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    本




ああ、私とは違う人間が確かにいる

思考の断絶について思う


私は愚かだ



違う、ということの

解釈の仕方に未だ迷っている


豊かな果実であり底深い渓谷であり


爽やかな透きとおる風であるそのこと



他者性の中には


希望のゆるやかな光が埋もれている

 

このときはW.ハイゼンベルクの「部分と全体」
(原題 der teil und das ganze)を読んでいました。
なんとなく借りたのですが、ほんとに良本。
オットー・ハーンがウランについての発見をし
1945年に原子爆弾が広島・長崎に投下されますが
戦争中の科学者の責任とは何か、戦争とは何か、
時代背景も含め、改めて考えさせられました。
「政治的破局における個人の行動」という章だけでも
読む価値はあると思います。
朝永振一郎の滞独日記(「量子力学と私」に収録)
と合わせて読むとリンクしていて興味深いです。