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森川正彦(法則化中学太子サークル)
「パスワードの変更」など重要なメールを装い、偽のWebページにユーザーを誘導し、個人情報をだまし取るのが「フィッシング詐欺」である。今後日本でも被害が拡大することが懸念されている。インターネットを利用する上で、どのようなことに気をつければいいか、「情報教育」の分野での「ライフスキル教育」を今回提案する。授業コンテンツ(FLASH)が必要な方はメールにて連絡下さい。
www.yahoo.co.jp を表示。
発問1 これはどこのアドレスですか。
「ヤフーです」「coは企業を表します」「jpは日本を表します」
www.mext.go.jp を表示。
発問2 これはどこのアドレスですか。
「文部科学省です」「goは政府の機関を表しています」「jpは何ですか」「日本です」
説明1 アドレスを見ることで、そのページが信用できるページかどうかが、ある程度分かります。
説明2 あなたは、ABCカードというクレジットカードを利用しているとします。そのカード会社から次のようなメールが送られてきました。
いつもABCカードをご利用下さりありがとうございます。お客様のカードを安心して使用していただくため、以下のwebページにてパスワードの変更をお願いしております。一週間以内にアクセスして、パスワードの変更を行わないと、カードが使用できなくなります。今すぐ以下のページにアクセス下さい。 http://www.abc.co.jp
発問3 このページへアクセスしますか。
「アクセスする」「アクセスしない」を挙手で確認。「アクセスしない」人の理由を聞く。
「怪しそう」「信用できない」
「このアドレスは、本物のようですよ」「怖いと思う人もいるけれど、クリックしてみます」
「アクセスする」「アクセスしない」を挙手で確認。「アクセスしない」人の理由を聞く。
「怪しそう」「信用できない」
「このアドレスは、本物のようですよ」「怖いと思う人もいるけれど、クリックしてみます」
模擬Webページ@を表示。
発問4 何か気がつくことはありませんか。
アドレスバーを拡大する。全く違うアドレスが表示されている。
説明3 メールでは実際のリンク先とは違うリンクを表示させることができるのです。
自分が思っているのとは違う偽のWebページに誘導されることがあります。
こうして、大切な個人情報を盗むことを「フィッシング詐欺」といいます。
模擬WebページAを表示。
「今度は、アドレスは正しいですよね」「このページは安心ですよね」
発問5 それでも怪しいと思う人。
挙手で確認。ドレスバーを拡大して表示。
説明4 このように、アドレスバーの真上に、偽のウィンドウを表示して、本当のアドレスを隠すこともできます。
指示1 実際のフィッシングメールを見てみましょう。
封筒に入れ配布しておいたフィッシングメールを読ませる。
発問6 こういったメールが届いたら、どうしたらよいでしょう。考えてノートに書きなさい。
数人に発表させる。
説明5 こういったトラブルに巻き込まれないためには
@無視する (返信したり、リンクをクリックしない)
A親や先生に相談する ことが大切です。