046 谷川岳 2014.11.08
1年ぶりの山行き。
少々緊張しながら準備を進め、
7日金曜日夜に滋賀県の友人と合流。
彼の娘(お嬢)と3人で、
夜通し走って群馬県みなかみ町に夜明け前に到着。
唯一のコンビニで食料を買い込み、
谷川岳ベースプラザに車を停め、
6時に出発。
掟でロープウェイは使わずに登る。
ロープウェイ直下の管理用通路を辿り、
田尻尾根の登山口からスタート。
50分程登り続け、
天神峠ルートとの合流点に到着。
登り続けたので汗だく。
ロープウェイ利用者が何組か通り過ぎるが、
疲れて休む自分たちを不思議そうに眺めて行った。
稜線沿いにしばらくは木道が続く。
ホンマやったら岩だらけの道より歩きやすいが、
気温が低く表面が凍ってるので、
転ぶと氷の上と変わらんので怖い。
元気なお嬢はどんどん進むが、
こちらは腰が引けて歩けん。
木道と戦いつつ熊穴沢避難小屋着。
中に入ってコーヒーブレイク。
他の方々は通過。
ロープウェイ利用なら、
ここはまだスタートしてそれほど進んでないからな。
避難小屋から先は植生が変わり、
背の低い木が増える。
稜線とはいえ目指す山頂はまだまだ遠い。
振り返って開けていく景色を楽しみつつ、
上を目指す。
50分程進むと、
天狗の溜り場という岩場があるので休憩。
足元に雪が現れ始めた。
3人とも軽アイゼンも持ってない。
凍ってたら終わりやな・・・
岩に張り付いた氷を避けながら、
慎重に登り、
ようやく肩の小屋に到着。
登り続けたので疲労は予想以上。
おにぎり1個食べて休憩。
鐘があるのでお約束通り鳴らす。
天気が良いので小屋からの景色も最高。
小屋内は休憩室のみ解放されてたが、
靴を脱いでの利用やから、
頂上から戻ったら利用することになった。
小屋から少し登った所が、
双耳峰の一つ「トマノ耳」だが、
そのわずかな登りに凍った箇所があり、
ヒヤリとさせられた。
「トマノ耳」でお決まりの写真撮影をし、
次の「オキノ耳」を見ると、
そこそこの鞍部を越えて行く様子。
しかも道が白く見えるが、
雪なのか氷なのか・・・
とにかく「オキノ耳」が最高点なので行かないと。
鞍部へ一旦下り振り返って「トマノ耳」を見ると、
かなりの崖や。
小屋側から見るとなだらかな斜面に見えたが、
全然違う。
道は雪が多く残ってたが、
それほど滑ることなく「オキノ耳」到着。
記念撮影をして周囲を見渡す。
連なる山々を山頂で見るのは格別や。
横に居られた方に、
苗場山越しに北アルプスが見えると教えていただいた。
引き返し小屋で昼飯。
中は好意で小屋の窓が1枚だけ囲われてなくて明るい。
風の通らない場所で暖かいラーメンを食べ回復。
さて下山。
西黒尾根を通るんやけど、
上から見る限りかなりの急こう配、
下るというより落ちる感じ。
すぐに脚が言うことを聞かなくなる。
友人たちのペースにはついていけないので、
無理せず進むがキツイ。
ラクダのコルから巌剛新道へ。
ここもキツイ。
植生が変わり木々の中を下るので、
景色が開けてない分キツイ。
太ももが張ってきても、
延々と下り続ける。
考えるのをあきらめ、
黙々と下ることにして、
ようやくマチガ沢に降りた。
舗装済の散策路はこんなにも歩きやすいんか!
感動しつつ、
一ノ倉の壁を見ておこうと進む。
乗合バスがあるので、
駐車場まではバスで帰れるから気が楽。
沢で水を飲むが、
普通に冷たくてうまい。
落ち葉が積もる道を気楽に進み、
一ノ倉到着。
遭難者多数の白い山肌を見ると、
圧倒されつつも緊張した。
バスに乗ろうと思ったら、
原則高齢者・体が不自由な方優先。
到着時刻も遅いので、
そのまま歩いて戻る事にした。
谷川岳ベースプラザに着き、
売店でバッジ購入。
これにて谷川岳完了。
翌日は武尊山や。
<memo>
谷川岳(群馬・新潟)
2014.11.08
谷川岳ベースプラザ(土合) 750m 6:00
田尻尾根入口 6:45
天神峠ルート出合 1320m位 7:35
熊穴沢避難小屋 8:10
天狗の溜り場 9:00
谷川岳肩の小屋 9:45
トマノ耳 1963m 10:05
オキノ耳 1977m 10:30
谷川岳肩の小屋 10:55
西黒尾根 11:30
ラクダのコル 1500m位 12:30
巌剛新道
登山口(マチガ沢出合) 835m 13:55
一ノ倉沢出合 14:20
谷川岳ベースプラザ 15:10
update 2015.04.23