out-door
 MTB brevet-BRM-

07.05.12 BRM512堺400


赤目口PCにて

00
5月11日。
2ヶ月ぶりのブルベ。
2ヶ月もあったのに準備はやはり直前。
前日も9時過ぎまで仕事をして、
10時前に仕事場を抜け出し、
堺駅前のビジネスホテルに投宿、
部屋にチャリを持って入り、
旧市場の天ぷら屋「あば新」で一杯呑む。
コンビニで買出しして風呂に入って就寝。

01
当日。
スタート地点に近いとはいえ、
睡眠時間は5時間くらい。
朝飯を食って
会場へ。
5分ほどで到着。

申し込みを済ませて、
説明を聞き、
車検を受けて、
8時前出発。
26号の信号を走るとあっという間に集団に追い越され、
9時14分、
300kmと同時刻にりんくうファミマでレシートチェック。
雄ノ山峠も問題なく越え、
10時26分和歌山大垣内ローソン着。
時間の貯金をしたいので、
レシートを受け取り、
10分ほどで出発。

02
五條まで比較的平坦で、
時間を稼ぐところやけど、
今日は何か体調がおかしい。
結構単調なこの区間、
まだ午前中やのに睡魔が襲ってきた。
3日ほど前から体調を崩していたせいか、
100kmを走らないうちに、
かなりの疲労感。
水を結構飲むが、
あまり汗をかかない。
バテているのかも知れん。
12時45分五條野原ローソン着。
スタッフチェックでこれまでのレシートをチェック。
五條はしっかり昼食を摂るつもりやったが、
チェックが混雑していたので、
10分ほど時間を食った。
少し考えたが、
時間を貯金するのは今日は難しい、
ポイントでしっかり休憩して、
回復しながら進むことにしよう。
とすれば、
ここはちゃんとした食事。
300kmのときに教えてもらった、
「アトム食堂」に向かった。

03
「アトム食堂」は、
野原ローソンと、
200kmPCの住川ローソンの間にある。
ご主人が元洋食のコックさんだそうで、
早々にステーキ丼を注文。
ヘルメット姿で入ったので、
1人他に居たオッチャンに話しかけられた。
「オッチャンが車で明日香まで送ったろか?」
・・・それでは意味が無いのです。
丁重にお断りしてステーキ丼をいただいた。
丼にマヨであえた千切りレタス、
ちょっとレアな一口大の肉はパワー回復に十分や。
これで1000円以下とはすばらしい。
女将さんに味噌汁をサービスしてもらい、
充電は完了。
気を取り直して再出発した。

04
明日香までの道は問題なく、
時々すれ違う車に気を付ける程度。
明日香は高松塚古墳が新聞を賑わすせいか、
観光客が多く車も多かった。
桜井を過ぎて忍坂に到着。
一気に登れるかと思ったがやはりキツく、
2度途中で止まった。
榛原〜赤目は行きは全体に下りが多いので、
一気に進み名張赤目サークルKに16時16分到着。
スタッフチェックの後、
青山越えに長い目の休憩を取った。
足は結構疲労しているが、
十分休憩させれば何とかなりそう。
ただ、
300km走ったくらいの疲労感。
後半が問題やな。

05
名張〜桔梗が丘〜青山町と進む。
街中が坂なので走りにくい。
時間が17時と自動車がやたら多い。
人気が無くなる頃には青山高原がすぐそこまで来ていた。
最後の酒屋でジャケットを重ねる。
肌寒くなってきた。
天気が良いのが幸い。
近鉄西青山駅を過ぎると緩く長い登り。
ここで最初の折り返す参加者とすれ違った。
登山口の歩道橋(東海自然歩道)を過ぎ、
高原道路への分岐の向こうにトンネルが見えると、
あとは一気に下り。
帰りの登りの事はひとまず置いておいて、
しっかりハンドルを握って走った。
めちゃめちゃ寒い。
白山町を過ぎるともう一回下り。
車線が2車線になり周りが明るくなって久居に到着。
ここでとうとう日が暮れた。

06
伊勢自動車道久居インターを過ぎて、
最初のファミマが左折ポイントと思ったが、
途中で引き返す人に教えてもらい、
間違いと気づく。
2つめのファミマを左折、
道なりに県道を進むが、
Y字路が多く、
気をつけたが1度間違えた。
19時44分津新町1丁目ローソン着。
足(特に太もも)の疲労はかなりひどい。
すぐに折り返す気には到底なれない。
スタッフチェックを済ませ、
話を聞いていると、
ウナギの事になり、
店の場所を聞く。
十分休憩したいし、
青山越えに備えて、
時間を代償に食いに行くことにした。
駅から少し離れているところに「新玉亭」はあり、
ほかの参加者2名もすでに食べ終わっていた。
ご飯中盛りでお腹がはちきれそうと行って帰られた。
横に座っている兄ちゃんの丼から、
ご飯が溢れんばかりにはみ出している。
ここは普通盛りでええか。
それでも自分としては大盛りと思ううな丼を、
満腹になるまでいただいた。

07
半分諦めていたが、
時間は割りとある。
とにかく青山は越えよう。
20時40分頃津新町出発。
久居市街で睡魔に襲われる。
レモンタブレットを口に含み進む。
走行中の睡魔を今回初めて体感したが、
頭がボーっとして判断が出来なくなる。
これで転倒したら大事やな。
久居で一人追い抜かれ、
一人追いついた。
ダントツで遅れていると思っていたから、
周りに人がいると心強い。
峠に入る前、
最後のコンビニで21時53分休憩。
かなり高度の高いところで助かった。
すぐに山道になり、
勾配がきつくなる。
休憩中に追い越された一人に追いつく。
どうやら歩いている。
こちらも習って少し歩いて足を休ませた。
聞くと睡魔に襲われ、
ふらつくので歩いているそう。
勾配が緩くなったところで再び走る。
周りは暗く、
野生動物の気配にビビリ、
後ろからクラクションを鳴らす車にビビリ、
何とかトンネルに到着。
ハロゲンライトを点けて一気に青山町まで下った。

08
青山・名張のアップダウンに疲れて、
23時48分名張赤目サークルKに戻る。
ここはスタッフチェック。
ここからは残り時間を考えて行くかどうかを決める。
次のクローズが五條4時20分、
4時間残して0時20分に出発する。
ウナギが効いたかここまでは無事来れた。
ただ、
赤目を出てすぐ、
室生で強烈な疲労感に襲われ、
榛原まで睡魔がひどかったので、
忍坂までの最後のコンビニで仮眠を取る事にした。
1時23分に店の方に断りを入れ、
駐車場でカバンを枕に横になり10分眠る。
気分がすっきりしたので出発。
忍坂までの長い登りを走り、
一気に坂を下る。
ハロゲンライトの視界は広く安心や。
野犬にも会わず明日香まで戻れた。
途中で2人追い越す。
うち1人がかなり疲れているようやった。
ウナギも消化され空腹を覚えたので、
2時31分サンクス明日香店で補給。

09
高取〜吉野口は一度迷った道なので、
問題なく進めたが、
五條へ向かう途中また睡魔が襲う。
テクノパークを抜けるとほとんど下りなので、
そのまま勢いで進む。
3時45分五條野原ローソン着。
スタッフが先に到着していて驚かれた。
どうやら後ろから探しながら走っていたそうで、
自分たちが最後尾と思ったいたとの事。
さっき追い越した2人の事を伝える。
次のクローズは7時28分。
3時間10分残して4時18分発できるようにして、
とりあえず仮眠。
ここでの睡眠は浅く十分取れなかったが、
時間が迫るので出発。
出発直前にさっきの2人が到着。
1人はここでリタイヤとのこと。
自分もこの区間は走り切れんやろうな・・・

10
和歌山までは紀ノ川沿いの単調な道。
走りやすいが眠いと怖い。
徐々に夜が明けて明るくなってきた。
寒さも無く走りやすくなるほど眠気が襲う。
走りがふらつき出したので、
橋本に入ったところでまた仮眠を取る。
後ろから分かるように自転車を見えるところに倒して、
自動販売機にもたれて10分横になる。
再び走り出して南海学問路(かむろ)駅を過ぎると、
また睡魔。
・・・時間的にこのままでは間に合わない。
5時23分スタッフに電話して、
ここからは自主的に走る事を伝えてリタイヤ。

11
進もうか迷ったが、
少しでも家に近い方がと思い橋本駅まで戻る。
輪行バッグを持ってなかったので、
JRの窓口で相談したら冷たく断られ、
どうにも眠いので、
駅前のベンチで少し眠る。
前後の駅でこっそり乗るとか、
輪行バッグを買いに行くとか、
考えたが、
今日JRが昼間の運行を取りやめているので、
諦めて家に電話。
片道1時間かけて迎えに来てもらう。
悪いので柿の葉ずしを買って待つ。
この時間まだ皆走っていると思うとやりきれない。
睡眠の大事さが今になって分かった。
仕事場から出発したんで、
荷物(スーツとかも)を仕事場に置いたまま、
家に帰ってきた。
明日は私服で早めに出社やな。

one point

■大阪府内は信号待ちが多く、
差が出にくい。
とにかく単調やから、
話をしながら走ると良いかも。
■県境の峠は、
和歌山側がとにかく急。
降りたところの旧道への分岐は要注意。
■布施屋駅周辺の細い道は、
マンションの向こうを入っていくと、
自動車の通れない踏切があるので、
それを渡ると道なりにまっすぐ。
■紀の川沿いは、
五條まで紀の川は渡らないので、
分岐では紀の川を渡らない方に進むんやけど、
支流を渡るところがあるので注意。
■五條〜高取間は狭く暗い。
たまに通る車はスピードを出しているので、
良く目立つようにした方が安全。
夜は真っ暗やから、
ライトも明るい方が視界を確保できる。
■忍坂の登りはとにかく頑張るしかない。
「押し」の距離も半端やないから。
先を見ると絶望するくらい長いが、
登り終わった後は格別や。
■青山越えは、
行きの登りは比較的緩いが思ったより長かった。
帰りは久居から延々登り。
勾配こそキツく無いが、
トンネルの中まで登りやから、
ゆっくり登るときは後ろからの車に注意。
update 070513

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