人の足跡

路上の、蝉だったもの。
蟻が少なくなって蝉の死骸が長く放置されているんだとも聞きます。
吉田町はたたら製鉄の町として歴史ある町並みが保存されている地域。
日本刀の製造にはたたら製鉄が欠かせないので、島根県では今でも細々と続けられているそうです。

夏の日差しとパラポラアンテナ。そもそも夏というのは地球の自転軸の傾きによって日照時間が以下略。
裏方なのであまり有名ではないですが、ハレー彗星探査も「はやぶさ」もこのアンテナがあってこそ。
ほんとでっかいよー。このアンテナで、あの日差しの向こうまで通信するんですねぇ。
ハレー艦隊のためにこんなでっかいアンテナを山の中に作った当時の技術者達の凄まじさには圧倒されます。

有名な大崩のロックシェード。
あまりに崖崩れし、構造物でガチガチにガードしてあったはずが、非常識な崩落で押しつぶされたという凄い場所です。
糸静線の西側の地形が織り成す、親不知と並ぶ東西日本の分割点ですが、それはこの難所ゆえに人の往来が少なかったためでありましょう。
それでも道を通したい人間は、ああやればこうやる、海上橋という手段でこの場所をパスしたのでした。

廃線となっている中央本線旧線の立場川旧橋梁。
このあたりは田切(といっていいんですかね？)地形で、なだらかな平地の間にやたらと深い谷が多く、この橋もそんな谷を渡ります。
トラスのごつごつとした構造がシルエットにするとよく浮き出ます。

堤体上のでっかい構造物。
ダムといえば黒部が有名ですが、佐久間ダムも凄いですよ。重機もろくにないのによくこんな大きなのを作ったなぁと。
スケールの大きなダム上の管理棟(？)を眺めて、燃えていた頃の日本に思いを馳せるのでした。