out-door
hike

001 霊仙山その1<滋賀県> 2002.08.31

 登山口にて okaとJr.とokada

00
お盆にokaに会って 久しぶりに山に行こうと約束する
初めは信州に行くつもりが雨で流れた
本気登山は1ヶ月先に送るとして やはり軽く登っておこうと約束した
場所は・・・okaに任せて滋賀県の山を選んでもらう
okadaも都合がついたので久しぶりに3人が揃って登れそうや

01
当日 okaの家に8時半に集合
目指すは霊仙山
米原の東の醒ヶ井から南に入ったところ 鈴鹿山系の最北端や
周辺の天気は不安定と聞いてたが
okaの地元滋賀県草津市は天気が良かった
大山以来山行きが続いているので 気分も上々で出発
コンビニでラーメンとおにぎりを買い込む
名神高速を駆け抜け 北陸道に入ってすぐ 米原インターで降りる
少し走るともう醒ヶ井 川沿いに山に入っていくと 登山口の看板
案内通りに進んでいくとさらに狭い道になっていった
こんなところに駐車場があんのか?と思い始めたところに小さな広場と登山口があった

02
途中の道と比べると かなり立派な登山口やった
「山ヒルがでますので注意」とあったが 山で出会ったことがないのでピンとこなかった
駐車場で周りを見ると自分達以外にも2組来ていた
女性2人のパーティと 中高年の6・7人のパーティや
中高年の方にはベテランの方が1人おるみたいで かなりきちんとレクチャーしていた
こちらは30過ぎの男が3人 3歳のokaJr.の4人構成
天候晴れ
登山口の看板をバックにおおはしゃぎで写真を捕りまくり 意気揚々と出発
最初は対岸の絶壁(屏風岩)を眺めながらの林道歩き
快適ハイキングか・・・と思っていたら
涸れた沢を横切りながら進む結構歩き応えのある山道に変わっていった
何度も涸れ沢を渡り 奥へ奥へと進んでいくうちに 空模様が怪しくなってきた
まあまだ行けるか と相変わらずガンガン進む
体育会系の集団(なんと犬を連れていた)が追い越して行った頃
とうとうポツリと雨たれが落ちてきた

03
なれた年配の中高年パーティは すぐに雨具を身に着けた
それを横目にこっちはまだそのまま進む
くぐり岩で女性2人組も雨具を着ていた
それを見て Jr.だけは心配やから合羽を着せることにした
道が垂直方向にきつくなって来た頃には 雨は本降りになっていた
木の下で雨宿りしながら少し様子を見ていたが そのまま進む
滝の見えるところまでやってきたらさっきの中高年パーティが休憩していた
子供をつれているこっちを見て 「大丈夫?」 と言ってくれた
傍から見ればやはり無謀に見えるやろうな
しかしなぜか止まらない さらに滝の上まで進む
そこから山の奥に進もうとしたところで
「もう帰る!」
Jr.が叫んだ
立ち止まる
「どうする・・・」
「帰ろうか・・・」
引き返すことにした

04
今来た道を戻る
何か手に付く
ミミズの様や
払い落とす
さっきの中高年パーティとすれ違う
「そのほうがいいよ。」
「気を付けて。」
すれ違い際に声をかけてもらう
やはり無理は出来ん
滝を過ぎてくぐり岩を抜ける・・・
いきなりokaが視界から消えた
足を滑らせて背負ったJr.と一緒にこけてしまった
Jr.がびっくりして泣き出す
okadaと2人で起こそうとも足場が悪く思うようにいかない
やっと起き上がり体を調べる 深刻なダメージはなさそうや 座り込んで小休止
何気なく手を見る と さっきのミミズみたいなのがまた手に付いていた
よく見ると血が滲んでいる
「ヒルや!」
立ち上がって早々に歩き出した
意外と小さいながら実際に血を吸われたので ビビリながら足早に歩く
oka・okadaはまだピンときてないようや

05
大分歩いて涸れ沢を渡るところにやって来た
雨も落ち着いたので 岩に座って休憩しようとした
足が痒いとokadaが靴を見ると・・・なんと血まみれ!
靴の中にヒルが数匹入り込んでいた
パニックになって自分たちの周りを見る
okaは・・・靴の中に数匹
へその辺りに1匹で血が滲んでいる
Jr.は無事で
自分は・・・さっきの腕のヤツだけやった
しかし靴にへばりついていたので 必死で振り払った
どうも上から落ちてくるんやなくて
下から上がってくるみたいや
おまけに靴下の上からも吸い付くから厄介や
もうこれは急いで帰るしかない!

06
必死で走ったけど
車に辿り着くまでにとうとう靴下の上から襲われ
足が血まみれになった
車で着替えていたが
駐車場の周りにもおったみたいや
つれて帰るんだけはごめんやから
念入りに調べて車に乗り込んだ
靴下を着替えようにも ヒルに噛まれると血が止まらんらしい
流血のまま車を走らせるしかなかった
命からがら醒ヶ井の道の駅で遅い昼飯を食う
観光客で賑わう様子を見ていると さっきの出来事が嘘みたいや
何とか落ち着きを取り戻し
帰り道温泉に寄って入ったとたん・・・
さっきの流血が復活して 足から血を流すokadaの姿を見ると
恐ろしいやら笑えるやら

one point
霊仙山は北陸道米原インターから東に5分程
JR醒ヶ井駅前を南に入り5分ほどで上丹生のバス停に着く
そこから集落を抜け林道に入った突き当たりに
駐車場(10台程度)のある登山口に着く。
醒ヶ井駅から上丹生まではバス(7・8分湖国バス0749-22-1210)があり
バス停から登山口までは約3km
今回は途中下山なので ペース配分・所要時間はナシ
この登山路は結構岩場が多いので
靴の選択に注意 硬い目のソールがお勧め

途中の滝までは
行き2時間・帰り1時間位か
雨やと山ヒルが出ます
塩が効くということです
しかし ヒルは怖い
しつこいようやけど 下から上がってくるで

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