out-door
hike

053 妙高山 2016.07.31

高妻山下山後、
宿泊した妙高杉ノ原のスキー宿、
5時半起床、
6時に朝食を用意して頂き、
腹いっぱい食べ補給十分で出発。

滞在した杉ノ原スキー場の、
さらに上の笹ヶ峰高原を目指す。
カーブを幾つも越え、
笹ヶ峰登山口駐車場着。

7時過ぎに登山届を出して出発。

ブナ林の中、
木道の快適な道を進み、
滝の水場で一服したら、
急登が続き昨日の疲れから一気にペースが落ちる。

途中、
綴れ折りが12回続く「十二曲り」があったが、
キレイに整備されてて快適、
むしろ前後の登りの方がきつかった。

登り切ると富士見平。
名前から期待したが富士山は見えなかった。
ここで妙高山と火打山はルートが別れる。
妙高山は右(東)へ。

林が開けると穏やかな湿原。
沢があったが水が濁ってたので、
飲まずに進む。

湿原の木道を花を愛でながら歩く。
天気は良く何とも快適なコース。
写真を撮りながら、
程なく黒沢池ヒュッテ着。

妙高山の取り付きまでは、
鞍部を一つ越えないとあかん。
オニギリ一個食べて出発。

ザックをデボしてる方が多いみたいやかど、
往復四時間以上掛かるのと雨が気になるので、
それは止め、
荷物は全部担いで進む。

さてここからが本番。
足元の悪い登りを進むと、
鞍部の大倉乗越(のっこし)に到着。
目の前に妙高山。
急登しかない斜面に絶望。

妙高山はカルデラ状の山なんで、
周りはすべて窪地。
少し標高が高そうな取付きが見えてて、
そこなら少し楽できそうかな。

「取り付きまでトラバースや!」
って友人はやはりそこを見て言ったが、
いざ歩くとロープ伝いの急降下!?
かなり下って水場で休憩。

昨日の失敗から、
湧き水を多めに補給。
ついでに頭から浴びておいた。

あとは登るだけ。
延々続く登りに脚はとっくに動かず息もあがる。
友人は先行してもらい、
休み休み進む。

コースタイム通りに行けないが、
行動不能になるよりましや。
さっきの鞍部から見た限り、
山頂直下に稜線があり、
そこまでは延々急登やね。

多分友人はそこで待ってるはず。
そこまでとにかく行こう。

のろのろ登り、
もうええ加減八合目やろ!
と思った所で雨。

勾配が少し緩くなったので、
鞍部に着いたかな?
雨が強くなってきた所で、
目の前に祠がある洞窟。

4人程先客がいたが、
軒を少し借り雨装備。
体力的に限界なんで、
友人見つけて引き返そうと、
祠を出て岩を巻いたら、
辺りが開けて何と妙高山北峰山頂!?

雨具を着た友人が待ちくたびれてた・・・
すぐそばで雨宿りしてたとは申し訳なかった。
(後でシッカリ怒られました)

程なく雨も止み、
カップラーメンで昼飯。
まだ途中と思い、
引き返そうかと思うくらい体力がやばかった。
結果山頂に立てて良かった。

一息付き、
山頂最高部南峰(妙高大神)へ空身で移動。
石像に参拝して登頂完了。

これだけ苦労して登ったのに、
後から遠足のように子供が数人小走りで登ってきた。
地元のスキーの選手らしい。
元気やなぁ。

さあ下り。
脚に掛かる負担は重い、
慌てずゆっくり下る。
復路も長い!
何も考えられん位疲れてたが、
怪我だけはしないよう慎重を心掛けた。

何とかクタクタで水場に降り、
命の水補給。
そのまま飲んでも冷たいのがありがたい。
頭から掛けてリフレッシュも忘れない。

少し元気になったが、
鞍部への登り返しのキツさに、
すぐベースダウン。
何とか登って、
小屋まで少し下って一服。

泊まる小屋はもう一つ先。
とりあえずバッジを買おうと、
受付に行くと売り切れ?
スタッフは外国の方や。

「ええー!無いの?」
『マタノボッテクレバイイ』
真顔で言うけど無理やって。
スポーツドリンクを買って、
一服したら出発。

緩い丘を越えると位に思ってたら、
結構登る。
朝見た原っぱが眼下に見える。
明日の行動力が残るのか心配になる。

結局茶臼山の山頂を越えるまで100mほど登った。
登りの長さに比べ思った程下らず、

目の前に高谷池が広がり、
無事小屋(高谷池ヒュッテ)着。

チェックインしてまずはご当地ビール(新潟限定サッポロ)。

余り冷えてなかったが、
美味い!
市営の小屋やからか、
空き缶は持って帰らないとアカンので、
呑んだ後潰して小さくした。

一服したら寝床にザックを運び、
手持ちの酒を出して再び表へ。

日曜日泊なんで利用者は少なく、
テーブルも取り合いすることなく十分空いてた。
妙高山下の湧き水で焼酎を割る。
・・・美味い。

夕日を見ながら手持ちの酒を、
呑みつくした。
引き揚げると夕飯。

メニューはカレーとハヤシ両方、
真ん中に御飯大盛で、
両側にそれぞれかけて、
美味しく頂きました。

消灯は20時やけど、
19時半まで明るく、
ウトウトと知らない内に就寝してました。

しかし、
2日分の脚の疲れ、
全然取れんかった。
明日は大丈夫か?

笹ヶ峰登山口(1350)〜黒沢橋(水場:1580)〜十二曲り〜富士見平(2060)
〜黒沢池〜黒沢池ヒュッテ(2017)〜大倉乗越(2100)〜(水場)
〜長助池分岐(2040)〜妙高山北峰(2446)〜南峰(妙高大神:2454)
〜北峰〜長助池分岐〜大倉乗越〜黒沢池ヒュッテ〜茶臼山(2171)
〜高谷池ヒュッテ(2100)

update 2016.11.20

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