out-door
hike

050 光岳 2015.08.08

転職後初めての山、
まだ予定が立てやすいと思ったが、
直前に忙しくなり、
バタバタと遣りっ放しで金曜の昼過ぎ、
半休をとり会社を出、
準備を整え滋賀の友人宅へ。

琵琶湖の花火と重なり、
電車が遅れたが何とか合流。
友人の子供達も大きくなり部活が忙しく、
最近は2人の山行きやね。

夜中出発高速で長野県飯田へ入り、
市内のコンビニで食料と水を補給。
今回は自炊4回プラス寝袋泊なんで、
食料も多めに用意。
補給を終え、
天竜川支流の遠山川の最上流へ。
荒れ放題の道を抜け、
3時前に登山口の易老渡(標高約900m)着。

易老渡は車で一杯。
何とかスペースを見つけ停め仮眠。
4時過ぎに起きて準備。
友人が下山地の便ヶ島へ車を持って行く間に、
登山計画書を書きつつ朝飯。
夜が明けたころ合流して計画書を投函し5時過ぎに出発。
明るくなって改めて周りを見ると、
切り立った斜面ばかり。
どう考えてもキツい登りが待ってるはず。

細い鉄の橋で遠山川を渡り、
直ぐに登り。
一気に1400mほど稼ぐらしい。
30分も進まない内に、
いつもと違うザックの重さに違和感。
汗が噴き出すが、
勾配は変わらずキツいままなんで止まらない。
ちなみに服装は、
エアリズムのアンダープラスステテコ、
山ズボンにユニクロのドライTシャツ。
ザックに長袖シャツとウインドブレーカーと帽子。
Tシャツはこの時点でボトボトでした。

易老渡からの登り、
道中の標識は、
易老岳までの行程を30としての、
1から順番に表示してくれてるんで経過がわかる。
でも、
距離か標高か、
何で分割してるのか分からん。
多分標高やろな。

6:20に10/30の面平(約1500m)着。
コースタイム2時間のところを1時間チョットで来てる。
これはペースを落としたいところやな。
小休止してると後ろから軽装の方々が登って来る。
短パン+タイツにローカット、
ザックも小さい。
最近軽量ハイスピード化が進んでるみたいやけど、
トラブル回避はちゃんとできるのか心配や。

20/30を過ぎるまで、
登りが無限に続くと思う位辛かった。
水分と塩分を交互に摂り、
何度も小休止しながら、
何とか易老岳(2354m)着。
ここから楽しい稜線や、
と思ったら鞍部へ下る。
せっかく稼いだ標高を失うのが何ともやりきれん。

150mほど下って鞍部の三吉平に到着。
昨日の雨のせいかぬかるんで歩きにくい。
そこからまた登り。
今度は頂上への取付きらしく、
枯れた沢を少しずつ進む。
岩が多く疲れた体には堪えます。
黙々と進むと沢の幅が狭くなり、
ようやく勾配もゆるくなり開けた。

高原植物の花が咲き、
何か癒されます。
おまけに水場もあり、
冷たい水で汗を流し喉を潤す。
生き返りますね。

後はなだらかな登り、
木道の平地を抜け、
何と昼前の10:50に静岡県営の光(てかり)小屋(約2500m)着。
サッサとチェックして、
マットと寝袋を広げ寝床を確保。
ウエルカムサービスの温かいお茶が嬉しかった。

で、
小屋の外で昼飯。
オニギリとカップめんは、
山で食うと格別の美味さ。
易老岳までは曇ってた空も、
昼間は暑いくらい晴れてました。

小屋の御主人によると、
前日は早い時間に夕立と、
雹まで降ったらしいので、
天気のいいうちにとりあえず空身で山頂へ。

10分かからず着いた光岳(てかりだけ:2591m)は、
木に囲まれ眺望悪し。
とりあえずお決まりの記念撮影。
さらに10分歩いて光石(てかりいわ)を見に行く。
意外と遠かったが、
山頂と違い切り立った岩の上からの見晴らしは上々。

コーヒーを沸かしてまったり。
と、
谷から雲が上がってくる。
夕立が怖いんですぐ撤収。
慌てて小屋にもどったけど、
雨は降らん。
まあええか。

小屋の談話室でプシュっと缶ビール。
モチロン美味。
到着が早すぎたんで小屋の御主人たちとしばし談笑。
雷鳥生息の南限地らしいが、
最近見てないそうや。
温暖化のせいでもあるんかなぁ。

眠いので少し仮眠。
目が覚めると少し混んでる。
窮屈ではないんで、
外に出て夕食の準備。
マジックライス(ドライカレー)にボンカレー、
おまけにレトルトのハンバーグと筑前煮。
手軽に作って楽しく食べることが出来た。

まだ時間があったんで、
登って来た木道まで散歩に行くが、
まさかの夕立。
走って小屋に戻り何とかセーフ。
談話室で雨上がりまでのんびり過ごし、
日没を待って7時半就寝。
疲れたんで良く眠れました。

update 2016.11.20

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