#021
otowayama...
長等公園(滋賀県大津市)〜逢坂山〜音羽山〜石山寺〜山辺ルート分岐〜アルプス登山口(大津市)
2001.09.30 sat.
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*access... *one point... *map...
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00
久しぶりにokaと山を歩く約束をする。
ヤツは金曜日に呑み会があるらしく、
日曜日(30日)を希望、
天候の崩れが気になることをメールで伝えておいた。
そして金曜の夜・・・
夜中にメールをチェックすると、
「子供(2歳男の子)を連れて行くので雨はまずい、
土曜日にしよう。
それと歩く時間計算して早く集まろう。」
・・・大慌てで用意して就寝。
01
やや寝不足で起床。
京都経由でJR大津駅に9時過ぎに到着。
よく考えると前回が9月24日やから中4日。
かなり足を酷使したから回復の具合が心配やな。
15分ほどしてoka親子到着。
ヤツは子供を背負えるザックを装備して登場した。
2歳の若さで山に登るとは、
何と英才教育!
と半ばにやにやして彼らを迎えた。
コンビニで食料と水分を補給して出発。
5月に終了した長等公園を目指す。
高度が上がりまわりの景色も良くなってきた。
眼下のビルの屋上では運動会が行われていた。
流れるマーチ(やったと思う)はやはり秋を想わせる。
02
公園の舗装路からいきなり山に登山道が分岐している。
勾配はややキツイが、
oka-Jrは棒で落ち葉を突っついたり、
石を拾ったりとご機嫌や。
頭の高さに蜘蛛の巣があるのが目障りやけど、
すれ違う人も割といて、
よく整備された快適な登山道や。
下から(見えないが)国道1号線を通る車の音が聞こえる以外は、
実に良い。
時々見える琵琶湖の景色も申し分なかった。
03
しかしいきなり急勾配の下りで、
国道1号線の側まで降る。
Jrを両方からぶら下げて、
一気に降りた。
1号線は歩道橋で越えるんやけど、
「東海自然歩道・逢坂山歩道橋」
と側面に書いてある通り、
国道からの階段はなく利用は出来ない。
まったくの自然歩道利用者のための歩道橋やった。
東海自然歩道を良く知らなくても、
ここの歩道橋の事を知っている人は割といたのは、
歩道橋のこの文字のおかげやろな。
04
国道が谷筋を通っていて、
それを跨ぐために下ったんやから、
当然その後はキツイ登りが待っていた。
Jrは身長の半分位の段の階段を頑張って登った。
勾配がゆるくなったところで小休止。
Jrはウインナーソーセージを食べてご機嫌や。
ここで3人組のおっちゃんが追い越していった。
出会う人にはJrは人気者や。
しかしシャイなのか、
挨拶は通りすぎてから、
小さい声でしていた・・・
05
Jrは腹も落ち着いたのか、
眠そうにしていたので、
okaの背中に乗せ、
眠っているうちに距離を稼ぐ事にした。
音羽山の山頂までキツイ登りが続き、
Jrにはキビシいので良かったが、
ザックごと子供を背負って歩くokaには、
地獄の辛さやったやろうな・・・
(おまけに二日酔いみたいやったし)
いつもなら先行するヤツがかなりスローペースやった。
06
3人組を再び追い越し音羽山山頂到着。
高圧線の鉄塔がまともにあったが、
京都側も大津側も望める、
最高の場所やった。
写真をさっきの3人にとってもらい、
Jrが目を覚まさないうちに先に進んだ。
ここからは急な下りで足元も悪い。
パノラマ台で写真もそこそこにさらに下る。
傾斜も落ち着いた頃にJrが目を覚ます。
少し歩いてやや広いところで昼食にした。
天気も良く外で食べる飯はうまい。
Jrは側の渓流がお気に入りみたいやった。
07
やはり先は快適な道で、
鼻歌交じりで歩ける感じや。
しばらく歩くと先にりっぱな公衆便所が見えた。
ちょうど良いかと覗くと、
「使用禁止」の看板・・・
女子用も同じや。
建設途中でも無し・・・どういう事やろう?
道は渓流沿いに続き、
気分上々。
Jrが小走りに進めるくらい道は良い。
(時々転んだが男の子はそれ位やないとな)
向こうから来るおばちゃんにJrは、
「未来の山男!頑張りや!」
と熱い声援を貰っていたが、
本人よりもむしろokaのほうが嬉しかったに違いない。
08
舗装路に出て集落が増えてくると、
車の往来も多くなってきた。
Jrに端を歩かせようと気を付けているうちに、
例の3人組が追い越して行った。
常に歩いているのでゆっくり話しをしてはいないが、
もう知り合い気分や。
さらに広い道に出ると、
3人は地図を広げ道を探しているようやった。
町中に入ると標識もなく分かりにくいので、
追い越して先に進んだ。
路地伝いに道は続いている。
やはり集落の中のルートは見つけにくい。
09
石山高校の横で、
Jrが疲れたせいかなかなか前に進まなくなった。
3人組に再び追い越されたが、
自分は前回からの疲れもあって、
足がかなり参っていた。
丁度いいのでこのペースで進もう。
石山高校から京阪石山寺駅まで、
舗装路の急な下り坂が続いて、
かなり足に負担がかかった。
京阪石山寺駅を過ぎ、
車道沿いの快適な参拝道を進んで、
石山寺に到着。
ビールとお菓子で小休止。
すると追い越されたはずの3人組がやって来た。
京阪で帰ると思っていたのに、
こっちにやって来るということは・・・
彼らも「東海自然歩道」を歩いているってことか!
10
ガイドブックを見るとここからは完全な平地歩きで、
標識さえあれば問題ないはず。
山辺ルートとの分岐を過ぎ、
いくつか標識を注意深く探して進んでいたが・・・
やはり集落の中、
標識は全然見当たらない。
仕方ないので地図だけを頼りに南郷の堰に到着。
やっと標識を見つけたら・・・
お馴染みの3人組が地図を広げていた。
初めてそこで話を聞かせてもらったら、
やはり自然歩道を箕面から歩いているそうや。
バス待ちで止まっていた様やった。
「ここで止めると先の湖南アルプスが苦しくなるので、
自分達はアルプス登山口まで行きます。」
そう説明して後にすると、
3人は200mほど後をついて歩いてきた。
11
狭い歩道と交通量の多い車道に挟まれて、
Jrを気遣いつつ先を進む。
やはり標識は全然無く、
地図だけが頼り。
しかし自然歩道とは到底思えない普通の道路・・・
山ゾーン同士を結ぶ、
いわゆる「ツナギ」のルートは、
やはりこうなってしまうんやろか?
少し開けたところにやっと標識を一つ発見した。
が、
矢印は通ってきた方向とは違う向きを指していた。
(ルートが違う?もうええわ・・・標識が無かったんやから)
半ばあきれて先を進む事にした。
川沿いに湖南アルプスが迫る。
後ろを見ると3人組は続いている。
12
しばらく川沿いを歩いて、
交通量の多い道路に出るとそこは「枝」バス停。
自動販売機も公園(WC)もあり、
小休止。
ガイドブックはここで一区切りつけているので、
3人組はバス停に向かっていた。
ここで終わるみたいやな。
しかし別路線のバスが、
ここから2kmほど先の「アルプス登山口」バス停まで通っており、
本数はさほど変わらない。
欲を出してそこまで進む事にしていた。
ルート上の舗装路より、
河川敷のほうが良く整備されていたので、
河原を歩く。
もう湖南アルプスは目の前や。
ほんまやったら登る前のウォーミングアップにここを歩くはずやろな。
対岸に待機しているバスが見えた。
目前がバス転回用の広場になっていて、
「アルプス登山口」のバス停が見えた。
すでにバスは停まっていて、
乗るとすぐに発車した。
30分程でJR石山駅の喧騒の中に戻る。
さっきまでの落ち着きがうそみたいや。
ここからoka邸で一杯やるんやけど、
足が棒になってホームへの階段がなかなか上がれなかった。
access...
■大津長等公園
大阪からJR線で1時間位でJR大津駅。
駅北口(メイン改札)を出てすぐ左脇の、
線路沿いの道路を直進。
国道1号線を渡り路地を抜け、
京阪浜大津線を渡り急な坂道を登る。
寺を過ぎると公園に入る。
■石山寺
JR石山駅(JR大津から2駅ほど先)から、
京阪線に乗り換えて終点の石山寺駅で下車。
ここから東海自然歩道でもある参道を10分ほど歩くと、
石山寺に到着。
■枝/アルプス登山口
JR石山駅から、
それぞれが終点のバスが、
1時間に1本くらいのペースで出ている。
バスの所要時間は30〜40分。
one point...
買出しはJR大津駅周辺で済ませる事。
ルートに入ると音羽山を下るまで何もない。
周辺の勾配はかなりきついので、
靴にも気をつけた方がいい。
逢坂山歩道橋周辺は足場が悪いので、
雨の日はかなり滑りやすいはず。
石山寺〜南郷堰は標識がほとんど無い。
国道沿いを歩いてもほとんど大差ないと思う。
ルートの分岐点だけ見ておけば、
あとはフリールートみたいなもんや。
南郷堰〜枝〜アルプス登山口も標識が少ない。
湖南アルプスの位置を見ながら歩かないと、
道に迷いやすい。
こっちもフリールートや。
「枝」と「アルプス登山口」は途中から路線が違っている。
しかし住宅地が一帯に広がっている事から、
本数も多く、
割と遅い時間まで走っているので、
乗り遅れることは無い。
個人的評価(星が多いと評価高)
アクセス 行・長等公園★★★
帰・枝/アルプス登山口★★★
コース難易度 長等公園〜石山寺★★★★
石山寺〜枝/アルプス登山口★
コース路面 長等公園〜石山寺★★★★(石山寺周辺はアスファルト)
石山寺〜枝/アルプス登山口★(ほとんど車道歩き)