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激励の原則
保護者に作品の感想を書いてもらう



森川正彦(法則化中学太子サークル)

親子の会話が生まれることを意図して、作品を持ち帰るときには「保護者に作品の感想を書いてもらう」ことを課題としている。「激励の原則」である。


保護者が子どもをほめる。その中で大人と子どもの会話が生まれる。
 それを意図して、作品を持ち帰るときには「保護者に作品の感想を書いてもらう」ことを課題としている。
 作品を家に持ち帰ると、保護者が「えっ?これ本当にあなたが作ったの?」とびっくりする。そんな作品を生徒には製作させたいと思っている。
 以下にその感想のいくつかを掲載する。

【生徒】
(1)いい作品ができてとてもよかったです。部品をはんだごてで取りつけるのがとても楽しかったです。ライトなどの点検の時に、何も問題なく完成できてとてもよかったです。またはんだごてなどでもっといっぱい作りたいです。作ったライトは家の中などで活用していきたいと思います。
(2)今回作った「あんしんライト」は作る過程がとても難しかったです。特にはんだづけが難しくて、何度もやけどしそうになりました。だから出来上がった時はとてもうれしかったです。家に持って帰ってからは、勉強するときや寝る時などにすごく使えて、作ってよかったなあと思いました。
(3)私は今回の「あんしんライト」製作でたくさんの道具の使いかたを教わりました。まずはんだごては鉄を溶かして固める道具でちゃんと手元を見ていないと、やけどや髪の毛が焼けたりします。次に、ドライバーはネジをしめるための道具で、これは、姿勢をよくして使わないと、しっかりネジがおくまで入らず、ななめになり、しっかりとしまりません。このようにたくさんの道具の使い方を学びながら「あんしんライト」を作る事ができて、とてもいい経験になりました。また機会があれば、この経験を活かして頑張りたいです。
(4)最初作る時、むずかしそうとか思ったけど、実際作ってみると、楽しくて、夢中になりました。先生の説明がとてもわかりやすかったので、うまくできました。私は、「あんしんライト」を作って良かったと思っています。いろいろなものを作って家族としゃべる機会がふえたらなーっと思っています。
(5)今回、「あんしんライト」を製作して、はんだを使う製作の時は二年生の時、初めて自分で作った物だったのでこんなふうに三年生になって使う事ができるのが嬉しかったです。最初は何に使うか分からなかったボタンはどんどん完成に近ずくうちに分かってきたり、最後のねじをとめる時は作るのが楽しくなって、完成の後使うのが楽しみでした。無事にちゃんと三つの機能が使える事ができて良かったです。

【保護者】
(1)すっきりとしたデザインのとてもいいライトが出来たと思います。半田まで自作と聞いてさらにびっくりしました。こういう製作の経験をもとに物作りにどんどん興味をもってくれたらいいと思います。「あんしんライト」は大切に家で使わせてもらいます。
(2)とてもいいモノが出来上がり感心しております。本人は少し自慢気に(笑)妹や弟に見せていました。枕もとで活用しているようです。日常生活ではなかなか使う事のない『はんだ』に苦労したみたいですが、様々な経験をさせていただきいろいろな事に興味・関心を持つことによって成長しているように感じます。
(3)色々と楽しそうに作った過程を話してくれます。そして、自分の部屋やリビングに置き、大事に使っています。私たちから見ても、楽しくなるようなおもしろグッズですね。物を作ること、大切にすること、そのことで会話がふえること、きっとお金以上の価値がありそうです。
(4)持ち帰り、どの様な物か子供に聞き、とても便利な物だとわかりました。防災用として置いていましたが、妹が「ほしい」と言う事で妹のベットに置いています。これから、色々役に立つ様な物をもっと作成してほしいと思います。不器用な、子供にしては、とても上手に作っていました。感心しました。
(5)はんだを使って自分であんしんライトを作ったのを本人から作る手順などを聞きながらいろいろ楽しく話をする事ができました。自宅でたいせつに使っています。



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