#040
2007.09.16
関ヶ原(岐阜県関ヶ原町)〜円興寺〜春日モリモリ村(岐阜県揖斐川町)
垂井町辺り北の山々を望む
00
1年半ぶりに東海自然歩道を進める事にした。
昨年秋に関が原で熊出没騒動があったので、
控えていたらズルズとそのままいかなくなってしまい、
ずいぶん長い事かかった。
ネットで同じ場所を同じ方向へ進む方がいる事を知って、
久々足を運ぶ気になった。
01
再開するとは言え、
随分遠くなっているので、
一気に2区間を3連休に行こうと企み、
1泊分の装備を追加して列車で関が原に向かった。
天気は前日の雨から快方に向かっていて、
家を出る時は晴れ間も見えていた。
それが、
米原を過ぎ関が原に入った途端雨。
遥か琵琶湖のほうは青空が見えたので、
まあ大丈夫と楽観して関が原のスーパーで買出し。
ラーメン・おにぎり(鱒のすし)・バナナ・トマトなどなど、
ビールは新聞に包んで保冷していく。
オバちゃんに飴玉2個もらって9時20分出発。
02
10分ほど歩いて前回の分岐点に戻る。
(高度計の数値35m※相対高度・以降同じ)
久しぶりに1歩踏み出した。
今回の起点
集落と田んぼの中、
アスファルト舗装の道をのんびり歩く。
10時過ぎに伊富岐(いぶき)神社到着。
「熊出没注意」の看板が迎えてくれた。
ここに住む方は気にならんのか・・・
神社を過ぎるとコースにバリケードが横たわる。
入れる?入れない?(入ったけど)
田んぼに獣が入らないように電線が張ってある。
外れそうやけど、
触れないように跨いで通過。
勝手に入った見たいで気が引けるが、
標識は間違ってない。
03
10時半、
少し山に入ってJR線のそばまで戻ると、
新しい休憩所がある。(0m)
雨がひどくなってきたので休憩。
バナナを1本食って様子を見る。
止むと予想して雨具は上だけ着、
スパッツのみ装着して進む。
JR線を低すぎる(有効1.7mくらい?)ガードでくぐり、
大石・大滝・敷原・梅谷と集落の中を歩く。
11時50分、
梅谷(15m)を過ぎたところで、
道が新旧に分かれる。
ルートは新道の方が近そうなんで、
新道を歩くとコースを見失った。
しばらく歩くとカーブが続いて山に入っていったので、
地図を見ても明らかに間違っているので引き返した。
注意深く探してみると、
旧道から新道の下をくぐって、
右手の山の中に続いていた。
ここで15分のロス。
何より歩きつかれた。
04
12時半、(−5m)
山の中をしばらく歩くと大きな池(ダム湖?)が2つ。
釣りに来ているのか車が3台停まっていた。
ダム湖?山中に大きな池
標識が無いのに分岐がある。
地図を見て1つ選んで歩いたが、
標識がしばらく無かったので不安やった。
古いガイドではここから山の中を円興寺へ向かっているが、
標識は里を目指していた。
JRを再び越えて南に過ぎ、
田んぼの中を東に折れて、
13時、
美濃国分寺跡(−65m)に到着。
大垣市歴史民俗資料館があり、
大きなピロティがあったので、
館の方に了承いただき休憩。
ベンチ・トイレもあり雨をしのぎながら遅い昼食。
湯を沸かし(了承済)あったかいラーメンで生き返った。
ささやかな昼食
05
JR線を再度くぐって北に歩き、
円興寺(−15m)に14時到着。
さらに北に歩くと、
バーベキュー広場の横にある野外活動センターで、
車道(県道241)と合流。
トンネルがあるので迂回するように、
急な階段で円興寺越峠を越える。
階段を下ってトンネルの反対側で車道に戻った。
注意っていわれても・・・
道は池田温泉(−25m)に突き当たって東へ抜けていたが、
自然歩道はすぐに北に折れて山沿いに続いていた。
06
高台の道(広域農道?)は車の通行量も少なめで、
穏やかな歩きやすい道。
ただ、
雨が降ったり止んだりで、
気分は重い。
サクラの名所霞間ヶ渓(−15m)で15時15分休憩。
眼下が開けているんで景色は悪くない。
サクラ満開なら景色ええやろな
高度を保ちつつ同じ景色が続く。
揖斐茶の産地らしく看板と茶畑が多い。
三重県のコースにも産地があったけど、
畑の近くには直売店は見当たらない。
禅蔵寺(35m)に15時50分着。
雨は依然止まない。
徐々に高度を下げ16時30分、
やっと揖斐川支流の粕川に出た。
07
粕川大橋(−15m)手前を西に折れ、
山間部に向かう。
工場の脇を細い舗装路を歩くと、
大きな公衆便所があり、
その先に湧き水「延命の泉」があるので、
ペットボトルに詰める。
そろそろ暗くなってきた。
瑞岩寺集落から粕川を渡り、
県道32号線に出た。
粕川 以降暗くて写真なし
バス道で車の通行量も多い道で、
ここを延々と上流に歩く。
08
市場集落を過ぎると歩道が無くなり、
車がどんどん通っていく横を、
傘を差してひたすら歩く。
目立つように傘を高く上げて、
出来るだけ明るいうちに終わらせようと思ったが、
ゴールのかすがモリモリ村までの看板が、
無常にも距離を示す。
「あと4km」
こんな道があと4km・・・
滝集落に自動販売機。
栄養ドリンクを買って一服。
樫集落で酒屋、
今は呑んでる暇が無いので通過。
車はライトを点けて走り出した。
08
六合の集落が見えると長い上り坂。
何も考えず歩く。
ここ唯一の旅館の前を通過。
実は予約をしたが一杯で、
あっさり断られた。
ここを起点にできたら、
続けて歩くのは随分楽になったはず。
今日は大垣のビジネスホテルまで戻らんとアカン。
横目で旅館をジロリと見、
六合のバス停を通過した。
集落を過ぎるとまた山間の道に戻り、
すぐに左岸に大きな建物が見えた。
橋を渡り戻る感じで対岸の高台にあるモリモリ村に到着。
18時ちょうど、
辺りは真っ暗やった。
09
18時40分の最終バスを待つ間に薬湯に入り生き返る。
靴は防水が切れていたのでずぶ濡れ、
ズボンも上半分が濡れた。
バスと電車を乗り継いで大垣のビジネスホテルに入る。
ズボンを干し雨具のパンツに履き替える。
靴の中にビールを包んでいた新聞を詰める。
続きを歩くかどうか思案、
進む鍋倉山は山ヒルが出る。
この雨なら確実や。
雨で装備を塗らした事とあわせて、
気持ちは乗らないが、
一応コンビニへ買出しに行き、
近くの炉端焼きやで一杯呑んで寝た。
10
翌朝6時半。
空は明るいが雨。
少し悩んだが今日の行程は中止にした。
二度寝して9時におきると外は晴れ。
もう気持ちは折れているので、
大垣を観光してゆっくり帰ることにした。
one-point
一部を除いてほとんどが舗装路を歩くので、
ローカットのハイキングシューズが良い。
このコースは30kmを越すロングコースやけど、
途中エスケープできるところが少ない。
バスが通っているのは粕川沿いのみで、
後は鉄道駅までどこも遠い。
モリモリ村終バスの18時40分を過ぎ無いように、
スタートは早く行うほうがええで。
■関が原へのアクセス
大阪方面からJR快速で米原乗り換え、
名古屋方面行きの快速で関が原下車。
■六合へのアクセス
上記米原で名古屋方面行きに乗り換え、
大垣駅下車後に揖斐鉄道(旧近鉄揖斐線)で終点揖斐駅下車、
揖斐川町コミュニティバス春日線に乗り、
六合下車。
モリモリ村もバス停がある(六合の次)が、
オープンしていない時間の早朝便は停車しないので注意。
先へ進む分岐点は、
モリモリ村へ渡る橋の前にある。
揖斐鉄道・コミュニティバス時刻表
http://www.town.ibigawa.gifu.jp/
の公共交通のリンクへ
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