07.03.03 BRM303堺300
紀ノ川 厳島神社にかかる吊り橋
00
2007年。
まだ3月になったばかりやのに、
もう2つ目のブルベ。
300kmからは未知の距離やから、
万全を期するのに、
サドルをやわらかいやつ(ベロ)に交換、
パッドつきのインナーパンツを購入。
スタートの体力温存のために、
前日自走で堺に行き、
近くのホテル(1泊2食付3700円!)に投宿した。
早く寝るつもりが、
飲み食い・準備で結局1時を過ぎとった。
01
当日。
ホテルできっちり朝食を摂り、
会場へ。
5分ほどで到着。
スタート前の大浜公園
申し込みを済ませて、
説明を聞き、
車検を受けて、
8時前出発。
26号の信号が参加者で渋滞。
前回で懲りたので臨海線へ進む。
信号が少ないがトラックが多く怖い。
でも少しペース良く走れて、
9時14分りんくうファミマでチェック。
02
少し時間の貯金をしときたいので、
休憩もそこそこに出発。
雄ノ山峠でかなりペースが落ちたが、
一度通った道やから、
迷うことなく10時33分和歌山大垣内ローソン着。
ここで約50km。
有人チェックを前回より少し早く受けた。
おにぎり1個と、
ウィダーINゼリー補給。
net友人で昨年のスタッフでもあるリキューさんが到着するのを見て出発。
03
ここから紀の川沿いに走る。
前回同様意外と道は平坦ではない。
でも、
一度走ると前ほど苦労はせえへん。
天気も良く上着をカバンにしまって快適に走る。
12時48分五條野原ローソン着。
前より1時間早い。
ここは無人レシートチェック。
おにぎり2個・ソーセージ2本・野菜ジュース1本補給。
ここで100km。
前回の折り返し付近やけど、
今回はまだ3分の1や。
ここでもリキューさんが到着するのを見て出発。
04
国道24号線の長い坂を登り、
前回チェックポイントの五條住川ローソンを右折、
明日香に向かう。
丁度4人組みの集団が走っていたので、
引っ張ってもらう。
この辺りは土地勘が無かったので助かった。
ただ、
帰りは一人の可能性があるので、
周りはよく見ておいた。
五條の工業団地を抜け、
御所(ごせ)の集落を抜ける。
吉野口辺りで国道309号を潜り、
高取町役場を左に見ながら、
国道169号線に出た。
ここは信号が長く渋滞がひどい。
169号は交通量が多く狭いので、
区間は短いが結構走りにくかった。
05
近鉄飛鳥駅前を右折、
明日香の史跡の間を縫って進む。
曲がる所を間違えなければOK。
桜井市の安部木材団地5号交差点を右折、
郊外の市街地を抜けると山に向かう。
ゴミ処理施設を過ぎると忍坂(おっさか)東。
ここを右折すると延々と上り坂や。
ここでペースの違う4人組と別れて、
一番軽いギヤでのろのろと進む。
何とかいけるか?と思ったら、
途中から登坂車線が増え、
とんでもない真っ直ぐな登り坂が現れた!
06
前を見ると坂の長さに気持ちが折れそうになるので、
目の前の白線だけを見てペダルを回す事に没頭した。
横目で登坂車線が無くなるのを確認する。
結構長い。
前を見たい衝動をこらえて漕ぐ。
車線が1つになったが登りのままやから、
まだ前を見ずに漕ぐ。
勾配が緩く感じてやっと前を見ると県道との分岐。
やっと登った。
角にスタッフカーが止まっていて、
「県道下ったところにローソンがあります」
と言っていたのでとりあえず下る。
緩やかやけど長い下りを進む。
15時9分榛原篠楽ローソン着。
本日の装備
暖かいのと雨がほとんど降らなかったので
ほとんどつかわないものもあった
アミノバイタルゼリーとバナナ補給。
何人かが前を通り過ぎた。
07
ローソンからすぐに近鉄榛原駅。
ガード下の変則交差点を抜け、
国道165号線に入る。
名張まで登りと思っていたら意外と下り。
ペース良くスピードに乗って16時6分名張赤目サークルK到着。
有人チェックを受ける。
ここのクローズは18時4分やから2時間の貯金。
これを消費して無事ゴールできるか・・・
ホットカフェオレ・バナナ・エネルギーバーを補給。
リキューさんが到着してチェック後、
いきなり隣のお好み焼き屋に入った。
腰の調子が悪いらしいから
完走を諦めたんか?
(後できいたら電話で先に焼いてもらっていたらしい)
とにかく余裕のある明るいうちにいけるところまで行こう。
08
榛原から名張が下りやから、
当然逆は登り。
室生口大野辺りの登りで、
さっき補給したエネルギーが消費された。
おまけに左ヒザが痛む。
全体にギヤが重いので、
坂で踏ん張って漕ぐとマトモにヒザに来る。
17時30分、
榛原篠楽ローソンで再び休憩。
アミノゼリー補給。
ここで安田さんという方が休憩していた。
聞くと先週も300km走ったそうで、
前回に痛めたお尻が直っていないので、
かなりつらいそうや。
ここから忍坂までの長い登りは結構こたえた。
忍坂は登りの苦労を忘れさせてくれるくらい激下りやった。
瞬間最大時速65km。
明るいうちに通っておいて正解や。
暗いとスピード出せん。
09
桜井を抜け、
明日香村でとうとう日が暮れた。
背負っていたドリンクが急に切れたので、
急遽明日香サンクスでとまる。
おにぎり1個あわせて補給。
やはり交通量の多い国道169号を抜け、
高取に入るといきなり真っ暗。
吉野口に向かう途中道を間違えた。
1km走ったところで引き返し復帰。
5・6分のロスやけどすごく損した気分や。
吉野口から向こうは五條までホンマに真っ暗で、
ちょっとした肝試しみたいや。
10
五條に戻り国道24号の長い下りを進み、
19時40分五條野原ローソン着。
ここでやっと200km。
何とか2時間の貯金は減ってない。
行きと違い休憩している人は、
分散されているからか少ない。
でも何か変な連帯感があるのか普通に話が出来る。
アミノゼリー・コーンスープ・からあげくん・肉まん補給。
ここではリキューサンとは会えなかった。
11
紀の川を戻るここの50kmは、
行きに思った起伏の多さも、
桜井の激坂に比べたらかわいいモンで、
平坦に思った。
そのせいかスムーズに走れ、
和歌山大垣内ローソンに22時21分到着した。
からあげくんチーズ・コーンスープ・野菜ジュース補給。
有人チェックを受けて休憩してると、
なんとリキューさんが到着。
五條のチェックは買い物だけして休憩なしで来たらしい。
途中でステーキ丼とお好み焼きを食べてこの時間、
すごい。
「時間一杯でゴールするんちゃうの?」
と聞かれたので、
「初めての300kmに余裕がなく、貯金を残したかったんです」
と答えるのが精一杯や。
でも、
休憩中に途中でラーメンを食べる話になり、
大阪に入ったらそれもアリやな・・・
と考えながら出発した。
12
何人かの参加者と付いたり離れたりして、
県境の雄ノ山峠に向かっている途中、
道路を横断しているコンクリートの側溝の蓋に、
タイヤを挟まれいきなりパンク。
慌ててチューブを交換してコース復帰したが、
冷静に考える(あとでリキューさんに指摘された)と、
タイヤの内側に釘が無いかチェックするのを忘れてた。
途中まで何とも無かったので、
チューブが挟まれて破裂しただけで、
タイヤは無傷やろう。
極限状態やと確認が甘くなる。
気を付けんと、
新しいチューブも無駄にするところやった。
13
交換で疲れて雄ノ山峠は結局「押し」で登った。
峠から和泉鳥取までは長い下り。
ゆっくり足を休めて、
府道を流しながら、
最終無人チェックポイントの、
りんくうファミマに到着。
この先でラーメンか?
と考えているとリキューさんと安田さん到着。
リキューさんに、
「堺でてんぷら食べますか?」と言われた。
この一言でラーメンは次回に繰り越し決定。
ゴールまでの体力確保に、
バナナ1本・野菜ジュース、
リキューさんから3色団子・安田さんからピーナツを頂いて補給。
ゴールまで3人で走る事にした。
14
後は信号地獄。
途中のラーメン屋のいい匂いに後ろ髪引かれながら、
ゴールの向こうのてんぷら目指して走る。
相変わらずの信号の多さで、
ここを走る時間はちゃんと残しておかんと、
ホンマに怖いと思った。
15時前、
ゴール大浜公園前に到着。
距離が長いほどゴールする時間が分散されるので、
待つスタッフの方々はホンマに大変やと思う。
最後のチェックを済ませて、
晴れて300km完走。
メダルも申し込み、
勢いで次回5月の400kmも申し込んでもうた。
スタッフと別れて、
リキューさんたち3人とてんぷら屋に。
行列の並んでいる店でなく、
週末のみ明けるリキューさん行きつけの店に行く。
眠気のなか食べる、
てんぷら・貝汁・ご飯は格別やった。
one point
■大阪府内は信号待ちが多く、
差が出にくい。
とにかく単調やから、
話をしながら走ると良いかも。
■県境の峠は、
和歌山側がとにかく急。
降りたところの旧道への分岐は要注意。
■布施屋駅周辺の細い道は、
マンションの向こうを入っていくと、
自動車の通れない踏切があるので、
それを渡ると道なりにまっすぐ。
■紀の川沿いは、
五條まで紀の川は渡らないので、
分岐では紀の川を渡らない方に進むんやけど、
支流を渡るところがあるので注意。
■五條〜高取間は狭く暗い。
たまに通る車はスピードを出しているので、
良く目立つようにした方が安全。
ライトも明るい方が視界を確保できる。
■忍坂の登りはとにかく頑張るしかない。
「押し」の距離も半端やないから。
先を見ると絶望するくらい長いが、
登り終わった後は格別やで。
update 070304