2015.04.04
武奈ヶ岳(比良山)
暖かくなりそろそろどっか登ろうと、
友人okaに声を掛け、
近場の山をお任せで選んでもらい、
土曜日に行ってきました。
彼の地元滋賀県の比良山、
集合場所は堅田駅。
そのまま湖西を北上し、
登山口へ。
比良はリゾート開発されたところを、
すべて撤去し、
自然回帰させている貴重な場所で、
バスターミナルがあったと思われる付近(イン谷口)に駐車、
登山届を書いて午前9時出発。
雨は降ってないが、
ガスがかかって視界は悪い。
好転の予報を信じ進む。
川沿いに進み突き当たってのガレ場(青ガレ)で一服。
徐々に太陽が見えてきた。
高度を稼ぎ最初の鞍部、
金糞(カナグソ)峠着。
(10時過ぎ)
琵琶湖への眺望は晴れてても湖は雲海の下。
晴れ渡るのはもう少し後のようやね。
一旦谷筋へ下り、
頂上への稜線を目指す。
山岳パトロールの方が1名、
登っていたが谷へ下りた所で別れる。
標識通りに進むが、
この時期の一般ルートではなかったようで、
他の方の踏み跡がない。
木にまかれたテープを頼りに、
雪が多く残る沢沿いに登る。
意外と沢を渡る(橋は無い)箇所が多く難儀しました。
積雪の下が空洞になっているところが多く、
何度も膝まで足を突っ込み、
体力が削られ予想以上の難易度。
クタクタで鞍部の中峠に到着。
(11時半)
稜線は比較的積雪が少なく、
楽になったが、
不意を衝いて深いとこで足を取られる。
友人が枝の上の積雪を踏み抜き転倒。
足をくじいたが、
一服して何とか進めるとの事で進む。
最後の登りを越えると眺望が開け、
12時15分標高1214mの頂上着。
360度開けた山頂は、
琵琶湖や鯖街道方向も見渡せる。
景色を楽しんだ後、
昼飯。
カップラーメンとおにぎり、
街中で食べるのと比べ、
何故か美味い。
山頂には4〜5人、
恐らく所要時間の短い、
朽木側から登ってきた方が多いんやろうな。
のんびりコーヒーを飲んでると、
皆下山してしまい、
山頂独占状態になった。
好天は長く続かないはずなので、
13時過ぎ下山開始。
帰りは難儀した沢筋を避け、
八雲ヶ原経由。
下りの雪道はヒザに優しい。
調子に乗って小走りに進むと、
たまに太ももまで嵌まり込んだが、
イブルギノコバ経由で八雲ヶ原到着。
ここはかつて比良スキー場があった場所。
見通しの良い原っぱが名残やが、
人工物はほとんど撤去されて無い。
リゾート開発された場所を自然回帰させる、
貴重な試みが行われている所。
元の森林に戻るにはまだかなりの時間が必要やけど、
静けさを取り戻せて良かったのではないかと思う。
八雲ヶ原を抜け、
少し登る。
かつてはロープウェイの駅への連絡通路やったみたい。
山上駅のあった北比良峠着。
(14時15分)
ここからの琵琶湖の眺めは良い。
座り込んでしばし見とれる。
案内板と石碑以外は、
建造物はほとんどない。
朽ちた側溝が人の手が入っていたことを物語るくらい。
昔賑わっていたのが嘘のように静かや。
ここからは下るのみ。
ダケ道と呼ばれる登山路を黙々と下る。
勾配は緩いが工程が長い。
雪はほとんど無く、
ヒザへの衝撃が大きい。
所々に見える志賀〜比良の湖岸の景色がキレイなんで、
気を紛らわせながら何とか大山口に15時半着。
足元の川の水でコーヒーブレイク。
ホッとするひと時です。
あとは荒れた道を下り、
スタート地点のイン谷口に16時過ぎ到着。
友人宅に戻り、
風呂をいただきプシュッとして帰路に着きました。
update 15.04.23