
設楽の中心田口に到着。
最初の峠越えですでに足がだるい。
やはりランドナーは重いのか?
ここで約100km、
畳敷きの無料休憩所があるので、
ここで昼食。
向かいのスーパーで、
「地どり弁当」
「マグロ切り落とし」
「バナナ」
を購入。
マグロは大当たり!
美味さに疲れが吹っ飛びました。
03
<中設楽〜PC2豊田市>
ここから田峯まで一気に下り。
山間部に入り足助に向かって長いのぼりの峠越えです。
緩やかに延々と続く登りに、
足が悲鳴をあげます。
しかし山の中なので周りには桜が少し残っていて、
何か得した気分です。
この辺り、
ハッキリ覚えてないのですが、
トンネルを抜けたあと、
激下りやったと思います。
坂の途中でどうしてもコーラが飲みたくなり、
休憩している間に1人追い越されました。
そのまま下り続け、
紅葉の名所、
香嵐渓まで到着です。
ここで先ほどの方がメモを取っていたので追い越し、
交通量の多い道をバスに追い越されながら進みます。
途中ブルベライダーではない、
ロードレーサーに追い越されましたが、
渋滞に巻き込まれ追いついてしまいました。
そのまま豊田市内のPC2に到着、
貯金は1時間チョットありました。
休憩中に2名到着、
どうやらこのメンバーが最後尾集団の様子。
一人は関東から参加してきた今年初ブルベの若い方、
400kmは初めてとの事。
もう一人は地元浜松から参加の年配のSさん、
静岡の自走スタッフもされたことがあるベテランです。
この時、
大阪の自転車乗りであるリキューさんに携帯で、
現在地を連絡したのですが、
Sさんはリキューさんを良くご存知で、
暮れに少しご馳走になった、
手づくりハムの師匠でした。
30分休憩して出発する事にして、
「お新香」
「フルーツヨーグルト」
「白熊(鹿児島名物のカキ氷)」
を補給。
時間的には今のところ、
ギリギリ次のPCまでいけそうな感じですが、
足がかなり重くなっています。
この先に大きな峠が3つ、
果たして大丈夫でしょうか・・・
04
<PC2〜PC3岐阜県恵那市>
PC2を出発、
しばらくはやや下り気味の道を進み、
狭い県道に入って陶器で有名な瀬戸市へ向かいます。
この辺りは細い道を進むので注意していたのですが、
痛恨のミスコース・・・
10分ほどのロスです。
集落を抜け山中に入ると徐々に登り勾配に。
ヘアピンカーブが4つほど続くと最初の峠(戸越峠)を越えます。
一気に下ると陶器の窯元が軒を並べる赤津焼の集落から、
瀬戸市街を抜け、
次の峠へ。
コンビニでワンストップして登ります。
きつめのカーブが連続して延々のぼり続けます。
考えるのをやめてひたすらこぎ続けると、
岐阜県境を越えました。
分水嶺!
と思ったらまだダラダラ登り・・・
稜線を辿っているのか、
中途半端なアップダウンにかなり疲れました。
下り基調ながら高原の平地を走るように、
土岐市を抜け瑞浪市に入ったところで一気に下り、
瑞浪郊外へ到着。
日が暮れて暗くなってきました。
ここのコンビニでさらに休憩、
1人追い越していく方が。
さっきの若い方かな?
最後の峠は長い直線の坂。
10%と9.6%の登坂車線つきの坂が、
連続して襲い掛かり、
それで終わらずダラダラ登り坂が続きます。
真っ暗な中たまに走る車のスピードがかなり速く凶暴、
ライトを上目に点けたら、
容赦なくパッシングされました。
坂の上のほうを良く見ると、
少し前に一人走ってます。
さっきと点滅灯のパターンが違うようなので、
Sさんかもしれません。
疲れがピークに達し、
追いつけませんでした。
瑞浪郊外の高台から、
山間部に入ったところでようやく下り始め、
高原の平地にたどり着いたところで、
恵那の市街地(と思われる)灯りが何となく見えました。
ここからは下り基調で一気に進み、
途中でSさんと合流、
市街地に入って20時30分PC3到着。
貯金は30分です。
若い方はすでに到着、
さすがに若い、
後半に来て疲れを見せてません。
ここにはスタッフさんが一人、
参加者の通過を確認してました。
(全てレシートチェックなので、
ブルベカードの提示はしてません)
時間的には去年より30分遅れ、
充分なんですが疲れ方が全然違います。
のぼりで足が回らず、
いつもは食べればおさまる足のだるさも、
今回は回復もしません。
重い自転車を進めるのに酷使してしまったのでしょうか?
カップのソバを食べるが、
ノドを通らず半分残し、
リポビタンDを飲んで、
ゼリードリンクを非常用にかばんに詰めて、
Sさんが出発した後、
マイナス15分でPC3をスタートしました。
05
<PC3〜中設楽>
PC3を出るといきなり登り、
市街を囲む山を越えます。
勾配・距離はそれほどでもないのですが、
綴れ折りのヘアピンに灯る街灯が、
頭上に見えるので視覚的にキツかったです。
登りつめるとトンネル、
抜けるとダム湖。
湖岸を走るとふいに睡魔に襲われました。
丁度地元物産販売の店があり、
屋内休憩所があったので、
無理せず仮眠を取る事にしました。
エマージェントシートに包まり15分、
リポDを飲んでしまったのであまり眠れませんでした。
これで完全に最後尾、
慌てず進むことにし、
岩村の集落を抜けて峠に向かいます。
登坂車線のある登りですが、
後半は下り基調なので、
短い登りに長い下りが気持ちを楽にします。
ピークの木の実トンネルを抜けると、
一気に長い下りが続きます。
汗だくの体を冷やすのに、
上着を着ずに走ってましたが余りの寒さに断念、
ウインドブレーカーを着込みます。
と、
後ろから1台の自転車、
どうやらSさんのようです。
下りの途中なのでそのまま通過。
どうなってるんや?
自販機を探しホットコーヒーを飲もうとするも、
1台目はコールドばかり。
2台目で暖かいコーヒーにありつけ、
さらに進むとSさんが休憩中。
『この先どんな感じですか?』
・・・確か、
「(ゆるい登り基調で)こんな感じですよ!」
とコトバを交わして追い越しました。
直後登りが続いたので、
Sさんに悪い事をしました・・・
登りで暑くなって来たので上着を脱ぎます。
と、
Sさんが登ってきました。
「すいません、登ってましたね」
という事でしばらくは一緒に走ることに。
この時点で残り時間と距離からすると、
PC4通過は難しいなぁ、
とお互い再認識。
無事に山を下る事に専念する事にしました。
そのあとまた睡魔が襲い、
Sさんと別れて、
公衆便所の前にある木のベンチで15分仮眠、
少し復活して出発しました。
集落〜山間部を繰り返し通過し、
最後に激下りのヘアピンを走ったら、
昼間に通った中設楽に戻ります。
午前2時、
往路で食事をした休憩所でストップ。
ここで280km、
本部に連絡してDNF(リタイヤ)を伝えました。
Sさんの事が気になりスタッフさんに訪ねると、
『えっ、同じところで休むって言ってましたよ』
中をのぞくと自転車と横になり眠るSさん。
トイレで顔を洗い、
リキューさんにメールでDNFを伝えた後、
エマージェントシートに包まり仮眠。
この休憩所は畳敷きで24時間開放、
夜が明けるまで充分眠りました。
06
<中設楽〜本長篠>
5時半、
目を覚まし準備をして、
Sさんと一緒に出発。
本長篠の駅まで案内していただきがてら、
のんびりツーリングして山を下ります。
まずは田峯のコンビニで腹ごしらえ。
カップスープとソイジョイで満たします。
皮肉にも去年ミスコースした県道32号線を通ります。
明るいと何ともいい景色なんですね。
時間に縛られないと何とも楽しく走れます。
Sさんも年齢的にブルベのペースがきつくなったそうで、
「ルートN」のような緩やかなルールで走って楽しむ方が、
最近は良いと考えておられるそうです。
鳳来寺山への登りも今となっては苦にならず、
ゆっくりのんびり登って、
軽快に下りました。
下った後駅の場所を間違え、
ブルベコースの方に戻ってしまったのもご愛嬌、
ツーリングには寄り道が付物と、
そのまま細い集落の中をジグザグに走り、
本長篠の駅に到着。
握手で分かれたSさんは、
そこから30kmほど、
峠越えをしつつ、
浜松の自宅まで戻られました。
自分は・・・
コンビニで自転車を宅配、
本長篠〜(飯田線)
〜岡崎〜(東海道線)
〜名古屋〜(近鉄線)〜
で家まで帰りました。
5時間の道のりです。
07
<今回のブルベは・・・>
自転車が重かったのと、
コンディションが悪かった(プラス練習不足)のが原因ですが、
ランドナーでのブルベ参加は充分アリと思いますので、
バッグ類の装備構成を考え直して再度挑戦ですね。
(フロントバッグは便利ですが重過ぎました)
今年はランドナーでブルベに出ると決めましたから、
まだまだ楽しんで色々試したいですね
(でも次の静岡400kmのリベンジはクロスバイクかな?)
08
<次のブルベは・・・>
次はBRM509近畿200km、
試すには丁度イイかも?
で、
静岡400kmDNFなので、
次の7月の近畿300kmも、
エントリーしたいと思います。
(何か去年と同じパターンです)
(時間内)
走行距離:280km
走行時間:20時間
平均時速:14.00km/h
(トータル)
走行距離:305km
走行時間:25.5時間
平均時速:11.96km/h
update 090504