雪野山へ散歩

雪野山へ散歩
 2月は雨で中止、3月は年度末という事で参加人数(最低3人)不足で中止となり、1月以来の例会となった。 長命寺から国民休暇村へのコースで、桜もまだ残っているだろうと参加した。
 野洲で皆さんが乗ってこられる列車に飛び乗り、近江八幡へ。夜、たまに近江八幡まで来る事がありますが、昼間の景色は久しぶり。それにしても、新快速は速いので、わずか5分で近江八幡駅に到着した。
        野洲駅8:57近江八幡着9:02    近江八幡発9::10(近江バス)長命寺9:30

近江八幡から近江バスで20分程で長命寺に到着し、とりあえず、お寺をお参りをする予定であったが、階段は見上げるほどに続いており、参道の土産物屋でウロウロ。 美味しそうな「よもぎもち」を見つけ、1,2,・・5個入り、ちょうど参加人数とぴったり。 これを買おうとすると、会計のHさんから「会費から出す。」と、ありがたいお言葉が飛び出し、お参り前にパクパク。 出発前の腹ごしらえもおわり、ようやくスタート。 808段とかかれた札を見て、「まぁー、地道に進もう。」との思いにかられた。
 5分、10分と進むうちに額に汗が浮かびだす。 時たま聞こえる鶯の澄んだ声に清涼感を覚える。 30分ぐらい登って、ようやく、駐車場からの参道に辿り着く。 あと少し。頑張れ!! ハァーハァー、ゼーゼー、肩(体全体)で息をするようになる。 ヨッコラショ、ドッコイショ。  一段上げる足の重さが身にしみる。  ヤッター、登った。 休憩する間もなく、まずお参りをすませる。 
                        位 置 図                         
 しばらく休憩し、再スタート(10時半)。
山に入る道を捜すが、ドンドン下るばかり。 こんなに下がったら登り口に戻ってしまうと思う頃に、ようやく、休暇村への案内看板を見つけ、山道へ。 枯れ葉を踏みしめるガッサ・ガッサと言う音が心地よい。 「ここら当たりから琵琶湖の眺めが良い。と、ガイドブックに書いてあります。」と、案内役の当月幹事の方から説明があるが、木立が遮り、枝の間から少しだけしか琵琶湖を望むことしか出来ない。幹事さんが、「この本は約20年程前のガイドブック。 当時は綺麗に見えたのでしょう。」と、追加説明が出た。 エッー、そんな古い本を、まだ使っているの?「新しいのを買ったら。」と、喉元まで出かけたが、飲み込む俊丸であった。 この当たりから、だんだん話す元気も薄くなってきて、ついて歩くのが精一杯の状態。ヨイショ・コラショ・ドッコイショ。  「ちょと休憩しよー。」と、呼びかけるが返答がない。 岩場当たりを這うようにして登ったところで、津田山の頂上。  「ちょと、みなさん速いわー。」と、登った安堵感からぐちが飛び出した。
 頂上と言っても平地に三角点があるだけで、まわりは木立だらけ、11時過ぎでもあり、ここで昼食よりは、休暇村の浜辺で食べる方が気持ちが良いとの事で、早々に出発する。
 後は下るだけであるので、鼻歌交じりで歩けると、元気がわき出る。
 森林浴にぴったりのようなコースで、下りは本当に楽、体を上げなくてよい気楽さ!! しかし、その思いも30分程で吹っ飛んだ。左膝当たりがちくちく痛み出す。 「下りもしんどいなぁー。」と、つい本音が飛び出す。 休暇村の屋根が見えたり、消えたり、なかなか山から出られない。
1時間が過ぎた時分に、ようやく、湖岸道に出てこれ、休暇村まで後少し、桜も丁度満開。
 けっこう、花見見物の方がおられ、浜辺でさっそく爆弾おりぎりをぱくつく。
 食事が終われば、みんさん、春の日差しのもと一休み。 「ちょと寝るわ。」と言って、横になるや高いびき。 本当に羨ましいほどの神経の持ち主もおられたり、会員の方の新しい特技を発見した。
 小さいお子さんが、通りすがりに、どこから音がしているのか覗きこんでいる姿がほほえましい光景であった。
 八幡駅行きのバスは3時過ぎとのことで、ここで再びSOSを発信。 「今日は呼ばんといてなぁ。 って、言っていたやろう。」と、家内からパンチが返って来たが、「桜が綺麗よ。見に来ない?」っと、やり返す。 「うーーん。しゃないなぁ。」と、目出度く家内の迎えが来ることなり、皆さんを無事、野洲駅までお送りする事出来ました。
 快晴の桜見見物の巻きでした。 目出度し、目出度し。 ほんまー、車は楽ちん。 感謝・感謝。