ススキ(薄/芒)
Since 2002/09/26


 オバナ(尾花)とかカヤ(茅)ともいいます。茅葺き屋根のカヤです。日本中いたるところに生えている多年草です。ススキを知らない人はほとんどいないでしょうが、図鑑を見るとオギ(荻)というよく似た植物があり、これとの判別はなかなか難しいようです。「山渓ポケット図鑑」には、「オギは、ススキのように株を作らず、小穂にはススキのような芒がなく、基部に小穂よりはるかに長い銀白色の毛が密生しているので、穂がふさふさしている」と書いてあります。私には見分ける自信がありません。

 ススキというと、当地(兵庫県相生市)周辺では「砥峰高原」が有名ですが、今回は手近なところをご紹介します。下の写真のうち上段の4枚は、JR相生駅の東方400〜500mの線路脇で、2002年9月22日に撮ったものです。

 下段の4枚は、私の生家の庭に父が植えたシマススキです。葉に白い横縞があるのですが、写真ではよく分かりません。撮影は昨年(2001年)の9月22日です。穂先の様子を見比べると、上段の写真と大差があります。これは上段が「実(み)」で下段が「花」の時期だからです。

(写真はクリックすると大きくなります。)


 

「花便り」に戻る

メールはこちらへ
tonbiiwa@gmail.com