篠山市西国第壱番霊場

岩谷観音

〜 救わんと 大悲のかげは 西よりも 照らす 東の岩谷寺かな 〜



観音堂

・縁起
 大化年間、法道仙人の開山による霊場です。五臺山の山号は、山の五層の岩盤が中国の 五臺山と似ていることが由来とされています。永禄年間には山内に四十九院七堂伽藍がい らかを誇っていましたが、天正7年、明智光秀の兵火にかかって、悉く焼失しました。 しかし、御本尊の十一面観世音菩薩と脇立の不動明王、毘沙門天王、薬師如来等は無事守 られました。江戸時代に入ってからは藩主松平家及び篠山城主の御帰依によって再興し、 歴代城主のご祈願所として栄えました。その後、観音堂を明治18年に雷によって焼失し たため、現在のお堂はその後の大正5年に檀信徒の奉仕によって再興したものとなってお ります。 ・ご利益  御本尊は十一面観世音菩薩です。長く「岩谷の観音さん」として親しまれており、毎月 々晦日に詣ずれば財禄を授かる(=お小遣いに不自由しない)と晦(つごもり)観音とし て信仰さています。また、毎年2月11日には、大般若会(祈願祭)を厳修しております。 受験合格祈願をはじめ、各祈願のため多くの参詣客が訪れます。 ・お堂へ入る


参道案内

観音堂は東窟寺本堂より約600m山道を登ったところに在ります。参道は比較的緩や かなハイキングコースとなっており、大人の足で20分程度の道のりです。参道中にみえ る平地はかつてのお堂跡とされています。観音堂は石垣の上に安置され、篠山市街が一望 できる景色も楽しめます。(下表中画像をクリックして頂くと画像が大きくなります)。

見所説明画像
不動の滝不動明王の石像が見守る滝です。
般若心経塔その昔、般若心経の写経を納めたお堂の跡に建立されている塔です。
参道参道風景です。
閼伽の水参道の約3分の2程の場所にある湧き水です。見上げれば観音堂の石垣が見え、あと少しといった
気分で一休み。
観音堂下広場重厚な石垣の上に観音堂が見えます。
鐘楼心願成就の鐘です。大晦日には除夜の鐘として一般参拝の方と一緒に打ち鳴らします。楼内には閻魔大王、不動明王をおまつりしています。
毘沙門堂毘沙門天王をおまつりしています。
法道仙人 観音堂裏石窟内に、当山の開祖法道仙人をおまつりしています。丹波地方の大半の天台宗寺院はこの
法道仙人が創建されております。
法道仙人像が安置されている石窟にはかつて九頭の大蛇が住み着いており、人身御供を欲し、人々を
苦しめていました。当時この地方の長者の娘がその番に当たった時、阿波の国の娘が病床の親を救っ
てもらえるならと身代わりを引き受けました。その話を聞かれた仙人は大蛇を教化し、それ以後村には
平穏が取り戻されたという言い伝えがあります。