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hike

006-2 大峰山(八経ヶ岳・弥山) 2007.11.17


八経ヶ岳山頂 okaとJr.

00
10月の八ヶ岳で今年は終わりと思ってたら、
okaからメールが入り、
11月17日、
天気が良ければ大峰山にいかへんか?
と誘い。
前に一緒に登った時に、
弥山小屋でバッジを買えなかったリベンジを果たすためで、
事前に小屋に電話して、
購入可能なことを確認したらしい。
予定が無かったんで即参加。
土曜早朝集合で、
奈良県ということで近くまで迎えに来てもらうことにした。

01
当日。
数日でいきなり冷え込んだので、
服装に困りながらも集合。
前回に続きoka・嫁・Jr.・お嬢の4人。
国道24号(京奈和道バイパス)で橿原を抜け、
飛鳥のコンビニで朝食と昼食の買出し。
国道169号を下市で309号線に入り、
天川村からどんどん道が狭くなり、
高度が上がった先の行者還トンネルの手前で駐車。
駐車スペースが残っていたので登山者は少なめや。

02
8時半、
登山口出発。
まず稜線の「大峰奥駈道」に出るまで、
木の根道の急登が続く。

前もこんなに急やったんか・・・
1時間ほどで稜線に出る。
風が冷たい。
ここから弥山(みせん)・最高峰の八経ヶ岳への取り付きまでは、
緩やかな稜線闊歩を楽しめる。
苔むした倒木や枯れた木々を見ながら、
山頂への斜面を登る。


苔が綺麗な倒木山頂への道を進むokaとお嬢

以前に比べて丸太の階段が整備され、
快適な登山道になっていたので、
それほどの苦労も無く、
11時過ぎ、
弥山小屋に到着した。


小屋周辺では積雪がある

ここから最高峰の八経ヶ岳まで往復50分、
先に軽くおにぎりを食べる事にした。

03
小屋は来週の3連休で閉鎖するとの事で、
外部の公衆便所も閉鎖され、
小屋も鍵がかけられて、
「管理人は外で作業中なので、用のある方は声を掛けて下さい」
と書いた張り紙が玄関に張られていた。
トイレを借りようとokaが呼びにいったら、
掃除中なので少し待って欲しい。
との事。
しかし寒い中5分・10分待っても出てこない。
バッジも買えんやんけ・・・
自分がもう一度「バッジが買いたい」と呼びに行く。
また10分待ってくれと言われた。
「・・・山頂往復してきますから、
後で寄ります。」
そういって小屋を出た。

04
以前もバッジを買えなかったが、
小屋は当時も人がいて、
掃除中やった。
トイレも貸してもらえず、
中に入れてももらえなかった。
よく見ると標識に環境庁の文字も読み取れる。
ここは国営か?観測施設か?
皇太子殿下がお泊りになられたそうで、
記念碑も立っていたが、
敷居が高すぎるんちゃうか?
今回もまた嫌な気分を味わうのか?

05
気分を入れ替えて先に進む。
子供と嫁の荷物は小屋の隅に置いて、
身軽な格好で進む。
鞍部を渡るので一度下って再度登る。


鞍部より八経ヶ岳を望む


枯れた木が多いので見通しは良いが、
荒涼とした景色の向こうに山頂が見える。
途中シカの被害から原生林を守るために、
フェンスで囲った林を抜ける。
勾配が急になったところの先に、
1914.9mの山頂があった。
12時過ぎ到着。
修験者の山だけあって、
山頂には輪の付いた杖(名前が分からん)が刺してあり、
三角点もあったのでタッチして記念撮影。


恒例の記念撮影


山頂は意外と狭く、
10人ほどいたが窮屈やった。

05
寒いのでしばらくして戻る事にした。
鞍部を戻って小屋の玄関に行く。
留守の張り紙がなくなっていたが、
風除室の奥は入れない。
呼び鈴があったので呼び出すと、
トイレは中で、
協力金100円を払って嫁とお嬢が入った。
バッジは中に入らず風除室で売ってくれた。
何とか目的は達成できた。
安心したところで昼食。
お湯を沸かしてカップめんや。
寒いから着込んで、
熱い麺をすすると何ともいえない美味さ。


装備には欠かせないバーボン

コーヒー・ココアを飲みながらお菓子を食う。
待たされた事は今は忘れる事にしよう。

06
せっかくやから弥山山頂に寄った。
山頂には神社があり、
さっきとは対照的に開けた広場のような場所で、
ここが山頂!っていうところも見あたらんかった。
神社で拝んで戻る。
荷物をまとめて14時下山。
稜線まで一気に下り、
一度ココアとカフェラテで休憩。
お湯が沸かせるだけで何とも豊かになる。

07
15時半、
稜線から木の根道に入る。
前回は一気に小走りで下ったが、
改めてみるとメッチャ急勾配で、
木の根の足場が悪い。
しかし気が付くとokaとJr.は走って降りて行き、
すぐに見えなくなった。
さすがに疲れたので、
嫁とお嬢と3人でゆっくり下った。
紅葉は山頂・稜線部では終わっていて、
足元に散った落ち葉が沢山落ちていた。
登山口より下はまだ残っているので、
はるか眼下には、
綺麗な山肌が良く見えた。

08
16時15分、
登山口に戻ってきた。
すでに他の車はほとんど無く、
ゆっくりと洞川温泉に向かい、
あったまって帰路に着いた。

one point
ここは日帰りで充分に登れるので、
注意するのは持参する水とトイレ。
ハイシーズンには公衆トイレが開いているはずやけど、
トイレは小屋の中のを借りる事になる。
ここの小屋はなぜか神経質な印象を受け、
中は確かに綺麗で整頓されているらしいが、
山頂付近で入れない山小屋ってどうなんや?
当然水やジュースも売っている雰囲気では無かった。
自分は、
小屋の無い山を、
往復するのと同じと、
考えていくほうが良いと思う。

道中の寄り道は、
国道309号線の道の駅黒滝。
朝からこんにゃくを炊いたヤツを、
串に刺して売っている。
ちょっと辛くて美味い。


黒滝のこんにゃく
 100円

洞川温泉は、
「だらにすけ」っている胃腸薬を売っている旅館が並ぶところ。
ごろごろ水っていう名水があるが、
配給が機械になっていて、
18時で止まる。
okaいわく昔は湧き水やったらしいが、
18時過ぎに汲みにいってガッカリさせられた。
早く行けば汲めるが、
ステンレスのパイプから出る水って、
何か違うで。

天川の中心部に、
怪しげな店がある。
どこかのコンビニに似ているけど、
アリなのか?


謎の店

(update 071118)

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