高妻山下山後、
宿泊した妙高杉ノ原のスキー宿、
5時半起床、
6時に朝食を用意して頂き、
腹いっぱい食べ補給十分で出発。
滞在した杉ノ原スキー場の、
さらに上の笹ヶ峰高原を目指す。
カーブを幾つも越え、
笹ヶ峰登山口駐車場着。
7時過ぎに登山届を出して出発。
ブナ林の中、
木道の快適な道を進み、
滝の水場で一服したら、
急登が続き昨日の疲れから一気にペースが落ちる。
途中、
綴れ折りが12回続く「十二曲り」があったが、
キレイに整備されてて快適、
むしろ前後の登りの方がきつかった。
登り切ると富士見平。
名前から期待したが富士山は見えなかった。
ここで妙高山と火打山はルートが別れる。
妙高山は右(東)へ。
林が開けると穏やかな湿原。
沢があったが水が濁ってたので、
飲まずに進む。
湿原の木道を花を愛でながら歩く。
天気は良く何とも快適なコース。
写真を撮りながら、
程なく黒沢池ヒュッテ着。
妙高山の取り付きまでは、
鞍部を一つ越えないとあかん。
オニギリ一個食べて出発。
ザックをデボしてる方が多いみたいやかど、
往復四時間以上掛かるのと雨が気になるので、
それは止め、
荷物は全部担いで進む。
さてここからが本番。
足元の悪い登りを進むと、
鞍部の大倉乗越(のっこし)に到着。
目の前に妙高山。
急登しかない斜面に絶望。
妙高山はカルデラ状の山なんで、
周りはすべて窪地。
少し標高が高そうな取付きが見えてて、
そこなら少し楽できそうかな。
「取り付きまでトラバースや!」
って友人はやはりそこを見て言ったが、
いざ歩くとロープ伝いの急降下!?
かなり下って水場で休憩。
昨日の失敗から、
湧き水を多めに補給。
ついでに頭から浴びておいた。
あとは登るだけ。
延々続く登りに脚はとっくに動かず息もあがる。
友人は先行してもらい、
休み休み進む。
コースタイム通りに行けないが、
行動不能になるよりましや。
さっきの鞍部から見た限り、
山頂直下に稜線があり、
そこまでは延々急登やね。
多分友人はそこで待ってるはず。
そこまでとにかく行こう。
のろのろ登り、
もうええ加減八合目やろ!
と思った所で雨。
勾配が少し緩くなったので、
鞍部に着いたかな?
雨が強くなってきた所で、
目の前に祠がある洞窟。
4人程先客がいたが、
軒を少し借り雨装備。
体力的に限界なんで、
友人見つけて引き返そうと、
祠を出て岩を巻いたら、
辺りが開けて何と妙高山北峰山頂!?
雨具を着た友人が待ちくたびれてた・・・
すぐそばで雨宿りしてたとは申し訳なかった。
(後でシッカリ怒られました)
程なく雨も止み、
カップラーメンで昼飯。
まだ途中と思い、
引き返そうかと思うくらい体力がやばかった。
結果山頂に立てて良かった。
一息付き、
山頂最高部南峰(妙高大神)へ空身で移動。
石像に参拝して登頂完了。
これだけ苦労して登ったのに、
後から遠足のように子供が数人小走りで登ってきた。
地元のスキーの選手らしい。
元気やなぁ。
さあ下り。
脚に掛かる負担は重い、
慌てずゆっくり下る。
復路も長い!
何も考えられん位疲れてたが、
怪我だけはしないよう慎重を心掛けた。
何とかクタクタで水場に降り、
命の水補給。
そのまま飲んでも冷たいのがありがたい。
頭から掛けてリフレッシュも忘れない。
少し元気になったが、
鞍部への登り返しのキツさに、
すぐベースダウン。
何とか登って、
小屋まで少し下って一服。
泊まる小屋はもう一つ先。
とりあえずバッジを買おうと、
受付に行くと売り切れ?
スタッフは外国の方や。
「ええー!無いの?」
『マタノボッテクレバイイ』
真顔で言うけど無理やって。
スポーツドリンクを買って、
一服したら出発。
緩い丘を越えると位に思ってたら、
結構登る。
朝見た原っぱが眼下に見える。
明日の行動力が残るのか心配になる。
結局茶臼山の山頂を越えるまで100mほど登った。
登りの長さに比べ思った程下らず、
目の前に高谷池が広がり、
無事小屋(高谷池ヒュッテ)着。
チェックインしてまずはご当地ビール(新潟限定サッポロ)。
余り冷えてなかったが、
美味い!
市営の小屋やからか、
空き缶は持って帰らないとアカンので、
呑んだ後潰して小さくした。
一服したら寝床にザックを運び、
手持ちの酒を出して再び表へ。
日曜日泊なんで利用者は少なく、
テーブルも取り合いすることなく十分空いてた。
妙高山下の湧き水で焼酎を割る。
・・・美味い。
夕日を見ながら手持ちの酒を、
呑みつくした。
引き揚げると夕飯。
メニューはカレーとハヤシ両方、
真ん中に御飯大盛で、
両側にそれぞれかけて、
美味しく頂きました。
消灯は20時やけど、
19時半まで明るく、
ウトウトと知らない内に就寝してました。
しかし、
2日分の脚の疲れ、
全然取れんかった。
明日は大丈夫か?
笹ヶ峰登山口(1350)〜黒沢橋(水場:1580)〜十二曲り〜富士見平(2060)
〜黒沢池〜黒沢池ヒュッテ(2017)〜大倉乗越(2100)〜(水場)
〜長助池分岐(2040)〜妙高山北峰(2446)〜南峰(妙高大神:2454)
〜北峰〜長助池分岐〜大倉乗越〜黒沢池ヒュッテ〜茶臼山(2171)
〜高谷池ヒュッテ(2100)