out-door
hike

002 霊仙山その2<滋賀県> 2003.06.08

 山頂付近

00
ゴールデンウイークも過ぎ
そろそろ何処かへ・・・とokaから連絡が入った
こっちも今年はろくに出かけてないので体もなまっている
いきなり百名山は無謀やから 去年失敗している霊仙山にリベンジに行くことにした
okadaは子供が生まれる直前とあって 今回は欠席となった

01
当日okaの家に9時過ぎに集合 okaとJr.が待っていた
okaの車に荷物を載せ替えて出発
コンビニで昼飯と水を補給して高速を飛ばして 登山口に着いたのが10時前やった 
駐車場には数台の車が停まっていた
やっぱり山に登る人たちは早起きなんやな
準備を整え出発。(相対高度120m以下同様)
前回の悪夢を思い出したので 雨だけはカンベンしてほしい
林道の間は対岸の絶壁に見とれるほどの余裕もあった
が 沢筋に入ると大きな岩と足場の悪さに加え
どこかに潜む山ヒルにビビって 口数も少なくなっていった
一度通った道やけど 思った場所に着くのに結構時間がかかった

 前回帰りに転倒した岩のトンネルにて okaとJr.

02
12時過ぎ 前回断念した滝まで到着(515m)
ここでJr.が作ってもらっていた弁当を食べる
川の対岸に 滝の写真を撮っている人がいた
登る途中に追い越されたおっちゃんや
ということは このおっちゃんここで引き返すんやろうか?
足場の悪い斜面を登り 滝の上までやって来る
前回は雨のせいでここで引き返した
つまりこっからは未知のコースや
川の水は除々に少なくなり 沢も岩場に変わってきた
最後の水場を過ぎ 水平より垂直の移動が多くなってきた
前回は山頂まですぐやと思っていたが
全然そんなことあらへん 引き返して正解やったな

03
水が完全になくなり
斜面を登りきったところで いきなり視界が開けて尾根伝いに出た
これまでの鬱蒼とした山林の中から一変して
遥か眼下の集落まで見渡せる絶景が広がった
道も 白い岩が目立つカルスト台地風の草原に変わり
気分は一気に山頂散策となった
まあ 雨やったらこんなに気分も浮かれてはおらんかったやろうな
途中 先に上っていた登山者に会う やはりJr.は人気者やった
元気に挨拶する子供には 皆微笑んですれ違っていくもんや
中に 犬(1匹はビーグルやった)を連れていた方が2組おった
あの道を登ってきたんやろうか?

04
真新しい避難小屋を通過して
草むらの間を抜けて(木はほとんど生えてなかった)岩をすり抜けながら
14時半に山頂到着(980m)
持って行ったビールで乾杯 山頂で呑む冷えたビールは格別や
お湯を沸かしてラーメンを作る
いつも思うが 山頂のコンビニおにぎりとラーメンは 何でこんなに旨いんやろう?
山頂から見える琵琶湖・鈴鹿山脈・伊吹山は どれも最高に綺麗やった
電波が届く(山頂はたいがい届く)ので
携帯でoka邸に帰る予定を連絡する
予定より時間がかかったから 15時過ぎまで山頂でのんびりした
皆朝が早いので やっぱり周りには誰もいなくなっていた

 山頂にて

05
下山開始 下り始めてすぐに登ってくる人がおった
この時間に一人で登ってくるなんて・・・ okaに道を聞いている間 Jr.と先を急ぐ
okaが気になるのかJr.はあまり先に行きたくなさそうやった
okaと合流して尾根伝いから山中に入る
ここの登山ルートは3通りあるので 帰りは違うルートで行くことにした
「横道」と呼ばれているルートは 山の中腹を平行に進むルートやった
あまりにも高度が下がらないので 時間を稼ぐために途中で最短ルートに入ることにした
さすがに最短だけあってすごい斜面や ロープが張ってなかったらただの山の斜面やで
Jr.が心配やったが okaとはしゃぎながら滑り降りていった
沢筋まで一気に下ったら 足が完全にバカになってた

06
また沢筋に戻って進んだが
予想以上に距離が残っていたので 歩いても歩いても林道までたどり着かんかった
Jr.がおらんかったらとっくにギブアップしとったはずや
17時50分
ようやく車に戻ってきた
8時間近く山におった事になる こんなん久しぶりや
ぐったりして車に乗り込み 集落まで戻って水分を補給した
バス停のそばの商店(名前は控えてなかった)で霊仙山の話をすると
途中の案内板の管理をしているのはこの店の御主人やそうで
さらに話を聞いていると
この季節(梅雨)は一番山ヒルが多いそうで
天気が良かったのはホンマにラッキーやったらしい
それと 山ヒル対策に持って行く「塩」は 靴下の上から振り掛けて使うそうや
これは今後の参考にしたいな

07
あと この商店の御主人の話をもう一つ
山頂付近の避難小屋 引渡しが済んでないから鍵が掛かっているそうや
おまけに 冬には雪が積もるこの地方で
外に開く入り口は役に立たないと怒ってはった
鍵が掛かってては避難できひんし
雪が積もれば ドアは外に開かんからな 笑えん話や

one point
山頂までは健脚で3時間 ゆっくり登って4時間かかる
山頂付近は景色も開けてかなり快適に進めるので じっくりと散策したい
下りは違うルート「横道」を通ると
割と快適に帰れると思う(最後まで行っていないから断言しませんが)
同じ道を帰るよりはバリエーションを楽しんだほうが面白いやろう?
(迷いにくいルートやと思うで)
帰りは2〜3時間は見ておくこと
日没の時間を計算に入れて登り始めないと
山中はかなり暗いで
(こうもり穴って言う洞穴もありました)
それと くれぐれも雨の日の山ヒルにはご注意
「塩」 「塩」 「塩」をお忘れなく
無いとホラー映画のようにヒルに追いかけ回されます

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