019 八幡平(〜盛岡つなぎ温泉) 2005.09.24
ガマ沼
00
勤め先で恒例の旅行があり、
今年は東北地方に行く事になった。
1日目は青森から八甲田経由で奥入瀬温泉泊。
八甲田は霧のため景色を見ることは出来んかったが、
途中から自転車でダウンヒルを楽しめた。
9月24日、
2日目朝慌しく出発。
昨日走った奥入瀬渓流を抜けて十和田湖を目指す。
今日は快晴やから渓流もかなり綺麗や。
引き返した石ケ戸の先も壮観やった。
十和田湖で遊覧船に乗り、
展望台から八甲田山を望んだら、
秋田県に下り、
昼食にきりたんぽをいただいたら、
バスは八幡平を目指した。
01
バスの中でうとうとしていたら、
気がつくと山頂直下の駐車場や。
目の前の岩手山がむっちゃ綺麗。
自転車を下ろして組み立て、
近くのガードレールにロックする。
バスガイドさんとルートの確認、
リンゴを1個もらう。
記念のバッジを購入して、
13時50分(高度計1460m)登山口。
バスの出発が14時15分やから、
会社のメンバーは途中まで登る。
鏡沼が見えるところで写真を撮って皆と別れた。
登山道とはいえ散策路的に歩きやすい。
ハイカーと言うより観光客の方が多い印象。
メガネ沼を通過して気がつくと14時10分山頂到着。
(高度計1560m/標高1613m)
記念撮影を近くの男性にお願いした。
三角点を入れて欲しいと頼んだせいで、
山名標識が入っていなかったのはショックや。
・・・山頂ってどこ?
八幡沼経由で下山、
メガネ沼ルートより雄大で眺望も良かった。
02
14時35分駐車場に戻る。
よく見るとサドルが前後逆になってる。
会社の連中の仕業や。
「あいつら・・・」苦笑いと一緒に思わず声が出た。
秋田〜岩手県境を越えて出発。
下りの連続やから楽勝と思っていたが、
昨日(八甲田山麓)と違って標高が高い!
1500mやから7〜8度は気温が低い。
走ってすぐにこの寒さに閉口した。
長袖のシャツでは防ぎきれずに、
鼻水が止まらん。
スピードは落とすわけにいかんので、
気合で走る。
天気は良く目の前の岩手山は悔しいくらい綺麗や。
岩手山(日本百名山)
道はカーブを繰り返しどんどん下る。
眼下に広がる広大な裾野の景色は、
昨日の八甲田とは対照的やった。
やっとのことで、
15時5分(高度計875m)、
八幡平スキー場御在所温泉到着。
03
スキー場の駐車場には売店がいくつも出ていて、
まず温泉で温めたゆで卵を買う。
「にいちゃんいい自転車のってるなぁ」
売店のにいちゃんに言われたが寒くて苦笑いしか出来ん。
まだ寒いのでホットコーヒーを買って一気に飲む。
やっと人心地着いた。
地図で位置を確認していると、
レトロな自動車が続々入ってくる!
GT−R(ハコスカ・ケンメリ)・Z(初代)
・ローレル・ベレット・コスモ(初代)・・・凄い!!!
車を横目に15時15分出発。
雪除けに「スノーシェルター」って言う、
チューブを半分に割った様なトンネルが続く。
コイツは排気性が悪いんか、
トンネル内の空気が最悪で、
排気ガス臭くて息が出来んかった。
スノーシェルター
しかし、
後ろからさっきのレトロカーが1台また1台と追い越していく。
こっちもスピードが出ているからゆっくり車を見れる。
最後のほうのオープンカーの男性が、
左の親指を上に上げて挨拶をして行った。
こっちも右手で親指を上に手を振り返した。
こんな挨拶も悪くない。
04
頑張ってレトロカー軍団を追いかけたが、
山を下って平坦な道路になるともう無理で、
気がつくと車に抜かれまくりや。
旧松尾村(合併して八幡平市になったみたい)
役場出張所前15時35分(390m)通過、
道は完全に平坦になった。
16時(205m)旧西根町田頭公民館前、
もらったリンゴを1個丸かじりで食う。
さすが本場や旨過ぎる。
10分休憩して出発。
大更で国道282号線に合流。
「盛岡23km/滝沢分れ13km」の標識。
確か「分れ」で県道の裏道を行くはずやったな。
道端には店・コンビニも多くまあ不便ではなさそうや。
道は岩手山を右手に見ながら高速道路と平行して、
緩いアップダウンを繰り返して進む。
16時30分(200m)道の駅にしねに到着、
結構空腹や。
ジャンボフランクとジュースで燃料補給。
道の駅は結構繁盛している。
少し疲れているせいか、
御当地産物を見る余裕はなかった。
道の駅を出てしばらく走ると、
「滝沢」「盛岡」の地名を見かけだした。
と下り坂の途中で、
バス組から電話がかかってきた。
宿に着きそうらしい。
現在地を尋ねられたがうまく説明出来ん。
2度目の電話で伝わったみたいや。
気がつくと「分れ南」交差点や。
05
ここで国道4号線がかすめる。
4号線は風間一輝氏の小説「男たちは北へ」の舞台で、
自転車を始めたきっかけの1冊やったから、
思い入れも深い。
走ってはみたいがルートはここで県道に入る。
仕方なく4号線と分かれた。
県道を高速と併走して進む。
道端にはリンゴの木が多く、
販売所も点在していた。
夕暮れが近く日が暮れると厄介やから通過。
バス組から3度目の電話。
もう現在地は分からん。
適当に説明するとやっぱり伝わらんかった。
あと1時間以内と言っておいた。
滝沢村役場を通過、
17時40分(70m)JR大釜駅近くで綺麗な夕焼け。
夕暮れの大釜駅近く
景色に見とれて写真を撮っていたが、
日没が近い。
06
大釜で国道46号線に出る。
片側3車線の広い道路やけど、
車の量も多い。
市街地から温泉街へ行くんやから高度も上がる。
ここに来て登り坂の連続はキツイ。
とうとう日が暮れてライトを首からぶら下げて走る羽目になった。
18時5分(140m)繋十文字交差点を左折、
真っ暗な道を進む。
右手に目指す御所湖があるはずやけど全然見えん。
信号だけが光る交差点を左折、
道路工事で待たされて繋大橋を渡る。
ホテルの明かりがまぶしい対岸に着いたが、
人通りは少ない。
賑わいの無いホテルはマンション見たいやった。
18時20分ホテル紫苑到着。
観光組は着いていたが、
ゴルフ組がまだ着いていなかったので、
遅刻ではなかった。
速攻チェックインして大浴場に直行。
改装中やから窓の外は工事中、
露天も入れずイマイチやったが、
風呂上りに呑んだ地ビールは格別やった。
access...
今回のルートはバスでのデポやから、
アクセスルートは想定。
■八幡平
盛岡駅から岩手県北バスで1時間45分。
■つなぎ温泉
最寄はJR小岩井駅やけど、
アクセスは不明。
距離は約3〜4km。
ホテルからの送迎バスが出ていると思う。
八幡平からの走行ルートやったら、
ゴールは盛岡の方が良い。
分れ交差点から国道4号線をたどれば、
盛岡方面に行ける。