山の神へのお供物

武奈ヶ岳

俊丸のおいで野洲ハイキング
武奈ヶ岳を目指して H18,9,16
 昨年12月、自転車で転倒し右足首複雑骨折の憂き目にあい、ついに俊丸もサイボーグ人間(チタンビスが2本埋まっています。)になってしまった。 いろんな方々に支えられ、懸命のリハビリの結果、今夏、フルスイングにはほど遠いが、芝生の上を歩けるようにもなってきた。 そして、山歩きにも復帰? と言うことで、当番月の企画を思案していたところ、水山会の実施日に「野洲の酒蔵といにしえの福林寺跡磨崖仏を訪ねる」、おいで野洲ハイキングをホームページで見つけた。 「全行程が約8km、居住地の事もあまり知らないのでちょうどよい。」、「途中でしんどくなっても、同じ市内。何とかなる。ひょうとして、蔵元で試飲がもあるかも?」との思いで、会員の方々に説明したところ6名の方が参加されることになった。 前日は朝から快晴、明日は雨・曇り降水確率50%。台風が近づいているので予想が大幅に狂うかも知れないと思い観光協会に問合せると、雨でも決行とのこと。 「職場で、1日違いで多い違い。また、明日は雨が降りそうですね。」と、話しながら皆さんと別れる。 「誰か雨男がいるのでは?」と思う俊丸であった。
野洲駅10:00 出発  蔵元見学  磨崖仏見学  12:00希望ヶ丘公園12:45  13:20銅鐸博物館14:30野洲駅着14:45  二部 ほほえみの湯+乾杯ビール 16:30解散 
当日目が覚めるとやはり大粒の雨、「あっあー、やっぱり雨や。」と靴やカッパに防水スプレを吹き付ける。 家内が作ってくれたうなぎ弁当をリュックに詰め、着替えを入れて出発しようと玄関を出るが、やはり雨。 家内から「駅まで送ろか?」と声がかかり、すなおに「ありがとう。」と言葉を返す。 少し早いが、皆さんを出迎えようと改札口に行くとリュックを背負った人が20人ほど集まっておられ、「今日のハイキングは賑やかになる。」と近づくと、もう。すでに三人の方が到着されていた。 集合時間の10時に近くなり、ぞろぞろ、駅を出たがやはり雨。 先ほどの20人ほどのグールプもハイキングに参加されるものと思っていたら観光協会の売店を素通り、歩いて行かれた。 あのグループは単独で三上山に登られるようです。 「雨の中、よく頑張っておられる。」と感心し、すると、今日のハイキングは・・・・・。 うわぁー、寂しい。 私達のグ−ループ6人と、個人で参加された6人の計12人。 雨の予想と台風の接近でキャンセルがかなりあったとのことでした。 ボランティアガイドの方二人の計14名で、いざ、蔵元を目指して出発。 駅前の整備された通りから中山道へ。 この当たりから雨が止み、少し、蒸し暑くなる。 やはり、古道の中仙道。 時たま、びっくりするほどの家が目に飛び込んでくる。 格子の出窓、竹で造った泥除け? ガイドさんから見学する蔵元は、今は作っておられないと聞き、がっくり。試飲はないのか? 一通り設備の案内を聞き、お歳を聞きまたビックリ。なんと、 今年80歳。 体格もご立派、聞いている者を感心させるような話しぶりに、とても、そんな御歳に見えない。 蔵の内壁は、酵母菌だらけと話しておられたので、はやり、昔から自然酵母を相手に仕事され、体の中まで自然な酵母が住み着いているからお元気なのか?と一人、関心する俊丸であった。 そして、最後に一升瓶が2本。 今は、大手メーカーに作ってもらっていると自社ブランドのお酒を出して戴いた。 こちらのお酒が美味しい。 そっちも美味しい。
一同、ワイワイ・ガヤガヤ。 ここでも、女性の参加者の方が、積極的に試飲されているような感じ。 俊丸はぐい飲みお猪口で2杯半。 ほっぺの当たりがポーと熱くなり、心地よい感じ。(お酒は弱いですが飲んでみたがり。)そぞろ歩きで、磨崖仏を見学し希望が丘へ。 もう十年近く経つのでしょうか? 一山燃えた田中山を左に見て、一直線のアスファルト道をひたすら登る。 それほど急な勾配ではないが、アスファルト道なのか結構きつく感じた。 登りきったところに市の配水池があり、後はくだりの階段が希望が丘への進入道路へ続く。 大変眺望のよい下り道である。予定時間どおり、正午に希望が丘公園に到着。体育館前で分かれて昼食。今回の当番役として、「
気を使って隣のレストランで缶ビールを売っていますよ。」と、呼びかけるが返事が返って来ない。 逆に、会長さんから「途中では飲まん。」と、お叱りの言葉が返って来た。 ちょっと、飲みながら食べたら美味しいのにと思いながらお茶で喉を潤す。 12時45分に希望が丘を出発し、最後の見学地の銅鐸博物館を目指す。 みなさん、昼食をすまされ、元気が回復したのか、歩く速さが違う。 野洲市で日本一大きい銅鐸がでたとか、ゴロゴロ24個も見つかったと学芸員の方から一通り丁寧な説明を受け、博物館を一巡り。 弥生時代にこのような薄い銅鐸を作れる技術があったなんて、すごい事だと感心する。 この技術が、奈良の大仏様など数々の仏様を次の時代に作り出したのであろう。野洲駅には3時前に到着。 と、言う事で1部のハイキングが終わり、2部の始まり始まり。
駅前のほほえみの湯につかり、ジョッキーで乾杯!。

ボランティアガイドの皆さん大変お世話になりました。俊丸も入れるかな?

                           本日の行程図
森を歩き、歴史を学び、お風呂につかってビールを飲んで、1年ぶりの山歩きの会。本当に楽しい1日になりました。 しかし、約8Kmの道のり、少し物足りない思いにかられた1日でもありました。 こんな1日に、お付き合い戴きましたみなさん、ありがとうございました。 次回は頑張って歩きたい(登りたい。)と思っています