ネズミサシ(鼠刺し)
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Last updated on 2005/01/06


 針状の葉が鋭くとがっており、ネズミの通り道に置くとネズミが痛くて通れないというところから付けられた名前だそうです。「ネズ」ともいいます。盆栽の世界では「杜松(としょう)」と呼ぶようです。祖父には「ムロマツ」と教えられました。加工性が悪く産出量も少ないので、用材には使われませんが、脂(やに)が多くて水に強く、腐り難いので、我が家では農業用の杭やハザなどに使います。

 下の写真はいずれも、天下台山で撮ったものです。同山には、頂上に限らず全山どこにでも、目につかないところがないくらいたくさん生えています。他の樹木が育たない岩場でも、くぼみや割れ目などに根を張ってがんばっている株があります。そのような株は、立ち枯れかかった幹から新芽が出ていたりして、見るからに盆栽向きです。

 (写真はクリックすると大きくなります。)


2001.12.14


2001.12.14


2001.12.14


2004.12.23


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