ハセガワ 1/72 バトロイドバルキリー

またしても「ガンプラ」にあらず、あまつさえB社製ですらない、バルキリーです。
単純に、つい最近(02'10/15)完成したってことで(^^;

ハセガワです。天下のハセガワです。
飛行機形態のファイターバルキリーで衝撃のアニメ作品デビューを飾り、
遂にロボットものにまで手を出してしまいました。
それが吉と出るか凶と出るか・・・。

結果は大吉と言っていいでしょう。(笑
「バルキリーはまずファイターありき」が発想の根幹にあると思われ、
航空機的なハセガワらしい筋彫りが全身にちりばめられているのは圧巻です。
また、各関節の構造も非常によく考えられており、
元が航空機でミリタリー感あふれる設定にもかかわらず、
画面上ではきわめて人間くさい動かし方をされたバルキリーらしいポージングが可能です。
頭部は、A、J、Sの3タイプ全て入っており、
デカールもそれにあわせ、各所属別のものが付属。
そのあたりの気の利き方はさすがハセガワと唸らせてくれます。

しかしながら、組みやすさには及第点を与えられません。
接着剤を必要とする時点で、現在のアニメプラモシーンからは遠いです。
さすがはスケールモデルの末裔。
さらに、パーツの合わせ目が全く考慮されておらず、
簡単に綺麗に・・・という虫の良いことは望めません。
最悪なのは唯一、別色で成型された胸部装甲。
このキット、ほとんどのパーツは白で成型されているのですが、
なぜか胸部装甲一枚だけが赤で成型されていました。
この赤にはさんざん苦労させられました。(TT)
いっそすべて白で成型されていたらどれだけ楽だったか・・・
完全に「初心者お断り」のキットと言わざるを得ません。

しかし!
プラモというのは本来こういうものなんです。
コツコツ地道に試行錯誤を繰り返しながら、「俺的作品」に仕上げていく。
B社の企業努力でプラモ作りは確かに楽になりましたが、
苦労しながらバルキリーを作っていくのは、私にとっては大変懐かしい感覚であり、
実に楽しかったです。

今後のハセガワの新たな挑戦に期待できる、佳作キットと言えるでしょう。

作例

アイキャッチ風 潜入 遭遇

今回は手を掛けて作ろうかとも思いましたが、結局いつもの大手抜き(笑
接着剤は使いましたが、それ以上のことはやっていません。
バリエーションは「J型、ヴァーミリオン小隊、一条輝機」を選択。
選択の理由は「最も好きだから」とか、「初代主人公機だから」というのもありますが、
本音は「最も楽に塗れそうだから」(爆
ところがどっこい。例の胸部装甲のおかげで、大変な苦労をしました。
何度上から白を塗っても下地が透けてしまうのです(TT
結局、エナメル系のタミヤペイントマーカーで下地をコーティング、
その上から緩衝用にアルコール系のガンダムマーカー。
そして溶剤は強力だが隠蔽力が高い三菱ペイントマーカー。
さらに、光沢を整えるために再度ガンダムマーカー・・・という力業になってしまいました。

あと、ガンポッドの塗装も苦労しました。
正直言って、マーカーで塗るような面積ではありません(^^;

全身の丸に−のモールドはペンのインクを流し込み、表面を削って再現。

今回デカールは頭部のラインと、コクピット下にしか使っていません。
アニメ風の仕上げに・・・というのは建前で、
単にデカールを張るのが下手になっていて、断念しただけです(爆

おまけ・・・実はA、S型のヘッドも作って、
V小隊カラーのレッドラインを入れて仕上げました(^^)


一階層戻る

トップページへ戻る