季節の話題 2001年9月1日更新


---夏の富士山登山記---
まあ、何とか山頂まで行き、ご来光を拝んできました。

7月31日昼前。大阪を出発して、西名阪、名阪国道、東名阪、東名で富士宮市を目指した。のんびり走っていたため、富士宮新五合目に着いたのは、午後8時前。そこで夕食を取り、仮眠を取った。仮眠を取っている間に、雷が鳴り出し、雨もちらほら。午後11時出発を早めて午後10時過ぎ、山頂に向け新五合目を出発した。真っ暗で、雨の中の登山にもかかわらず、登山者が多く、富士登山の人気の高さに驚かされた。新五合目を出発して暫く行くと新六合目が見えてくる。最初はこんなに近いのかと思ったが、次の新七合目までは、かなり辛かった。暗闇の中、雨に打たれながら、足もとの瓦礫は柔らかく足を沈めてしまい、なかなか登りにくい状況が続く。新七合目。そして元祖七合目小屋へ。ここで3000mを越えることになる。当然、周りに木もなく火山砂と岩ばかりの風景である。この辺りから、雨も上がり、合羽を脱ごうと思ったが、寒くて脱げない。8合目まで来ると雨も上がり空いっぱいに星空が広がった。鳥居を越えたところで、どうしても眠たくなったので、登山道から少し離れた岩の上で、休憩がてら少し寝た。さらに、九合目。寒いので、合羽の下にトレーナーを着込んだ。小屋に掛かっている温度計は10℃を切っていた。8月1日午前4時ごろ、空も白み始めた頃、九合五勺についた。もうご来光には間に合わないと思っていると、小屋の女将さんが、「今日のご来光は、四時四十五分。普通に登れば、ここから20分で山頂。急いであがれば充分間に合う」と言われ、一口水を飲んだだけで慌てて最後の急坂を登り始めた。この急坂には、たくさんの登山者が登っていたので、先行者を待たず、抜けるところで抜いて喘ぎながら山頂を目指した。午前四時二十五分。山頂到着。剣が峰からだと、ご来光が山陰になりそうなので、須走口登山道方向へ周った。たくさんの人がご来光を待っていた。<つづく>








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