転職後初めての山、
まだ予定が立てやすいと思ったが、
直前に忙しくなり、
バタバタと遣りっ放しで金曜の昼過ぎ、
半休をとり会社を出、
準備を整え滋賀の友人宅へ。
琵琶湖の花火と重なり、
電車が遅れたが何とか合流。
友人の子供達も大きくなり部活が忙しく、
最近は2人の山行きやね。
夜中出発高速で長野県飯田へ入り、
市内のコンビニで食料と水を補給。
今回は自炊4回プラス寝袋泊なんで、
食料も多めに用意。
補給を終え、
天竜川支流の遠山川の最上流へ。
荒れ放題の道を抜け、
3時前に登山口の易老渡(標高約900m)着。
易老渡は車で一杯。
何とかスペースを見つけ停め仮眠。
4時過ぎに起きて準備。
友人が下山地の便ヶ島へ車を持って行く間に、
登山計画書を書きつつ朝飯。
夜が明けたころ合流して計画書を投函し5時過ぎに出発。
明るくなって改めて周りを見ると、
切り立った斜面ばかり。
どう考えてもキツい登りが待ってるはず。
細い鉄の橋で遠山川を渡り、
直ぐに登り。
一気に1400mほど稼ぐらしい。
30分も進まない内に、
いつもと違うザックの重さに違和感。
汗が噴き出すが、
勾配は変わらずキツいままなんで止まらない。
ちなみに服装は、
エアリズムのアンダープラスステテコ、
山ズボンにユニクロのドライTシャツ。
ザックに長袖シャツとウインドブレーカーと帽子。
Tシャツはこの時点でボトボトでした。
易老渡からの登り、
道中の標識は、
易老岳までの行程を30としての、
1から順番に表示してくれてるんで経過がわかる。
でも、
距離か標高か、
何で分割してるのか分からん。
多分標高やろな。
6:20に10/30の面平(約1500m)着。
コースタイム2時間のところを1時間チョットで来てる。
これはペースを落としたいところやな。
小休止してると後ろから軽装の方々が登って来る。
短パン+タイツにローカット、
ザックも小さい。
最近軽量ハイスピード化が進んでるみたいやけど、
トラブル回避はちゃんとできるのか心配や。
20/30を過ぎるまで、
登りが無限に続くと思う位辛かった。
水分と塩分を交互に摂り、
何度も小休止しながら、
何とか易老岳(2354m)着。
ここから楽しい稜線や、
と思ったら鞍部へ下る。
せっかく稼いだ標高を失うのが何ともやりきれん。
150mほど下って鞍部の三吉平に到着。
昨日の雨のせいかぬかるんで歩きにくい。
そこからまた登り。
今度は頂上への取付きらしく、
枯れた沢を少しずつ進む。
岩が多く疲れた体には堪えます。
黙々と進むと沢の幅が狭くなり、
ようやく勾配もゆるくなり開けた。
高原植物の花が咲き、
何か癒されます。
おまけに水場もあり、
冷たい水で汗を流し喉を潤す。
生き返りますね。
後はなだらかな登り、
木道の平地を抜け、
何と昼前の10:50に静岡県営の光(てかり)小屋(約2500m)着。
サッサとチェックして、
マットと寝袋を広げ寝床を確保。
ウエルカムサービスの温かいお茶が嬉しかった。
で、
小屋の外で昼飯。
オニギリとカップめんは、
山で食うと格別の美味さ。
易老岳までは曇ってた空も、
昼間は暑いくらい晴れてました。
小屋の御主人によると、
前日は早い時間に夕立と、
雹まで降ったらしいので、
天気のいいうちにとりあえず空身で山頂へ。
10分かからず着いた光岳(てかりだけ:2591m)は、
木に囲まれ眺望悪し。
とりあえずお決まりの記念撮影。
さらに10分歩いて光石(てかりいわ)を見に行く。
意外と遠かったが、
山頂と違い切り立った岩の上からの見晴らしは上々。
コーヒーを沸かしてまったり。
と、
谷から雲が上がってくる。
夕立が怖いんですぐ撤収。
慌てて小屋にもどったけど、
雨は降らん。
まあええか。
小屋の談話室でプシュっと缶ビール。
モチロン美味。
到着が早すぎたんで小屋の御主人たちとしばし談笑。
雷鳥生息の南限地らしいが、
最近見てないそうや。
温暖化のせいでもあるんかなぁ。
眠いので少し仮眠。
目が覚めると少し混んでる。
窮屈ではないんで、
外に出て夕食の準備。
マジックライス(ドライカレー)にボンカレー、
おまけにレトルトのハンバーグと筑前煮。
手軽に作って楽しく食べることが出来た。
まだ時間があったんで、
登って来た木道まで散歩に行くが、
まさかの夕立。
走って小屋に戻り何とかセーフ。
談話室で雨上がりまでのんびり過ごし、
日没を待って7時半就寝。
疲れたんで良く眠れました。