out-door
 MTB brevet-BRM-

08.09.27-28 BRM927泉佐野600


海の見える道の駅(志原海岸)

01
スタート(大阪府泉佐野市)〜PC1(和歌山県田辺市)

7時スタートはいつもより早いので、
輪行では間に合わず、
近畿のブルベで初めて車で参加。
参加者が60人超と多く、
和歌山までは結構かたまって走る事になった。


スタート前

海南の通過チェックでの休憩を少なめに出発、
数人の集団で湯浅まで並走し、
広川からの峠までに千切れて一人峠をゆっくりのぼり、
車でチェックポイントに向かうスタッフさんに声を掛けられ峠をパス、
下った所にある紀伊由良のコンビニで休んでいるスタッフさんと合流して休憩した。
海を右手にややアップダウン気味の国道42号を快適に走り、
田辺のコンビニに12時40分頃到着。


田辺のコンビニにて

<112.3km>

02
PC1〜PC2(和歌山県串本町潮岬)

海沿いをアップダウンを繰り返して進む区間で、
実はいきなり眠かった。
日置川町で海の見える道の駅(志原海岸)があったので休憩。
ここで梅シャーベットなるものを食す。


梅丸ごと1個入り

丸ごと1個梅の実が入っている中々あっさりしたシャーベットやった。
少しずつ日が傾きながらも天気は上々で、
気温が少し低い事もあり、
暑さに参ることなく進めたのは有難かった。
串本が近づいてきたところに、
巨大なハイビスカスのオブジェがある、
怪しげなドライブイン「サンワ」で休憩。
売店に和歌山産の梅ドリンク「プラムハニップ」を発見。
昔からあるこのドリンク、
久々に美味かった。


プラムハニップ 和歌山ならでは

「サンワ」を出ると潮岬の半島が見えてくる。
先端は高台になっていて灯台もそこにある。
手前に明らかな上り坂が見える・・・
今年の近畿のコースはホンマに坂が多い。
汗だくで坂を登り、
何とか潮岬観光タワーの下、
スタッフさんの待つ有人チェックポイントのPC2にたどり着いた。
<198.4km>

03
PC2〜PC3(三重県紀伊長島町)
先に到着していたひなともさんと合流し、
潮岬を出発。


串本市街の夕暮れ

まずは腹ごしらえに串本市街で、
スタッフオススメの「トビウオ丼」を食べた。
トビウオの刺身が乗った丼は最高、
付いていた味噌汁・冬瓜の煮たんも絶品やった。


トビウオ丼 大盛りは2段らしい

ひなともさんと串本を出発、
新宮までは問題なく進む。
熊野川を渡って三重県に入ると急に舗装が悪くなったので、
白線を選んで走ることで少しは解消された。
単調で眠くなりかけたとき、
熊野を過ぎたらいきなり峠道、
ひなともさんと離れてそれぞれのペースで登る事にした。
気が遠くなる登りの先にやっとトンネル発見、
やっぱり近畿は坂だらけ・・・
山中を走ると肌寒い。
むしろトンネルの中のほうが暖かい。
ギリギリ我慢できそうやから一気に下り、
途中見つけた釣具屋で、
ホット缶コーヒーを買い暖を取ってひと心地付いた。
そこからは繰り返すアップダウンと睡魔に戦い、
何とかPC3道の駅紀伊長島まんぼうに到着、
<331.6km>
スタッフさんが用意してくれていたマットを敷いたスペースで、
1時間泥のように眠った。

04
PC3〜PC4(三重県南伊勢町)
午前4時前起床。
ひなともさんは30分仮眠ですでに出発していた。
1時間だけでも気分はスッキリし、
スタッフさんと別れて、
最寄のコンビニで腹ごしらえと補給。
4時半に貯金30分で出発。
ここからは国道260号線を海沿いに走る。
逆向きに一度走ったことのある区間やけど、
暗いと全然違った。
上り下りを繰り返すうちに明るくなり、
何人か参加者に会う中にひなともさん発見、
追い越したがすぐにトイレ休憩をしたので、
また先行していった。


トイレの前は伊勢湾

中間地点でおにぎりを1個補給して進む。
途中バス停で仮眠しているひなともさんをパス、
港がある集落を抜けたら、
いきなりヘアピンのキツイ登りが目の前に現れた。
今回だけは大阪〜和歌山県境の雄の山峠のヘアピンを、
登らんでもエエはずやのに、
代わりをキッチリ用意してたんやなぁ・・・
ダンシング(立ち漕ぎ)で必死で登ったら、
交互通行の信号、
長い待ち時間の後通ろうと思ったら、
狭い上り坂やった。
ゆっくり走ると前からトラックが来る!
また必死で走ることに。
後は緩やかなアップダウンを抜けて何とか五ヶ所のPC4に到着。
もう腹が減ったので2回目の朝食。
<385.1km>

05
PC4〜PC5(三重県亀山市関)
コンビニで飯を食っていると、
参加者が数人入ってきた。
ペース的には悪くないのかも知れんけど、
残り時間の貯金が思うほど増えない。
少ししてひなともさん到着。
さっきのヘアピンでかなり参った様子で、
DNFを考えていた。
ここからやとエスケープルートは、
松阪か鵜方・磯辺のどちらかを目指すしかない。
時間が気になるので出発。
国道と別れサニーロードという県道を通り、
山を越えて伊勢湾へ向かう。
当然のように長い上り坂、
おまけに車の交通量も多くなってきた。
山の中を縫うようにアップダウンを繰り返し、
ようやく伊勢湾沿いの県道37号線へ出たら、
フラットで単調な道が津まで続いた。
途中松阪で飯を食うと、
断続的に睡魔が襲ってきたが、
信号待ちも多く何とか進む事が出来た。
11時を過ぎて津の三重県庁前を通過、
なぜか町のど真ん中の県庁の周りだけ上り坂・・・
市街を抜けると亀山までの県道10号線は快適な道路やった。
山が迫ってきて名阪国道を潜ると国道1号線が見え、
PC5のコンビニに到着。
<456.9km>

06
PC5〜PC6(奈良県奈良市都祁)
40分くらいの貯金を残して出発。
関の町を抜けた所で国道25号線に入る。
山間を走る割には急な坂は少なかったが、
伊賀市へ入る前に採石場があり、
その周辺だけ路面が砂利敷きみたいにメッチャ悪かった。
夜は絶対に走れないと思うで・・・
伊賀市内は盆地なのでしばらくフラットな道が続く。
先の上りの事を考えてここは少々無理をしてでもペースを上げる。
伊賀市街で休憩も考えたけど、
次のPCを越えないと安心できないので、
行動食の補給に留めてすぐ出発した。
名阪国道沿いを五月橋までは快適に走ってきたが、
ここから急に上り始め、
一気に息が上がる。
しかも何かパラパラと小雨まで降ってきた。
途中山添を過ぎて神野口まで来た所で燃料切れで急激に脱力、
行動食では復活しないので、
たまたま見つけた自動販売機で、
リアルゴールドを飲み、
コーラを補給して5分ほど休憩した。
ようやく復活して小倉まで走るとこの区間の最高点(標高510m)を通過。


最高点

あとは緩いアップダウンの道を走って、
何とか無事PC6にたどり着いた。
<517.4km>

07
PC6〜ゴール
ここでの残りの距離は約80km、
奈良県内は下り基調で土地勘があるので問題ないが、
その先の大阪府内の道は全然分からん。
途中もう1回休憩するとして、
ここではシッカリと食べておいた。


コンビニのめはりずし

PC周辺では4人の方と会ったので、
そんなに遅れては無いはず。
ゴールがちらついてきたけど油断は禁物、
残り時間とペースを考えて出発。
針から天理までは完全に長い下り。
とにかく勢いに任せて走り続け、
気が付くと国道24号線やった。
しかしその先は渋滞が続き、
スムーズには走れない。
自宅の前を通過し、
(そのまま帰れば楽なんやけど)
県境を越えて大阪府に突入。
柏原から羽曳野へ抜け、
旧170号線を走っていると空腹感を覚え、
コンビニでアメリカンドッグを食う。
この間に1人先行されたが、
追いかけるとまた雨が降ってきた。
今度は路面が濡れてきたので安全策をとりゆっくり走り、
何とか河内長野まで来たら、
なんと祭りの最中で道路規制してる・・・
何とかだんじりの横を通らせてもらい、
新170号線に入ったら最初高速道路のようなバイパスに入り、
長い下りが続いた。
(このまま海沿いまでいけるか)
と思ったら何度もアップダウンを繰り返し、
ようやく臨海線までたどり着いたら、
残り1時間や。
歩いてゴールできる所まで来ないと安心できひんから、
慎重に走り、
目の前にりんくうの観覧車が見えたところでやっと安心、
10時6分無事ゴール!
<609.1km>

まさか完走できるとは思ってませんでした。
カードをチェックしていただき、
メダルの申請を行い、
積もる話もありましたが、
眠くなる前に帰らせていただきました。
(帰りの車の運転は怖かった!)

走行時間:39時間06分
走行距離(キューシート):609.1km
平均時速(キューシート):15.57km/h
走行距離(メーター数値):611.3km
平均時速(メーター数値):15.63km/h

one point

時期が良かったのですが、
荷物は最小限にとどめたのが一番良かった。
暑すぎずキャメルバッグ無しで水分も足りました。
服装が少し薄すぎたと思ったけど、
何とか持ちこたえてくれました。

補給は比較的容易に行え、
コンビニが少ない区間はあったけど、
自販機には不自由しなかった。

エマージェントシートが意外なほど暖かく、
1時間の仮眠をぐっすり取れたのが後半効きました。

眠気覚ましはコーラを多用、
それでもダメならガム、
最後にリポビタンDを1本飲んで何とか踏ん張れました。

一番助かったのが、
トラブルが無かった事。
ストレートハンドルのクロスバイクで走ったので、
手の痺れは残っていますが、
心配だった腰の痛みは、
ストレッチをこまめにしたおかげか、
多少感じながらも悪化しなかったのでホンマに良かった。

長距離を走る場合、
決してオーバーペースになってはいけないと思いました。
最初の100kmで(自分としては)飛ばしすぎたので、
その後しばらくはしっかりペースが落ちましたから・・・

update 081026

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