オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草)
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Last updated on 2002/07/23 


 2000年5月に平芝(那波野)の墓地からとんび岩に登ったとき、道ばたに見かけない草が生えていました。うしろめたかったのですが、持ち帰って育ててみました。7月になって下の写真のような花が咲きました。茎と同じ薄緑色の、一見地味な花ですが、よくよく見るとなかなか面白い形をしており、私は五重塔の先端の水煙を連想しました。

 図鑑や検索エンジンで調べて、ラン科ツレサギソウ属のオオバノトンボソウだろうと推定しました。「世界の植物(朝日新聞社)」には写真は無く、『オオバノトンボソウは、ツレサギソウ属の中では最も一般的で、浅い山の林などによく生え、花の形がトンボに似ていて、茎にひれがあることや唇弁が基部で広がっている点で分かりやすい』とだけ書いてあります。ツレサギソウの仲間には違いないと思いますが、オオバノトンボソウかどうかは、今一つ自信がありません。

【2002年7月23日追記】

 自宅で鉢植えにしている株は、持ち帰った年は花をつけましたが、昨年、今年と小さな葉を出すだけで花柱が伸びてくれませんでした。来年は栽培条件を変えてみるつもりです。写真の3枚目は、今年(2002年)岩屋谷公園から天下台山へ登るハイキングコースで撮ったものです。

(写真はクリックすると大きくなります。)


00/07/10


2000/07/10


2002/07/17
天下台山


 

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