2000年11月17日

「イズスミに初めて弄ばれた日」

当日、天気は雨。雷も鳴り出す始末。
前日、声かけた知人に断られ一人で行くことに。
朝まで、どこへ行こうか悩んでたが、TELしたら、船が出ると言うので、周参見へ。
雨は本降りに・・・、お客は少ない。(当然やろ) 
が、波はある。(これも、天気図から当然) 
が、どこかで竿をだせるだろう・・・、と。

周参見到着。
波はある。まあ、しゃあない。
こんな天気やから他にイシダイ釣りの人が一人だけ。
船頭さんが船着けた磯は白島。
安全な白島でも波あるので地方よりに釣り座をかまえた。

撒き餌をして足元を見ると、でかいボラが。 
『オイオイ、雨が多いからこんなところまでボラきてるで』
で、釣り始めてしばらくして、30センチオーバーのグレをGET!
 『おお、ええグレおるやん!』 しめしめ。
しばらくして、さっきより、少し小さいグレをGET! 『今日は、イケルデ』
ほどなくして、ウキが気持ちよく入り、合わせる
 なんじゃ、こりゃあ!?
引く引く。頭はパニック。レバーブレーキ付きのリールなのに、手で逆回転。
トホホ。そんな調子なもんで、あえなくサヨウナラ。
イズスミか!?  
3号ハリスを4号に変えようか、と、思ったが、
デカイ奴がそんなにくるとも思えず、3号のまま、仕切りなおし。
また来た!
今度の奴は、走る走る。そして、ウキといっしょにサヨウナラ。

 薄暗い時、ボラやと思ってたのは、偏光グラス掛けてよく見たら、
60センチ超!のイズスミ。
撒き餌に何匹も寄ってくる。
普段なら『喰うてこい!』だが 、『一番デカイのが、喰うてきたらどうしよう』と、少し怖かった。
 こうなると、4号に変えな仕方ない。
またまた来た!
 今度は4号や!
見えてる奴を、足元で掛けると、下へ突っ込むー! 
竿先が海につかりながら耐えたけど、針が折れたあ!

 いつもは予備に、3号の竿・道糸5号を巻いたリール・5号のハリスを持ってるのに
この日に限って、2号の竿・道糸3号を巻いたリール・4号までのハリスしか持ってない。
もう来んかも知れん
けど、まだ終りやなかった。 次の奴が、一番デカカッタ。
足元へ突っ込まれ、竿先が海へ、そこで耐えると、竿の半分が海中へ。(大袈裟じやなく)
勝負になりましぇん
こうなりゃ次は、走りきらせて勝負! 
のはずやったが、次の奴に、走りきられた。
全然、止まらん。ウキごと、サヨウナラ。
この後、もう1回切られ、計5回で午前の部終了。

 喰いが遠のき、イズスミも見えなくなったのでハリスを3号。
さらに、グレを釣ろうと2.5号にしたとたんに、
またまたまた、来た
当然、アカン。
また、4号に戻すと、まだ来るかぁ。
くそっー、ええかげん止まれよ!
と、叫びながら釣りしてる自分が・・・。 

結局、7回来て1匹もとれず。 
グレは28〜35センチを4枚釣ったけど。
イズスミ、1匹はなんとかしたかった・・・。

 レバーブレーキ握りっぱなしだったので、手がイタイイタイ。
とにかく、釣味は堪能できた1日だった。