2010年 9月
ふと思ふ他の土地にて暮らすこと
夕凪にマイナス思考の月曜日
現実が吾の足元を照らしたる
満月に立ち尽くしたる現実を見よ
夏深み新芽の色の淡くある
処暑過ぎて暑さを処すること為らず
夜も更けて猫の喧嘩の眠り妨ぐ
一房の葡萄自然のつくりたる
秋雨の降り出したるまだ薬雨
夕散歩腕にふはりと蜘蛛の糸
高い空何かできそうな気がして
もう少し踏み入りたいか秋の月
秋初め曇り或いは何もない空
ブログ読むあなたの時間が流れ込む
朝は広い私の頭を突き抜ける程
ほつとする考え事や祖父と恋
けさの秋人生のリズムもこのように
残照のまた新しく待つ日かな
待ち時間ぽかりと浮かんだ月のよう
古ることの年を経てこそ重くある
ふっくらとやはらかき手の赤子かな
失恋を越え友人はうつくしくなる
木漏れ日のさしたる先を待つ日かな
秋風に朱を添へたる彼岸花
東京にて
祝日の衆院議院静かなり
赤門の意外と大きく見ゆるかな
下車多き霞が関にひとは住みたり