2003年8月6日 -水曜日-
 昼前に出発。今日は「牽引二種」の試験、一回目なのであります。もう何ヶ月乗ってないんだろう?方変なんて完全に忘れています。通るわきゃ無いんだけど、何かヒントが残ればなぁ。っと。
 ちょっと早めに出たとは言え、渋滞には勝てず・・・めちゃ焦る。そしたら事もあろう事か、高速の降り口を間違えてしまう。をいをいをい・・・すぐ折り返しまた高速に乗ってダッシュ。ギリギリ間に合い事なきを得る。この小心者の性格・・・どうにかなりませんかね?
 さて今回二種は二人。おいらは二番目。なんといきなり最初の方が合格してしまう。うわ〜すげぇ。
 さておいら。椅子の位置調整のレバーすら分からずあたふたしていると、試験官に笑われてしまう。「あんた一種持っとるんやろ?」って、これは関係ない気が(^_^;)
 さてもう足はガクガク・・・マニュアル車に乗るのは、種子島でバスに乗って以来。いきなり右ウィンカーを忘れて出発してしまう。もぉ〜ほんとむかつく。さて方向変換。教習所以来・・・ここで奇跡が起こる。真っ直ぐではないにしろ、一発で収まってしまう。思わず試験官に「完了しました」と言うのではなく、「これでいいですか?」って言ってしまう(笑)試験官も半笑いで「ええよ。はよでーな。」と・・・あはは。いやぁ・・まじ良く入ったもんだ。
 さて次はS字。はい、ここでチョンボ。ちゃんと見計らったつもりだけど、ハンドル切るのが早すぎて左後輪乗り上げてしまい、そこで終了となる。う〜ん・・・方変で燃え尽きた?試験官曰く「切るのが早すぎる」と。でもまぁ・・・・もっと突っ込むのかな?えぇ・・・わからん。
 さて停車後、また世間話に花が咲いてしまう。
 「こんな免許(牽引二種)いらんやろ?」
 『でも、何か資格が欲しくて。失職したんで。』
 「でも、こんなん取っても乗れる車あらへんで。あんた一種持っとるんやろ?
  バスには乗ってるんか?」
 『いえ、乗ってないんです。長時間運転すると酔っちゃうので。』
 「それはめずらしいな。俺も横乗ってると酔うんやけどな。
  (って、あんた試験官やん。)」
 『・・・見込み有りますか、今再試験迷ってるんです。』
 「まぁうちは幾らでもかめへんけど。普通方変でみな難儀するんや。
  それが出来てるんやからいけると思うけどな。」
 と、こんな感じ。う〜ん、今回も良い方で良かったです。が・・・・次の予約を取ると、9月1日だった。まるまる一ヶ月空いちゃうのね。もぉ〜こんなんばっかりや。まじ他府県で受けようかなぁ。誰か住所変更させて(笑)


2003年9月1日 -月曜日-
 全く眠れず。今日「牽引二種 二回目」の試験なのです。
 と言う訳で門真試験場へ向かいます。
 さて試験・・・・今日は牽引二種は三人もいました。私は三番目。前二人は残念ながら不合格でお帰り。
 さて私の番。牽引の難関「方向変換」なんですが、初回偶然にも一発だったんですが、今回は・・・・はまった。一度目二度目と前過ぎました三回目で真っ直ぐ決めるも、出口ギリギリに寄せすぎ。出る時左リア乗り上げないように・・・って思って運転したつもりでも、やっぱり少し乗り上げてしまい、そこでお帰りとなる。う〜ん・・・でも今日は下手すぎた。方変で三度もやり直しするなんて。
 と言う訳で、試験官さんにも「今日で終わり。諦めます!」って言って試験に臨みましたんで、そのまま再試の申し込みをせずに門真試験場を後にする。もう来る事はないだろうなぁ。週に何度も試験受けられたらまだまだ挑戦していたのかも知れないけれども・・・私のような鈍くさい人間には、この長期間の試験間隔は耐えられませんでした。はい。
 と言う訳で、私の門真試験場挑戦は「大特四回」「牽引二回」「大二一回」で終了となりました。


2003年9月30日 -火曜日-
 今日は早朝より「牽引二種」の試験なのです・・・が・・・寝過ごした!朝の6時半に起きる筈が、気付いたら7時半・・・あぁ・・・ダッシュで家を出る。思いっきり飛ばして何とか間に合う・・・はぁ。
 さて、新ノ口初の牽引車。「牽引二種 三回目」ちょっと乗りづらいなぁ・・・・S字は門真より簡単。問題は方変。う〜ん・・・全然決まらない。なんなんだろうなぁ・・・?ちょっと駄目。落ち込むなぁ・・・・やっぱり教習所で練習した方がいいのかなぁ?結構起きあがりが遅いのよ。機種によって違うんですよねぇ・・・う〜む?
 とりあえず10月の7日に大特、牽引は9日に再試験。門真と違って結構連続で受けられるのはやっぱり嬉しいですね。


2003年10月9日 -木曜日-
 本当に・・・あかんたれ。
 今日、牽引二種の試験なのですが、全く眠れない・・結局一睡もしないまま試験場へ。ほんとに小心者だなぁ。「牽引二種 四回目/新ノ口 二回目」
 しかしまぁ・・・新ノ口の方変って門真より難しくない?車体の曲がりが何か違うし、方変の道路幅も狭い気がする。まぁ・・・私が下手なだけなんですけれども。
 今日は余りの体調の悪さで、車じゃなく電車。滅茶苦茶時間掛かるのよ・・・試験はやはり方変で捕まった。今回は試験官に色々アドバイスを貰うも、どうも・・・・見えない。大特は何か見えた気がしたんだけど、牽引は何も見えない・・・こうなったら辛い。くじけてしまいそう。
 結局今日はポケットに入る事すら出来ず終了。次回予約をせずに帰路に。このままじゃ何回やっても一緒だし。
 今日、他の車の見学をしていると、一人の方が声を掛けてきた。その方も大阪在住の住所変更受験者だった。結構いらっしゃるようです。あぁおいらだけじゃないのね。少し罪悪感から解放されたわ。


2003年10月20日 -月曜日-
 夕方前から、明日の試験対策として初めて某練習所に牽引の練習をしに行く。
 しかしまぁ・・・凄い場所に、凄い設備(悪い意味で)であるんですなぁ〜(と言ったら、どこか想像付く方もたくさんいるでしょう。)
 1時限40分の集中練習。場内は走る事もなく・・・(走れるのか?)直線バックと方変の練習を行う。ちと牽引車古すぎます・・・クラッチめっちゃグラグラ。ミッション入らない・・・が、そう言ってもられないので練習有るのみ。う〜ん・・・こういうのは感覚しかないのよねぇ・・・・試験車両で練習する訳にはいかないので。指導員も言ってたけど、新ノ口の車両はほんと凄い曲がるのが早いのでとにかくゆっくりした方がいいみたい。何度かしてるうちにポケットには入る様になったけれども、さて、試験車で角度をキープ出来るでしょうか・・・無事方変出来ても、後の走りは大丈夫なんでしょうか・・・・
 しかしね、ほんとすげ〜練習場ですねぇ。指導員も煙草吸いながら、ドアの外に立ちつつ説明・・・でもね、的確よ〜流石です。良い意味でも悪い意味でも面食らいました。ここで大特や大型二種まで教習するっていうんだから凄いねぇ。鋭角どこでするんだろう・・・?あるのかな?


2003年10月21日 -火曜日-
 早朝起床。今日は「牽引二種技能試験 五回目/新ノ口三回目」です。
 全く・・・見えていません。言い訳になるけど、曲がりが違うんだもん・・・今までの牽引車と・・・
 さて、早速試験。もう試験官さんとも顔なじみ。今日は今までと違うコース。初めに指示速度通過、二種なんで馬鹿程踏む。まぁ、その辺は問題ないんだけど、やっぱり方変。決まらない・・・なんやねん一体!?
 最後はまた試験官さんの言う通りに練習させて貰ったけど、今までと違う方法なんだよなぁ・・・一度じゃ覚えられん。
 このままじゃ通らん。
 家に帰って、大型二種の時に練習した「尼崎ドライブスクール」へ電話。何時間か練習してみようかなと。金もなくなってきた・・・・


2003年10月23日 -木曜日-
昼から、「尼崎ドライブスクール」へ。久しぶりだけど・・・・めっちゃ綺麗になってる(笑)改装したんだよね。
 大型二種の時に教えて貰った方が今日の担当。まずはご挨拶。早速牽引車の練習。ここの牽引車も少し長く、新ノ口とは違うんだけど、そんな事を言ってられないしね。
 しかしね・・・大型二種の練習の時もそうだったんだけど、教え方に「汎用性」が有るというのか、「応用性」が有るというのか、ほんと・・・旨い。「角度がここでキープ」とか「このマークが来たらハンドル二回転」とか・・・普通の教習所ってそういう教え方するのよ。でも、ここの教官は「どんな車でもそうだけど、操作に答えなんて無いから、その状況に応じた操作をするしかない。」と言った感じ。
 別に宣伝するつもり無いけど、「尼崎ドライブスクール」で習えば、絶対に上手になると思う・・・近所なら、牽引一種をここで取りたかった。ここで何時間も練習したら、大抵の牽引車なら乗りこなせる様になると思う。
 が、一時限乗っただけでは私の様な鈍くさい奴には身にならないのですよ。あぁ〜〜〜。


2003年10月28日 -火曜日-
昼から、「牽引二種 六回目/新ノ口 四回目」技能試験です。
 いつもの試験官さん。もうすっかり顔なじみ。「この前方変、何かつかめた?」って・・・全然つかめていません・・・。さて本番。また方変です・・・前回よりも車体を折らない様に注意しつつ注意しつつ・・・・起きあがらない。何故だ??う〜ん・・・・・・言っている間に回数終了・・・・
 今回も最後に試験官さん誘導の方変講座。確かに私よりもさらに折らずに入れてますね。う〜ん・・・・う〜ん・・・・もう頭の中ぐっちゃぐちゃ。
 「大型持ってるから、車幅とかは分かってるみたいやけど、方変やなぁ・・・・まぁ、予約して帰って。」と。次も一週間空いて来週の火曜日午前中です。辛い・・・辛い・・・不合格でも、せめて方変をクリアしたかった。


2003年11月4日 -火曜日-
睡眠改善薬飲んでも緊張でなかなか眠れず・・・情けない。
 早朝起きて出発。
 「牽引二種 七回目/新ノ口 五回目」技能試験です。
 結構道も空いていて、試験場には早めに到着。試験場内をウロウロしていると、どこからか「おはよう」と声が掛かる。あ、いつもの試験官さん。「練習してきたん?」って言われたけど、『インターネットで色々調べてきました〜』とお答えしました。
奈良県 新ノ口運転免許試験場 牽引車試験車両 もう二度と乗る事はないでしょう。  コースはもう覚えているんだけど、実際今まで全て方向変換で終わってしまっているんで、牽引車で走った事無いんですよね、情けない。だから念の為コース内を歩いて確認。今日こそコースを走りたい。するとコースの方向変換の所に試験車が止まっていたので色々写真を撮ったり。あぁ忌まわしい試験車(^_^;)
 さて試験の申し込みをして待合室へ。いつもお会いする方がいたのでご挨拶。こういう雰囲気が良いですねぇ。今日は牽引二種は私一人。一種は三人の合計四名。この四人。今日は後で凄い事が起きます。
 まずは大特一種の試験。今日は一人だけ。残念ながら不合格で終了。そのまま大特から牽引へ試験車を入れ替えられて、遂に私の番。とにかく・・・とにかく方変です!。
 『宜しくお願いしま〜す。』と、今日朝お会いした試験官さんに再び挨拶をして乗り込みます。「方変だけやなぁ・・・その他の運転は問題無いから。頑張って。」と言われ、慎重に出発。
右折進入S字です。  まずはS字。まぁこれは問題有りません。ミラーをポールに沿わせる様に走れば良いですよね。さて、次が方向変換・・・・
新ノ口の牽引車方向変換専用コーナー。  もうイメージ通りにするしか有りません。まず、コースと牽引車を平行に。車体から左50センチ程開けて。そして運転席から見て、荷台とポケットの奥と揃う所で停車します。ここで、この試験官さんはいつも下車して採点します。他の試験官さんは下りないんですけどね。
折れるの速いよぉ〜気を付けてね。  ではここでハンドルを右に一回転。そしてゆっくりバックしていきます。そうすると荷台はハンドルとは逆に折れていきます。ここで止める所なんだけど、荷台の赤丸と牽引車の青丸の所が重なる付近で止めます。
 ここでハンドルを真っ直ぐにし、さらにバックしていきます。そうすると荷台は更に折れていきます。荷台の赤丸と牽引車の緑丸が重なる付近で止めます。
 ここでハンドルを左一杯に回します。そうやってバックすると、牽引車は起きあがってきます。荷台の赤丸と牽引車の青丸の所が重なる付近でまた止めます。
 ここでハンドルを真っ直ぐにし、さらにバックしていきます。そうすると荷台はまた折れていきます。荷台の赤丸と牽引車の緑丸が重なる付近で止めます。
 ハンドルを左一杯回します。そうやってバックすると、牽引車は起きあがってきます。このまま我慢我慢・・・・すると、うまくいけばすぱっと真っ直ぐポケットに入る・・・・かな?これが新ノ口の牽引試験車で私が体感で得た方変方法なんですが。はい(^_^;)
 やっとまともに方変が決まり停車措置。ニュートラルにしてサイドブレーキを引きます。運転席から試験官さんに指で丸印をして愛想を振りまく(^_^;)試験官さんが乗り込んできて、「よう我慢したなぁ。あそこで止めてたらまたあかんかってんで。それでいいんや。じゃ、試験続けようか。」となる。では初めて方変の所から右折。再びコースへ出る。思った通り方変以外は乗りやすい牽引車ですね。右左折は大型と一緒。荷台の後輪をコーナーに沿わせる様にすれば問題無し。踏切・・・何と鳴ってる(笑)鳴り終わるのを待って左右確認。ローギアで踏切内で変速せずに、中央寄りを渡る。
指示速度区間。新ノ口は50キロ。  最後は指示速度。ギアをガンガン上げていく。終了地点ではバックミラーで後方確認後、ポンピングブレーキで減速。このポンピングブレーキするしないで減点があるかどうかは知らないんだけど、後方への警告という意味で必ずしろと教習で教わりました。実践した方が良いと思います。
殆ど、「5」番発着点を使用します。  そして停車措置。左と前を白線の30センチ以内に寄せ、(荷台は曲がっていても大丈夫。)エンジン停止。後方確認して下車。表から試験官に結果を訊きます。開口一番「長かったなぁ〜(笑)。交通法規通りの走りもちゃんと出来てるよ。合格。」その言葉に思わず前屈み・・・『有り難う御座います!』と言って待合室へ戻ります。あぁ・・・・本当に長かった。本当に・・・。
 待合室で待機の方に祝福され談笑。そうすると、某有名免許関連のHPの製作者の方が声を掛けてきてくれた。どうも前から私の事を知っていたらしい(^_^;)その方も含めて色々お話。
 で・・・・最初に言った凄い事というのは・・・・今日、牽引受験者四名、全員合格。め、珍しいぃ〜。みんなあっさり方向変換決まるのね。おいらが"へたれ"過ぎたんだなぁ・・・・そのうち一名の方、一発合格・・・す、すげぇ〜〜〜。
「小型特殊」「普通二種」はもう埋まりません。フルビットには興味無いっす〜。  早速みなさんで手続き。その時点数を確認した・・・85点でした。いや〜満足満足(^_^;)そして写真を撮って免許発行。ついに・・・念願の「運転免許証コンプリート」です。「小型特殊」と「普通二種」は、下位免許の為もう埋まりませんが、やっとです・・・本当に長かった。
 思い起こせば失職して「3月2日」の大型一種教習から始まり、苦労した二種学科試験。門真試験場の雰囲気に呑まれ胃痛が治まらず、生まれて初めてプロペラ機に乗って種子島合宿。試験実施間隔の長さに参り、新天地奈良県新ノ口での受験。乗りやすい大特車に感動し、牽引車の方向変換に悩まされ・・・ようやく取得です。ほんと長かったですが、肩の荷が下りた・・・感じです。さらば奈良県。さらば新ノ口。さらば試験場〜〜!。