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次回作をお楽しみに!!
それはある日の午後・・・。
「猫、もらってきたよ」
父さんがニコニコしながら言った。
僕が猫を飼いたがっていたことを知っていたようだ。
そして・・・2年の月日が流れた。
「クロロくん、どこいくの?」
クロロと名付けられたその猫は玄関の扉の前に立ち、こちらを振り返る。
「あける?」
2年の共同生活で猫の気持ちがわかるようになってきた。
クロロは散歩に行きたいようである。
「僕も一緒に行っていいかなぁ」
玄関の扉を開けながら聞くと、クロロは外にとびだし、また振り返った。
「いいの?」
僕の目を見てから前を向き歩き出す。
勝手にしろと言っているようだ。
僕も後を追って歩き出した。