風景写真(1)


 

 

 

撮影場所 : 竹生島 撮影日時 : 04年11月13日または14日

初っ端から、没写真館の名前を潰す「当たり」の写真を載せてみる。
竹生島という島は琵琶湖に浮ぶ島で、寺以外何もないところだ。
なんとなく小旅行したくなって、北に行けば紅葉が始まってるだろうかと思ったのは覚えている。
で、結局全然紅葉はなく、徒労に思いながらとりあえず帰りの船まで待つことにした。
お寺を参拝して周囲をうろつきまわっていると、鳶が飛んでいるのが見えたので、その場で適当に撮ったのがこの一枚である。
それが現像してみるとこんな出来で、最初は「この写真、何処で撮ったっけ」とか思っていた位。
中学校で写真部に入部してからやたらと評判になったことを思えば、写真に嵌るきっかけになった一枚と言っても過言ではないだろう。
ちなみにもう一枚別な構図で撮ろうかと思ったが、フィルムは丁度終わっていて巻き上がらなかった。

 

 

 

撮影場所 : 八坂神社か円山公園の池 撮影日時 : 06年4月1日

まるで置き物のように微動だにしない鷺と噴水。構図はよかったのだが、何分色が酷すぎた。
ネガではおかしい事ないので取り込みのミスだとは思うのだが…と思ってやり直してみた。こう暗くては、致し方ないか。
なお差し替え前。どちらも結構頑張って補正済み。
八坂神社へは桜を撮りに行ったのだが、これもまた少し早すぎ、満開の桜を見ることは出来なかった。
そうやってぶらぶらと歩いているとこの光景が目に飛び込んできたので、これまたその場でシャッターを切った。
ちなみにフィルムには余裕があったのでもう一枚撮ろうとしたが、今度は鳥に逃げられた。
このページでは、一枚目の写真やこの写真のように、静寂を感じる写真でまとめて見たいと思う。

 

 

 

撮影場所 : 東尋坊 撮影日時 : 06年6月24日

晴れてるからと言って、遠出をしようと親が言い出したのがそもそもの始まりで。
夕日を撮りに行こうと言いだしたのに、季節を忘れていたのが次の不幸で。
夏至近い日に海に沈む夕日を見ようと思ったら、19時半になってしまっていた。
写真はこれまた大分修整をかけたので、なんとか「らしく」見えていると言ったところ。
撮影したときは余り気にしていなかった一枚だが、今では小説「亡国のイージス」の扉絵のようだな、と思う。

 

 

 

撮影場所 : 東尋坊 撮影日時 : 06年6月24日

群青の空を越えて…これは何か違う。やがて飛ぶ蒼穹の果て…これも違う。
一枚目の写真以来、鳶が居ると撮ってしまう癖がついたようだ。そして困った事に、鳶は日本の其処彼処に居るのである。
お陰で大分ムダなシャッターを切る羽目になってしまっているのだが、やっぱりこういう写真が時々出来上がると、また鳶を撮ってしまう。
逆光と鳶との組み合わせは、何処にあっても物悲しげで、ついシャッターを切ってしまう。
その所為で大失敗をしてしまったこともあるのに、どうやらこの癖は治りそうにない。

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